オススメのなろう短編 ときめく作品たち
せっかく30週も感想書いてきたので、少女漫画脳のわたしが好きでオススメの作品を挙げられたらなぁ、と思いまして!
ブックマークから読み返すと初めて読んだ時とはまた違う感覚になったり、やっぱりときめいたり。なんだか新鮮でした。
短編、中編、長編で私が好きでオススメしたい作品をそれぞれ挙げるつもりです。その上でときめくものとか泣けるとかのジャンルに分けて5作品ずつピックアップ予定です(長編は少ないかも)。出来るだけ色んな作家様の作品を選ぼうと思ったのですが、泉様と雨咲はな様はツートップで好きすぎてオススメしたい作品ばかり。お二人の作品についてはまた別に書けたらなぁと。
という事で。まずは凡そ5万文字前後までの短編のときめく作品たちです。
・漆黒の聖女と守護の騎士(長月マコト様)
異世界に転移してしまった麻由良。非常に強い治癒魔法の能力があったため聖女として扱われる。護衛についたアランは最初は名前で呼んでくれたのに最近は「聖女様」と呼ぶ。転移当初は日本に帰りたかった麻由良だが、二年経った今、帰ることを迷う理由が出来てしまった。
両片想いって良いですよね…!男性側が自分の気持ちにセーブをかけるのってよい。メインカップルとは別のカップルの話もときめく。一つの作品で二度美味しいと言う、素晴らしい作品です。
・婚約から始まる恋愛結婚(水仙あきら様)
貧乏貴族のセレスティアは商売拡大のために貴族社会と繋がりが欲しい金持ちのアーノルドからの申出で彼と婚約する。最初は横柄で居丈高のアーノルドだったが、段々彼の分かりにくい優しさを感じるようになったところで彼には本命の貴族令嬢がいる事が発覚する。
アーノルドがセレスティアに惹かれるのはもう当然って感じだし、セレスティアがアーノルドに抱く想いも同様で。短いお話にも関わらず、二人の気持ちの変化が自然で、そして説得力がある。本当胸が高鳴る。文字数以上の読み応えがあります。
・二人の一年間(中田カナ様)
親同士が友人で酒の席のノリで婚約者する事になった私と彼女。1年間王都の私の家で同居する事になったが、10歳も年下で私に彼女と結婚する意思もないため、1年後の婚約解消を申し出、彼女もそれを了承した。
こちらも短いお話なのですが、この一年という時間で二人の距離と想いが少しずつ変わっていくのがとても良いんです。冒頭の婚約破棄から、過去に戻りそこから時が進み未来に帰結していくのも鮮やか。
・身代わりの聖女と、彼女を利用して王になろうとする王子の話(新星緒様)
愛する人との結婚が決まった妹の代わりに聖女になったエルミ。この国の聖女は次期国王を王族の中から伴侶として指名する。エルミが妹の身代わりに聖女になった事を知った第二王子のユベールは、秘密を守る交換条件として伴侶に自分を選ぶことを提示した。
元はちょっとしたすれ違いと思い違いなのに、どんどんその違いの幅が大きくなって、でもどんなに辛くても傷付いても一緒にいたいと願う二人が可愛い。両片想いの幼馴染のすれ違い好きの方はときめくはず…!
・仮初の婚約者(雨宮うり様)
貧乏貴族令嬢イオリアの仮初の婚約者アレクシスに好きな人が出来たらしい。いつのまにか恋心を抱くようになったが彼に幸せになって欲しいイオリアは、アレクシスから婚約破棄しやすいように意を決して行動する。
仮初の関係だったはずが…っていうのも定番ですが。短い話なのにどう仮初じゃなくなっていって、お互いのどこに惹かれたのかっていうのがちゃんと分かるのがね、めちゃくちゃときめくのです。
どの作品も少ない文字数なのにときめきが詰まっていて、読み返したときもとってもきゅんきゅんしたのです。
次回は泣ける作品たちをあげる予定です。
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