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スペイン巡礼で辛いのは「雨」in フランス 動画でたどるコンポステラへの道①

32年働いた会社をやめて、フランス・パリを7月に出発して、スペイン・サンティアゴ・デ・コンポステラまで90日を歩いた2023年。帰国後、AmazonKindleで体験を発表して、就職活動をして、ありがたいことに働き口がある状態で2024年を終えられています。

これが1巻です。AmazonKindleで発売中

現場で撮りためた動画の整理をしてますが、とにかく90日分ありますので、焦らずに振り返りながら楽しみながら配信にして、私にとってあの旅は何だったのかな~と考え続ける毎日で答えがないまま2025年になっちゃたけど、次の長い旅までにそれがわかればまあいいか、です。
どんな旅だったの?と尋ねられてお話する機会もいただいたのですが、実感を持っていただける説明もできてないなと思っていまして動画を利用しながらまとめて行きます。

よくある質問① 雨の日はどうするのか

私はスペイン・コンポステラ巡礼を行く前に四国八十八ケ所を歩いていますが、そこで教えていただいていたのが、巡礼宿は基本的に連泊をしないさせない、修行的な意味合いもあって歩き続けるもんだ、という意識でした。コンポステラ巡礼でも公式的な巡礼宿は連泊は無し。ベッドの権利は次の巡礼者に渡していく、こちらは互助的な意味合いが強いように私は感じましたが、そうなると雨だからの理由で連泊は無し。だってそ巡礼手帳(クレデンシャルを持っていれば10€~15€程度で泊まれますから、そこに連泊されたら、棲みついてしまうような不適切なことも無いわけではない。雨でも歩く、どうしても嫌なら商業宿(ホステルやドミトリー:ちょっとお高い)に泊まるしかないが、何十日もとなるとそんなことも言ってられない。
動画を振り返ってみると、雨をグチっている自分が出てきます。

フランスの国内のコンポステラ巡礼路は、フランス人でも知らない人がいるというこもあり、現地の人に会うことは少なかった。またフランスは超巨大農業国で巡礼路は畑の中を突っ切っている。というか、農村から農村へ歩いていくような日々でした。バスの便数は少なく、雨宿りをするところもない。農村に商店やカフェなどを期待する方が間違っている状態。朝、巡礼宿を出てしまえば、次の巡礼宿に着くまである意味”あきらめて”進むしかありません。

四国の雨といえば、台風の通り道ですから絶望的な降り方になって、足摺岬や桂浜では泣きそうな思いをしたものですが、フランスの夏の巡礼路での雨は一日に数時間で降って、数日続くことが多かった。それで雨具や衣類が乾かない日がつらかった。夕方に着いて急いで乾かしても干せない。

雨が酷すぎてバスに乗ってしまった日もありました。

雨でも自分自身のご機嫌を取るしかないのだなと、自然に抗ってもしょうがないと教えてくれた巡礼路の旅でした。


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