19、太陽(大アルカナ)解説
19、太陽
大まかな意味(正位置の解釈)
まっすぐこちらを見つめてくる黄金の太陽が光線を放ち、ひまわりが画面いっぱいに咲いています。ひまわりの花冠を被った裸の子供が赤い布を纏い、白馬に乗ってこちらに向かってきます。黒い壁は「塔」の倒壊や「月」の不安を後にした明るい境地を暗示しているようで、楽しく明るく未来に向かって進んでいく非常に力強いイメージを受けるカードです。白馬は神なる力と前に進んでいく力の強さを、冠を戴いた赤子は祝福を受け天真爛漫に、楽しく前へ進む愉快な心を、絵柄全体で力強く自分のやりたいことをやることを後押しされているイメージがあります。
★意味:非常に楽しく物事に取り組める状態、障害を障害とも思わずに進んでいける状態、自分の本能や意志に従うことを後押しされている状態、天の助けや求心力を得て進んでいける状態
★人間関係/恋愛上の意味:情熱や遊び心や愉快さをもって関係を進めている状態、楽しくて仕方がないが得るものもある状態、無邪気に相手と関わっていながら関係における力が強い状態、笑いや楽しさや友情をベースにした絆が強く発展性が強い関係
逆位置
逆位置の太陽は、不満や怒りが溜まっている状態、一時的に楽しくない状況が訪れて進む力が弱まっている状態を暗示します。また、過度な楽観や、足元を見ずに進んでしまっているような状態を暗示することもあります。いずれにせよ、太陽の圧倒的な恵みやゴーサインに一時的に翳りが見える状態なので、楽しかった状況が落ち着いてしまっているからと言って、じたばたせずに前向きにありたいものです。「太陽」が出ている以上は進む力や楽しさ、遊び心を潤沢に持っていることは事実なので、その純粋さを持ち続けたまま、子供っぽくなり過ぎず進めるときに一気呵成に進むのも良いでしょう。
★意味:恵まれた状況に一時的に翳りが差すこと、遊び心のある楽しい状況が訪れず塞ぎ込んだり怒ったりすること、過剰な楽観や現実を弁えない楽しさなど
★人間関係/恋愛上の意味:相手に対して一時的に不満が溜まっている状態、自分も相手もわがままに自分勝手になってしまっている状態、欲求が噛み合わず楽しくない状態、(連続して出る場合)どうしても楽しめない状況が続くこと
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