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食べろ!生存優先!食事事情inフランス 動画でたどるコンポステラへの道④
サンティアゴ・デ・コンポステラ巡礼の旅。歩きでがんばるならばリュックを背負って歩くことになります。私は以前から使い慣れてるmont-bellの35ℓで行きました。
必要物資を詰めて、水筒も入れると10キロ近くなります。ドイツ人の男性など体の大きな人は50ℓリュックを背負ってスタスタ歩いていますが、それは私には無理。缶詰やら保存食やら持って歩くのはしんどい、基本的に現地調達でした。
私自身、毎食をレストランに入れるような予算感ではなく、外食のないような村も経由します。歩き旅は食事を確保することが最大の楽しみ&課題となてました。まず食う=生きることを考えようや、という話になります。
印象的だったケバブのカフェ
この日は日曜日でした。小さな町のレストランは地元(フランスの農村)の人たちがいっぱい。異国人の私は入りにくい。ここだけ、他にお客さんはいない。カウンターの中のお兄さんが、イスラム教の礼拝動画を店の中で大音量で見ながら作ってくれました。
そして安いしおいしい、口に合うという感じかな。カウンターの上に写真付きでメニュー表があるから、「あれ」Ça(サ)でいけちゃう。ケバブカフェに入ったのはこの1回だけでした。
レンチンごはんのやりくり
@tamakinamicamino 20230727 #voiedetours #caminodesantiago フランス国内巡礼路 スペイン巡礼 歩き旅 #晩ご飯
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フランスでは(スペインでも)ガスで調理する巡礼向け宿泊所は90日間で1か所しかありませんでした。
ほかはすべて電気での調理です。人手が無い宿泊所は電子レンジのしか備え付けていないというところも多かった。この宿泊所は予約したときから「電子レンジしかないよ」としつこく伝えてくれていました。
入ってみたら、食器もコーヒーカップとグラスしかなかったので、スーパーで買い出しのときはチンする海鮮パエリアを買いました。携帯カトラリーは持参してました。ここで電子レンジモノを学びまして、電子レンジの食事は「よほど他に選択肢がないときだけでいいな」という味でした。
フランスでの宿泊施設のあれこれは私のKindle本から
コスパ最高 巡礼宿マダムの晩御飯
自分以外が作った晩御飯が本当にありがたいといものだ、とも感じる毎日でした。この動画の巡礼宿は地域の運営する「自然公園」的なところの夏の家が巡礼宿泊所を兼ねていました。前後にお店もないので、この宿では食事付で予約しました。動画にもあるけれど朝夕がついて宿泊費30€です。管理をしてるマダムが作ってくれた晩御飯でした。いわゆる民宿の食事に近いと思います。ロゼワインとチーズ、牛肉です。美味しかった。同宿でドイツの若い女性が二人いましたが、彼女らはヴィーガンということで、このステーキ部分がポテトでした。同じ値段です。
フランス旅行といえばもちろん名物食べ道楽も楽しいですが、私は体調維持をして歩き通すことが目的ですので、まずは「ちゃんと食べる」「食べる状態を確保する」が目的。電子レンジでも、なんでも食べられるときに食べる巡礼の旅でした。