スキビについて語るの巻 ACT282
発売日12時過ぎたので!
ネタバレ含む感想をつらつらと書き殴ったものを公開します!
長いです。気持ちが溢れ過ぎて長くなりすぎました。
今回、ホントとっても好きな話でした!!
個人的には先月からハグのひとつやふたつ、ちゅーのみっつやよっつくらい来て欲しいんだよ〜!!!
って思ってたんです。
が。
そんなものはなかった…
しかし、心情面での満足度がパない!!
2人の想いが通じ合ってエレベーターを出た後、気持ちがついて来ず身も心も風船みたいな状態で、蓮の口から出る事にホイホイ頷いてしまう危険性しかないと思考混乱してたのに、「どこにいても大切な人は作れない」という蓮の言葉を思い出してキョーコが冷静になったのは、
想いが通じたとしても、敦賀さんは大切な人を作れないんだから、今の関係がどうこうなるわけじゃない。事務所の先輩と後輩のままだから混乱する必要はない
って思ったからだったんだなあ。
(蓮はキョーコ=坊を疑ってるのではないかと思いますわw まあ、そう思うよね)
そしてカインを演じてた時の不安定さをキョーコに気取られてたことへの蓮の凹みっぷり。役者なのに演技に綻びがあって自分の弱味を垂れ流してた(しかも好きな女の子の前で。更にそれに気付かれてた)って、自分の目指すべきものから考えたらそりゃあ落ち込むわなぁ。
久遠が敦賀蓮を演じて、その敦賀蓮がカイン・ヒールを演じてという三重構造で。本質的には久遠とカインが近くて、久遠の持つ過去を考えたら元々演じてた敦賀蓮から綻びが出るのも仕方ないと読者は思いますがね、本人としてはやるせ無いですよね。
キョーコの「大事な人は作らない、恋をしないと言い聞かせてきた自分だから気付けた」っていうのは蓮にとってはなかなか説得力ある言葉かもね(実際は坊内諜報活動の上乗せも多少ありますが)。
キョーコさんもこの部分、ホント頑なだったもんな…。鍵掛け職人っぷり凄かったもんね。
蓮は自分の想いを自覚して認めるのはキョーコに比べたら早かったよな。独占欲も強くてヤキモチ焼きで、大切な人を作る=恋人を作ることしないけど、キョーコを誰か(主にショータロー)に獲られるのは嫌で。って書いててホントに難儀なやっちゃなーって今更ながら思いましたわ。
大事な人を作れないなら、いっそキョーコへの想いごと捨ててしまえたらいいのに。でもそれを悩む描写はないんだよね。なかなか認めなかったけど、認めてしまえば想い自体は当然の如く受け入れてて。
大事な人を作れないなら、適度にキョーコと距離を置いてしまえばいいのに、頬キスしたり、あからさまなプレゼント渡したり、自分の方振り向いて欲しいようなことしちゃうし。
傍から見てると矛盾してるように感じるけど、敦賀氏的にはそこはどう思ってるんだろうな。
自分は相手の事好きだし、相手にも自分を好きになっては欲しいけど、恋人にはならない。恋人になって大事にしたら、(久遠を乗り越える前はリックへの罪悪感からそもそも幸せになる資格がない、今は)目標がブレてしまうから、でFAなんでしょうがね。
でも、つまりそれってそんだけ愛が重いってことよね。ふふふ。
それを踏まえて。
本題にもどる。
「彼氏を名乗れる権利が欲しい」
の、あの真意は。
ちょっと言ってみただけ
だったんですね〜!!
「なんだよ!」って思いそうなもんだけど、そのあとの蓮の対応がね、良い!!!
想いが通じるとは思わなかったからちょっとそんな事を言ってはみたけど、実際は脇道の許されない目標(父親の育った日本で父親以上の役者になり、日本の俳優「敦賀蓮」として自力でアメリカに還って成功する)を成し遂げるまで、2人の関係を変えてキョーコを恋人にするつもりはない。「彼氏を名乗る権利」はむしろ申し出るつもりはないって、
これって「せっかく両想いなんだからとっとと付き合ってやることやっちゃえよ!今の蓮なら芝居も恋愛も一緒に頑張れるよ!」って思えなくもないんですが。
両想いになったからって付き合わないけど、自分の心は君のものだと…
っておおおおお!!!!!
なんたる!!!
スパークジョイ!!!!!!
敦賀氏、めっちゃ誠実だと思ったんです。
いや、自分勝手だとも思うのです。
でも、やっぱり誠実だと。
そもそも恋人という関係になるつもりはないにしても、二人の関係を「恋人」という名前で縛る事の方がきっと余程楽で、関係の名前に囚われずに自分の想いを相手に約束するって、こっちの方が俄然ハードル高いと思うんです。不確定要素が多いというか。個人的な感覚ではあるんですけど。
そしてあの曰く付き(内容はまだ不明)ネックレスをキョーコに!!!
あんだけずっと着けてるものをキョーコに渡すという所業!!
蓮のキョーコへの「誓い」を感じて
ときめかずにはいられないよね!!
キョーコも恋愛不得手だし、自分も目指すものがあるからいきなり環境かわって、また恋愛のことしか考えられない愚かな自分になっては困る(から丁度良いと言わんばかり)って言うのもね、最高だと思ったんです。
前もちょろっと書きましたが、キョーコは思考トリップ傾向があるので、蓮とのことで映画撮影中にトリップして何かやらかすんじゃないかって勝手に懸念してたんですが、その心配が一気に減った気がする(多少はあるかも知れないけど…)。
なにより、両想いになっても浮かれたり周りが見えなくなるじゃなくて、蓮の想いも自分の想いも尊重するし、過去の自分の様にはならないって意志をね、わたしゃキョーコから感じたんですよ。これラブミー部卒業への大きな一歩だと思ったんです。
恋人ではないけど想いは、お互いを信じながら育てて。
蓮もキョーコも自分の目標に邁進して。
冴菜が誇りに思えるくらい、キョーコの演技が世に知らしめられた時。
「敦賀蓮」としてアメリカで成功して大事なものを作って良いって蓮が心から思えた時。
その時を想像したら。
今ここで安易にチューやらハグする事なんて、ホント大した事じゃないんじゃないかってね、思いましてね!!
あんだけスキビに糖度を求めていたのに!
いい、もう、そんなの良いから、蓮もキョーコもとにかく頑張って!!!あなたたちならできる!だってクーの息子たちですもの!!!
って心から思ったんです。
で、その時は即ちキョーコのラブミー部卒業なんだろうな、と。
そして、いよいよクー譲りの重い愛を蓮が解放するんだろうな。
それって。
めっちゃ尊いやん…
この展開、素晴らし過ぎるにも程があるやろ…
最高of最高…
つまり
この回本当に素晴らしいなって思ったんです!!!!!
はぁぁ、幸せ…。
ザ花は今回の事のあとの話ですが、「青天の霹靂」は付き合うわけじゃないけど両想いだと知った事か。あんなに森住問題やらバレンタインお返し問題やらでモヤモヤしてたけど、蓮の気持ちを知り自分の想いも蓮に伝わって色々明るみになったら、
自分だけホワイトデーの前に、いかにもキョーコが好きそうなテーマパークのチケットを、キョーコが大好きなモー子さんを誘ってという文章付きで贈られていた
なんて。諸々のフィルターが剥がれたあと出てきたのは、どう考えても「自分は蓮にとって特別な存在」だという事実。
故のあの赤面。
ぐっ!!ときめきの洪水がわたしを襲う!!!
モー子さんと敦賀氏が鉢合わせたとき、敦賀氏があのネックレスをまだしていたのは、キョーコが受け取らなかったのか、それともネックレス渡す展開にするつもりがなかったので描いちゃってたのか気になる。
改めてザ花読んで、恋するキョーコの可愛さにやられました…
両想いでも付き合うわけではなく、先輩後輩という関係自体は変わらなくても、今まで見えなかったお互いの気持ちを知ったら変わる部分も出てくるでしょう。
また二人が演技者として成長する事で、今は蓮の方が立場上「上」の関係だけど、きっと対等な関係になる。
うん、それから付き合った方がいいよね。
って今は素直にそう思います。
色んな方の感想見たら、また感じ方変わるかも知れないけど、とりあえず、今の、このわたしの気持ちを書いておきたかった…。
ふう…
とりあえずはよ次号!!!!
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