オススメのなろう長編

30万字以上の作品です。

わたしは基本せっかちで早く結末を知りたいのでどうしても短編〜中編を読む事が多く、10万字くらいだと3時間しないで読める文字数なので合間を縫って一日一作品読むくらいのペースが楽。

長編は続きが気になって、面白い作品だとホント読み続けて睡眠時間が犠牲になりがちです。堪え性ないから。


そんなわたしが睡眠を削って読んだ面白いオススメ作品を紹介します。



・バスカヴィル家の政略結婚(柴崎ふじ子様)

富豪の娘ソフィアは13歳で家族を失い爵位を継いだクヴィン・バスカヴィルの婚約者になる。クヴィンと良好な関係を築きたいと思うソフィアにはある秘密があった。自分の家族の死の真相を追うクヴィンとソフィアは心を通わせるが、クヴィンは失踪してしまう。

この作品に出会ってなければ、ここまでなろうにハマって無かったのではないか?と言う作品です。ミステリと恋愛とファンタジーのバランスが本当に素晴らしく読み応えがある。ソフィアの一途な想いと、クヴィンの選んだ未来。ミステリ要素では手に汗握る展開で、恋愛要素では胸が締め付けられる。自粛期間中に2日に分けて読んだのですが、読了時の達成感が凄い。是非皆様に読んでいただきたい。



・Babel(藤村由紀様)

大学生の水瀬雫はある日おかしな穴に吸い込まれ異世界へと飛ばされる。魔導士エリクとともに元の世界に戻る手段を探す旅に出る。そしてその内疑問が生まれる。何故異世界人の雫とこの世界の人間の言葉が通じるのか。そして雫は無事元の世界に帰れるのか。

100万字超えと言うなかなかの大作なのですが、読了達成感が凄い。ポツポツと出てくる伏線が後半どんどん回収されていく爽快感。そして、本編では匂わせ程度な雫とエリクの気持ち。サラッとしていて恋愛に行きそうで行かないのでそこは余り期待しすぎない方がいいかも。恋愛要素は作者様のサイトにある番外編を読むとかなり補完できます。「言葉」をモチーフにこの話が何故babelと言う題名なのか、読んだ後になるほどなぁとなる。



・死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから (※ただし好感度はゼロ)(六つ花えい子様)

大商人の娘オリアナには公爵家嫡男ヴィンセントと言う恋人がいる。一途で優しく非の打ち所がない彼との日常はこのまま続くと思っていたのに、17歳の春、二人は原因不明の死を迎える。気付けば7歳にしに戻っていたオリアナは、今度はヴィンセントを死なせないため奮闘する。彼が前の人生を覚えていなくても。

六つ花様の作品もホントどれも好きで、惚れ魔女とか聖女シリーズやその他中短編も、なろうにない書籍のものも全部読んだんですが、読み応えということでこの作品をオススメします。主人公2人の恋模様もドキドキハラハラするのですが、ミゲルとの関係や、ヤナ・アズラクその他クラスメイトたちの恋もいい。話数は多いですが、1話はそこまで長くないのと文章が読みやすいので思っているよりサクサク読めるとおもいます。



・異世界出戻り奮闘記(秋月アスカ様)

かつて異世界から召喚され巫女としての役目を果たしたハルカ。護衛のノエルに恋をし、元の世界に帰る時に告白するも振られる。無事帰還してから一年半後、再びハルカは召喚されるが前回とは異なり雑木林に落とされ誰も自分を召喚していない様子。頼るあてもないハルカはさっさと帰りたいけど帰れない。

異世界に出戻ったハルカが事なかれ主義だった前の召喚時とは人との関わり方も行動も考えも違う。割り切れない現実に対するハルカの気持ちと、でも人と関わりでどんどんこの世界を好きになっていく気持ちにとても共感しやすくてそこそこ文字数あるのにどんどん読めてしまう。またヒーローノエルも良いヒーロー。読後感が爽やかなお話です。



・運命の恋人は期限付き(小鳩子鈴様)

画商の仕事をしているフィオナは地味顔男爵家令嬢。同じく男爵家三男で幼馴染のノーマンとの縁談が秘密裡に上がってることを知るが、将来は叔父と仕事で外国に行きたいと思っており彼の事も友達としか思えないためなんとか縁談を回避したかった。そんな時参加した夜会で恋愛も結婚も後向きな伯爵家嫡男ジャイルズと知り合い、縁談避けのため2人はシーズン中だけの期限付きの恋人を装う事になる。

恋愛物にどっぷり浸かってきゅんきゅんしたい!!って方にオススメな作品です。ジャイルズは物語当初からフィオナが特別なのに全然自覚ない。自覚ない男の悋気っていいですよね…。ミステリ要素も絡みつつ、基本は2人の恋愛がメインで、ジャイルズが選んだ未来っていうのも従来の価値観とは異っているのもいい。とにかく本当ときめくので、その辺不足してる人は是非すぐ読んで!


死にプロだけは連載当初から毎日追っかけていたのですが、他の作品は集中して一気に読みました。毎日追うのは凄く楽な反面、伏線を忘れて行くという…。六つ花様はエタらない、全部書いてから上げてるって知ってるから毎日追えたけど、連載追って完結しなかったらっと思うと完結していない作品を追うのは個人的には結構勇気いります。


ちょっと時間かかったけど、オススメ作品をなんとかざっくりとでも纏められて良かった。

また今週読んだものを纏めていけたらと思います。


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