17、星(大アルカナ)解説
17、星
大まかな意味(正位置の解釈)
静かな青色の夜空を背景に裸身の金髪の女性が2つの瓶の水を湖面に、そして陸地に注いでいます。彼女の頭上には金色の大きな星が1つ、そしてそれを取り囲むように白く小さな星が7つ(合計星が8つ)瞬いています。遠くに見える山も他の大アルカナカードに比べて平らかで、背景に見えている丘と木に留まっている鳥はこれから来る朝を告げる鳥です。このカードは願いが叶うウィッシュカードとも言われているカードで、願望の成就や輝かしい才能を示すカードです。理想や希望を強くもち、静かに夜に思いを高めるようなニュアンスも持ちます。純粋で汚れのない希望や目を見張るような才能を暗示するカードです。
★意味:希望や才能が強い状態、理想を高く掲げている状態、天から降ってくるような癒しが得られる状態、静かな状況で遠い憧れに目を向けている状態、純粋な心で祈っていた願望が叶う兆し
★人間関係/恋愛上の意味:ロマンチックでピュアな気持ちで相手を見つめていること、精神的な絆や理想を共有する面で相性のいい組み合わせ、雰囲気や感受性の共有を絆のメインとする組み合わせ、芸術家や宗教家や芸能人同士の組み合わせ、稀なケースでは魂のつながりがあるとしか思えないような精神性の高い絆
逆位置
逆位置の星は、正位置とは反対に、希望が失われてしまっているように悲観している状況を暗示します。無気力になり、高すぎる理想や間違った理想に届かない自分の身を嘆いているようです。悲観的な気分に襲われてしまい、夜が明けないように思ってしまうか、その夜すら明けて欲しくないようなひたすらに鬱々とした悲哀を感じる状態になってしまっています。
★意味:希望や才能があるにも関わらずそれに目を向けられずに悲嘆する状況、鬱々と泣き暮らすような心境、怠惰で無気力になってしまっている悲しみの情が強い状態、機会を逃すことや与えられたチャンスに気づかないこと
★人間関係/恋愛上の意味:片思いが報われないように思える悲しみに暮れる状況、相手を見ずに自分の理想とばかり独り相撲を取ろうとする状況、新しい人と出会いたくても中々チャンスが巡ってこない状態、自分の理想や希望が叶わないことをひたすら悲しみ嘆くような状態
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