訪日インバウンド向け 豆腐作り体験@京都
訪日旅行者向け体験で人気の豆腐作り体験
うちの人気体験の一つに、豆腐作りの体験がある。
https://exp.wow-j.com/en/tokyo/cooking/1000047/
「ゼロから簡単にミキサーで作れる無添加豆腐作り体験」という事で大人気。
豆腐って、欧州や欧米ではビーガンフードとして人気。アジアでは元々豆腐料理はたくさんあるとの事でかなり認知されている日本の料理の一つ。
でも、海外の豆腐は豆腐の豆の匂いがあまりしなかったりするから、日本にきてみんな豆腐の美味しさにびっくりするとの事。
それを家庭で作れるなんて!という事で人気みたい。
その人気豆腐体験を是非京都でも作りたい。
訪日旅行者向けに豆腐作り体験をやってくれるホストを探すところから始まりまった。
果たして京都のお豆腐屋さんはインバウンド体験をやってくれるのか?
京都のお豆腐屋さんって、何年もの歴史ありきが普通。100年でやっと「老舗」って言われるようなところが多いそうだ。
そしてほとんどのお店は家族経営の為かなりの多忙。朝3時起きで、お昼までお豆腐作りの作業。お昼からは売り出し。
検索で出てきた京都の豆腐屋さんリストに電話かけるも
「あーうちは家族経営で忙しくてね。そんな時間は無いんや。」
「外国人?ちょっとうちには無理かな。日本人でもそんなんやってへんし。」
「体験とか取材とかは他からも声かかるんやけども、全部断ってんのよ。」
10件電話かけて、全敗。。
そして検索しているうちに、京都豆腐協会というものにヒット。
電話をかけてみると、受付の人が。
「体験?うーん。。京都の豆腐屋さんでそんな事やってくれる所いないと思いますよ。小さく商売やってはる人が多くて皆さん忙しいですよ。」
バッサリ断られる。
こうなったら、、
飛び込み営業。
京都の街を自転車で回る事にしました。
でも今思うと私が体験ホストさんと出会う時っていつもそう。一年前、東京にいた時も、まじで地域とか知らないなりに
侍体験が作りたい。
剣が売ってそうなのは、浅草?
剣はお土産屋の偽物ばかりだった。。あ、浅草の包丁屋がある。
包丁屋の店長の元仕事先に殺陣をやっている夫婦がいるらしい。
連絡先を教えてもらう。体験を作る事になる。
街を練り歩いて、出会う人に紹介してもらって紹介してもらってやっと手繰り出してた。
自転車に乗って、豆腐屋を探す。
私が住んでいる西陣のエリアは老舗が多い。本当に古くからの街並みが残っているエリア。
最近でこそゲストハウスができてきて、外国からの旅行者もちらほら、見えるようになりましたが、本当に日本人でも訪れた事が無い人が多いのではないかな。
大徳寺というお寺のそばに大宮商店街という商店街がある。
わいわい賑やかな商店街、ではなくて。
ノスタルジックな感じがする、商店街。
商店街を上っていくと、その中に小さな豆腐屋さんがありました。
Google Mapにも載っていないお豆腐屋さん。
おもてには、お母さん。
お父さんも、出てきた。
私)「訪日旅行者向けに豆腐作り体験したいんですけど、一緒にやって頂けませんか。」
お父さん)「何やそれ、旅行者は豆腐なんか作ってオモロイんか」
「俺なんかに教えれる事なんもないて」
「外国人相手?俺、英語喋られへんで〜」
私)「東京で人気なんです。京都でもどうしてもやりたくて。」
そんな会話をやりとりしている間、
横で会話を聞いてたお母さんは、ニヤニヤ。私に耳打ち。
お母さん)「お父さんな、新しい事やるのにはいつも弱気やねん。
姉ちゃんそれ、せっかく面白そうやから、今の間にほら、もっと押して説得しぃや。」
お父さん説得を続けていると、お父さん、
「ほんなら、何時からやんの?」
「やるなら、しっかりやらんとな。豆腐作りのどういうところが面白いと思うんか、教えてくれ。」
ありがたいことに、その場でYESをもらい、豆腐体験やる事になりました。
その後、体験のリハーサルをしました。
で、できた体験がこちら。
https://exp.wow-j.com/en/kyoto/cooking/1000217/
リハーサルが終わり、お母さん、「ご飯食べてくか〜」と。
お言葉に甘えて上がらせてもらいました。(お母さん本当に優しい TT)
ガハガハ笑って、お父さん。
「昔はな、店も忙しくて毎日朝2時起きやったんやけども、もう、年もあれやから早起きできへんねや。7時頃に遅起きして、昼頃には昼寝してる。」
福井屋さんは本当に、7時に起きて作業をしてらっしゃるので、
8時くらいに店に行くと、出来立ての熱々豆乳を頂けるそうです。
***
私たちがこだわる、インバウンド向け日本文化体験
私たちの体験を通じて、日本文化を知ってもらうのであれば、
どうせならば、その道だけ貫いて生きてきた玄人職人をホストにしたい。
私たちのサービスではここに拘りが強いです。
ただ残念ながらそのような職人さんは英語が話せる人がほとんどいないんです。
だから私たちは「TOMO(トモ)」と呼ばれる英語と日本語が話せる
ホストとゲストの言語や文化の壁を取り除く役割の人間を体験に送っています。
(TOMO = 友達、またお供をするのトモでもあります)
妥協しない。
観光商材としての体験ではなく、日本文化を現地の人との体験を通じて、体感して、知ってほしい。
そんな思いでやってます。
次はどんな体験作ろうか ^^
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