20年あたためてきた不思議なお話し。「星に願いを」①
これは今から20年前にイギリスに訪れた時に
起きた本当の話しです。
タマはイギリスに住む友達と一緒に
午後のお茶を楽しむため
古い建物の素敵なカフェに入りました。
お茶とケーキをいただきながら
会話を楽しんでいると
小さな女の子が近づいてきました。
あまりにも可愛い女の子だったので
その時のタマはニコニコしながら
その女の子のことを見ていたように思います。
小さな女の子は
タマたちのテーブルの近くまで来ました。
そして
タマたちに向かって
こう言ったのです。
“please give me money“
(お金をちょうだい)って。
その時、タマは自分の身体が凍りついたような
物凄いショックを感じたのを覚えています。
ほんのわずかな時間ですが
真っ白な何も考えれない
思考がストップした感覚、
時間が止まったような感覚
周りの音さえ入ってこないような
そんな感覚の中にいたように思います。
友達が少し大きな声で
小さな女の子に何か声をかけたのが聞こえて
タマは我に返りました。
テーブルには美味しそうなケーキや
飲み物が並んでいます。
子どもなら
それを欲しがってもいいはず。
なのに何故
お金だったんだろう。
その疑問が、ずっと心から消えませんでした。
楽しい旅を終えて、日本に帰りました。
タマは、その女の子のことを
思い出すこともなく
慌ただしい日常を過ごしていました。
それから3年ほど経った、ある夜
タマは何故か寝付けず、
ベッドの上でゴロゴロしていました。
その時に
ふと、その女の子のことを思い出したのです。
そしてまた少し胸が苦しくなりました。
今、ここでタマが
その女の子のことを、いくら考えたところで
何もしてあげれる事なんて無いはず。
考えるのをやめよう!と
何度も頭から消そうとしましたが
どうしても思い出してしまいます。
そんな事をしているうちに
眠ってしまったのか
それとも起きたままだったのか
分かりませんが
タマの目の前に
映画のスクリーンのようなビジョンが
映し出されてきました。
ベッドで横になりながら
ちょうど大きなスクリーンを前に
映画を観るような
そんな状態です。
驚いて見ていると
そのスクリーンに
あの時の小さな女の子が現れました。
そして驚くことに
それからタマは映し出された物語を
観ることになったのです。
その物語を ここに書いていきます。
最後まで物語を見たタマは
沢山の愛を受け取ることになりました。
そして最後に
この物語が
いつか絵本になるといいなと思い
タイトルをつけました。
そのタイトルが「星に願いを」です。
もう20年経ちます。
人に話すことは何度となくありましたが
文章にして書くとなると
上手く書けずにいました。
20年前にはインターネットで
ブログを書くなんてことはしていなかったので
原稿用紙を沢山買ってきて
書いては捨て。を繰り返していました。
星に願いを。
上手く書けるか分かりませんが
今日から少しずつ、ここに書いていこうと
思います。
⭐️無料記事なので、
良かったらシェアしてください。
子どもたちにも読んでもらえたら嬉しいです。
では 続きをお楽しみに⭐️
きっと皆んなの心に願いが叶う魔法を
届けられると思います。
愛を込めて。
奥田珠紀