【スペイン巡礼路番外編⑤】アキコ…味覚の原点は父母
私のスペイン巡礼の旅『~フランス・パリからスペイン「北の道」歩いて1300キロ~サンティアゴ・デ・コンポステラ 90日間おばちゃん巡礼記』)の途中で、日本から来てくれたのがカナコとアキコの二人。
アキコさんは、スペインの体験に着想したおみやげ菓子を発売しました。
(番外編④はこちら)
「北海道バルナッツ スープカレー味」
なお、 この日の写真撮影はカナコさんです。
ワタシ:アキコさん、いつもおみやげ商品をあさってるんですけど、スペインでも行ったじゃないですか、おみやげ屋さん。ああいうところに行くとプロの人、おみやげ作りのプロはどういうことを観点におみやげ屋さんに行くんですか。
アキコ:日本で「作ったら良さそうなもの」を探してる。それは世界中どこへ行ってもそう、沖縄行ってもそう。この間も台湾行った。アレでコレできないかな?みたいな。
ワタシ:そう。へー。
アキコ:こういうクッキーにこういうもの挟むんだ~、とかさあ。
ワタシ:はあ、はあ。
アキコ:収穫がない時もある。だから、お土産を見てるというよりは、そこの街で流行ってるお菓子屋さんとかに行きたいの。台湾でもすごいいっぱい買ってきたし。
スペインでは意外とそんなにお土産なかったね。
ワタシ:うん、意外となかったかもね。
アキコ:お菓子の伝統的なものが多くて、やっぱり生のお菓子が多かった。だけれども、気になるものはパッと買った方がいいなって。今回のように後々デザインとかのヒント(←【番外編③】でスペインでハーブティがデザインのヒントになった話)にもなるし、無駄なことは1つもありません。ということで、 これ、スペインのバルのピンチョスもある。
ワタシ:そんな風に見てるんだ。アキコさんは、お料理も上手で、味も敏感で、食べることも大好きだけども、それを培ってきたのは何だったと思いますか。
アキコ:それはね、うちの親のおかげですよ。父は、ケンタッキーフライドチキンから七面鳥やエスカルゴまで教えてくれたし、母は毎年七面鳥焼いてくれたり、いろんなお料理やお菓子を作っててくれるから。もちろん和食もね。そのおかげだと思う。
お料理上手って言ってくれたけど、そうじゃなくて、料理本を読むのが実はすごい好きなことに気づいたの。今までに少なくとも300冊以上買ってるから。
ワタシ:そんなに買ってる。
アキコ:読書が趣味なんだけど、それは、多くが料理本なの、実は。
ワタシ:レシピ見て、なんとなく味は想像できちゃう?
アキコ:食べたいなと思うと、付箋をつけておいて作る。だから、味の引き出しったら変だけど、組み合わせとかそういうのがあって、商品開発の場合にあれとあれで、こうしたらどうかとか。
ワタシ:あーなるほど。はいはい。
アキコ:あと普段から、お店見るのが大好きだからさ、スーパーや商業施設とか、見たり聞いたり食べてることはやっぱ全部仕事になるよね。その情報量が多いかも。好きだから。
ワタシ:だから、やっぱ好きなことをね、仕事にできた。でも、だんだんとで、初めからそうできたわけじゃなくて、だんだんとそっちの方に自分で寄っていって、自分が好きだったことを仕事にできるようになってきた。
だから、ゴールが最後は自分で作れるようになったわけで。いちばん初め、起業した時点は、いまみたいに作るんだなんてことは全くでしょ。
アキコ:最初は「お客様視点アドバイザー」だった。作るというよりは女性のお客様はこういうニーズがあるからもっとこうした方が買いたいと思うっていう提案。
ワタシ:じゃあ、その辺の経験値が、全部この商品の中に一回集約されて。
アキコ:今時点で結構ね。今回は箱の商品にしたかったけど(←【番外編③】)別の機会でまたトライしたい。
「北海道バルナッツ」はやっぱカナコにも(いま写真を撮っている)最初の頃から味見してもらってたし、タイによく行っていた友達も、美味しいナッツやお土産を買ってきてくれてので食べてもらいたいと思ってる。沖縄の旅や今回のスペインの旅もヒントになっているし。だから、友達に捧げる、じゃないけど。やってる自分も楽しいし、なんか思いがこもるかな。
ワタシ:自分が友達との思い出で作ったものであったとしても、それが流通に回ることによって、 同じような思いを渡すことがまたずっと繰り返されて、「北海道に行ってきたよ」って届けられるわけだから、非常にいい。シェア。
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アキコさんのお母様には子供のころからお世話になっています。お料理もお庭づくりもおしゃれも上手なすてきなお母さま。いつまでもお元気で。
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