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プロサーについて知りたい方へ 1年4ヶ月続けて、感じたことをまとめました
お久しぶりです!
プロサーに入って1ヶ月ほど経った時にプロサーをオススメする理由をnoteに書きましたが、それから早いものでもう1年3ヶ月!
もうすぐプロサー15期生の募集が始まるそうなので、プロサーに入るかどうか悩まれている方に向けて、1年以上プロサーをやってきて感じたことをまとめました。
「プロサーのカリキュラムがよく分からないけど、大丈夫?」
「本当に力がつくの?」
「私にプロサーは向いている?」
と思っている方の悩みを、少しでも解消できればいいなと思います!
自己紹介などは前回のnoteを読んでいただければ嬉しいです。
プロサーの募集頻度について
わかる範囲で過去募集時期をまとめてみました!
14期までは大体2ヶ月に1回くらいのペースで募集があったのですが、14期以降はしばらく募集されていませんでした。
・10期:2020年1月
・11期:2020年4月
・12期:2020年6月
・13期:2020年8月
・14期:2020年10月
今回は約1年振りの募集になります。
これまでも募集のたびに「次回はいつ募集になるか分かりません」とアナウンスされていて、それでも2ヶ月に1回募集がありました。
だから、今後も定期的に募集されるのかな?と思っていたので、こんなに期間が空くとは思っていませんでした。
なので、もし悩まれている方は「次にしようかな」と思うのではなく
「今、どっちにするかちゃんと決断しよう!」
という気持ちで考えることを強くおすすめします!
プロサーのカリキュラムについて
プロサーのカリキュラムの詳細は非公開ですが、プロサー生のツイート投稿や過去noteで公開されている範囲でまとめてみました!
・PHP
・Cake PHP
・Laravel
・DB設計
・SQL文
・GitHub
大きな特徴としてエディターはVimです。
しかも、プロサーで用意されたサーバーにログインして、受講生ごとに用意されたディレクトリ配下でコードを書いて提出します。
「VSCode使いたい!」
「Finder使いたい!」
と何度思ったことか、、、
慣れるまではVimやターミナルで作業するのが、本当に苦痛だと思います。
でも、実務での環境構築やエンジニアの方とのやり取りに非常に役に立っています。
プロジェクトに入ったら「リポジトリ招待したので、README読んで環境構築してください」と言われると思いますが、そこでとても役に立ちました。
実際に受注した案件でREADMEを見たところ、Dockerでの環境構築が必要だったのですが、Dockerは全く勉強したことがない状態でも、30分ほどググって環境構築できたのは、プロサーでの経験のおかげです!
さて、このカリキュラムを見ると
PHPしかないけど、大丈夫なの?
という不安が頭をよぎりますよね。
結論からいうと「大丈夫」です。
あくまで、私の経験上ではありますが。
私は他のスクールに通っていたこともあってプロサーに入る前から、JavaScriptを勉強していました。
プロサーに入ってからはJavaScriptは全く書いていなかったのですが、プロサーの課題を進めてから久しぶりにJavaScriptを書いたら、以前よりも理解して書くことができたんです。
プログラミングはざっくりまとめると
・データベースからデータ取得して配列に入れる
・配列からデータを取り出して画面に表示する
・画面に入力されたデータを配列に入れる
・配列からデータベースへ更新する
の繰り返しです。
言語によって書き方が違うだけなんです。
だから、PHPで徹底的に学べば他の言語でも応用できます。
実際にプロサーにはPHP以外の言語でインターンや実務をされている方もいらっしゃいます!
他のスクール、Udemy、書籍とプロサーの違い
たくさんのオンラインスクールがありますし、手頃な価格で良質な情報が手に入るUdemyや書籍もたくさんあります。
それらとプロサーの違いを考えてみました!
1.課題文を読み込んで、仕様に落とし込む力がつく
プロサーでは課題が出されて、コードを提出し、合格したら次に進むことができます。
難しい課題は「このサイトを参考にしてください」とありますが、ほとんどヒントはありません。
そして課題も文字だけで、おそらく実務を想定した書き方になっていると思います。
課題文をみた瞬間は「え?これどうやるの?」って一瞬固まるのですが、何度も課題を繰り返している、「自分で細かいタスクに分割して、どうやって実装するか構想を考える」ということががだんだん身についてきます。
2.合格後に他の方のコードを見て、実際にプログラムを動かすことができる
課題に合格すると他の方の合格コードを見ることができます。
そして、実際に動かしてみることもできます。
これがめちゃくちゃ勉強になるし、おもしろい
合格コードを見ると
「同じ課題なのに、こういう画面になるんだ」
「あ、これってこんなシンプルに書けるんだ」
という気付きがあります。
特に勉強になるのが不合格のコードです。
合格の場合はレビューが「オッケーです!」だけのことが多いのですが、不合格の場合は不合格の理由がちゃんと書いてあるんですね。
なので、
「こういう書き方はこういう理由でダメなんだ」
ということが身に付きます。
さらに、不合格になった方が修正して合格になったコードまで見ることができるのが、とても勉強になります。
自分の経験だけでなく、人の経験の分まで成長できるイメージです。
プロサーのカリキュラムで素晴らしいと思ったところ
課題は文章のみ、ヒントなし、というかなり厳しめのカリキュラムですが、プログラミング初心者の方でも課題を進められているのは、プロサーの課題の一つ一つがスモールステップに分かれているからだと思います。
どういうことか、具体例をあげますね。
プロサー課題の最初の山場が「PHPで掲示板を作る」課題です。
プログラミング初心者の方にいきなり「PHPで掲示板を作ってください」という課題を出したとしたら、どうでしょう。
多くの人が挫折しますよね。
プロサーでは「掲示板作成」の課題までは、全て掲示板作成に必要な知識やコードの書き方を細かく分解したものになっています。
単純にそれまでのコードを組み合わせたらできるものではないですし、実際に掲示板作成の課題で長期間止まっている方も多いので、簡単な課題ではないです。
ただ、これを乗り越えれば「ある程度のものなら、ググって自分で書ける」という自信が持てるようになると思います。
課題は難しいですが、いつでも質問できる環境があるので、それらの制度を活用すれば、課題を進めていくことができます。
基本は質問掲示板があるので、そこに質問を投げればプロサー生または運営の方から返事があります。
(プロサー生といっても、課題を全て終えて現役エンジニアとして活躍されている方もいらっしゃるので、回答の質は担保されています。)
また、毎週日曜日の朝にZoomで質問できる時間があります。
私も利用させてもらったことがあるのですが、Zoomで画面共有できるので伝えやすいですし、とても丁寧に回答いただけました。
プロサーに対して不満に思っていること
ここまでプロサーの良いところばかり書いていますが、正直不満に思っていることを書きます!!!
1.30代子持ち女性はターゲットじゃないんだろうな・・・
私の被害妄想だと思われればそれまでですが「30代子持ち女性におすすめです!」とは言えないなーと思っています。
一番プロサーのメリットを享受できるは「東京近郊に住んでいる 20代 独身 身軽な方」だと思っています!
オンラインイベントは21時以降の遅い時間。
オフラインイベントも土日で都心がメインです。
プロサーでは案件の紹介やいろんな面白い話があるのですが、基本的には30代子持ち女性はターゲットではなさそうだと思っています。
過去にそういった背景に配慮をしていただいて「子連れでもOK」という企画もあったので、全く配慮されていない訳ではないです。
絶対数が少ないので、全体のメリットを考えれば仕方ないことだとは思っていますが、この機会に思い切って書かせてもらいました!
※追記です!(2021.9.17)
このnoteをきっかけにプロサー内で女性向けの企画が立ち上がりました!
私は「30代子持ち女性は少ないし仕方ない」と思っていたのですが、むらっしゅさんから「全然仕方なくない。言ってもらわなければ気づけなかったので、本当にありがたい。気づけなくて申し訳ない」と返信いただきました。
私は、社会に出てから「女性だから」「子どもがいるから」と理不尽な思いをたくさんしてきました。
最初は抗議したり、状況を変えようと動くこともあったんですが、取り合ってもらえない、逆に「扱いにくい人」というレッテルを貼られて、状況が悪くなることばっかりだったんで「仕方ない」って思うようになっていたんです。
もっと早く言えばよかった!言ってみてよかった!
2.一定数課題が全く進んでいない人がいる
プロサーの会費は非公開なので詳しくは書けないですが、決して安い金額ではありません。
もちろんプログラミングで転職に成功すれば、すぐに取り戻せる金額ではありますが、特に若い方や所帯を持っている方には、捻出するの大変な金額だろうと思います。
にも関わらず、全く課題を進めていない方や、ある程度進んでいて止まっている方が、一定数います。
課題を進めるのは個人の能力、やる気、環境の問題でもあるので、不満というか「こんなにお金払ってるのに、いいの?もったいないよ。」という老婆心という方が大きいかもしれません。
私も何度がメンターをさせてもらったことがあって、その時に、課題が止まっている方がメンティになったことがありました。
なんとか課題を進めてほしいと思って、Slackで声かけをしたのですが、全く効果はなく。。無力でした。。。
これに関しては先日発表があり、プロサーが小島有史さんというコーチングのプロフェッショナルの方と契約され、プロサー生は追加料金なしで小島さんのコーチングが受けられることになりました!
(個別なのか集団なのか、希望者全員なのかなど、どんな形式になるかは、まだ発表されていません。)
私も先日小島さんのオンライン講演に参加したのですが、とてもパワフルな方で、理論に基づいたメンタリングをされているという印象を受けました!
2時間のオンライン講演でも、得られたものがとても多かったので、かなり期待しています!
まとめ
プロサーを1年以上継続して感じたことをまとめてみました。
プロサーに入るかどうか悩んでいる方の役に少しでも立てれば嬉しいです!
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
もし他にも聞いてみたいことがあれば、TwitterのDMでメッセージいただければ、回答できる範囲でお答えします!