旧吉岡家住宅 春の公開
日本画家・吉岡堅二のアトリエや作品が、5月24日(金)~26日(日)の3日間、午前10時~午後4時に公開された。会場は東大和市清水の旧吉岡家住宅で、国登録有形文化財に登録されている。
吉岡堅二は1906年に東京本郷で生まれ、戦時中の1944年に西東京市東伏見からこの地に転居して、1990年に83歳で亡くなるまでの47年間、東大和市に住んだ。
会場ではボランティアによるガイドツアーが行われ、参加者は熱心に吉岡堅二を偲んでいた。園内ではボランティアによる和紙の染め物の催しも行われ、つつじ、桜、お茶で作った色水を和紙に染み込ませて、オリジナルの作品創りを楽しんでいた。
吉岡家の母屋の木材の組み立てには、下野桁(げやげた)と呼ばれる木材をつなぎ合わせる工法が使われている。宮大工の技の捻竿鯱(ひねりさおしゃち)の技法らしい。母屋の縁側には、文化財ボランティアの一人が作成した下野桁の模型が展示されていた。分解模型でその工法を紹介しよう。
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