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忘れないよ、胸にあるよ -モバエム更新停止によせる、モバエムに命を救われたPのnote-

aikoは人生などこにでもいるSideMのPです。

Mobage版アイドルマスターSideMが9月30日12時59分をもって期間限定イベントの更新を終了しました。
今はもうマイデスクにある「イベント」のタブをタップしても、何の反応もありません。
イベントバナーもガシャバナーなくなって、なんだかがらん、としてしまったように思います。

ライブイベ一番苦手なのに最後の最後で初の2億pt

最後のイベ「きらきらお月見Night2022」はまさかの担当上位だったため、必死に走りました。
マジで必死でした。翔真さん上位のボーダーやptの加速具合はいつも穏やかな方なのですが、さすが最後のイベだけあって、モバエムと共に心中しようとする翔真P・彩P達のまさに文字通り死に物狂いのpt稼ぎの猛打に翻弄されながらも必死に食らいつき、何とか52位で終わることが出来ました。

正直、瞬間的なことを思うとミリシタの周年100位イベランよりキツかった気がします。

かねてより彩ちゃんを担当したい担当したい、頼む担当と名乗らせてくれ、と思っていたのですが、このイベントを走り切ったので、タイミング的にもちょうどいいかと思い担当Pとして入門させていただくことにしました。でもツイートにあるように見習いからのスタートです。

そもそもスカウトミッションで最初にスカウトしたのは何気ににゃんすだったりします。落語が好きなので、元落語家という経歴に真っ先に飛びついたのですね。
過去イベ振り返りで彩のこと、翔真さん、九郎くん、にゃんすのこともっと知っていけたらと思ってます。先輩Pの皆さまよろしくお願いします。


以前、期間限定で「月曜日に消すモバエム更新停止に関してのtamakiの気持ちのnote」というものを載せました。少しスキを頂けていて、ありがたかったです。
その再掲じゃないのですが、更新停止に寄せて私とSideMのことを書いたところだけ復活させたく思いました。
私にとってMobage版SideMは本当に、ただのゲームではなかったことが少しでも伝わったら幸いです。
ここ以降はちょっと文体が違いますがご了承ください。


私の話をする。

私はかつてネット上で嫌がらせを受けていて、どんどんどんどん気持ちが削られ、最終的には命の危険を感じるくらいに、ぎりぎりで生きていた。
とても追い詰められた精神で、毎日生きるのが苦しかった。
殺されると、本気で思っていた。恐ろしかった。
その時私は東京に行く用事があることを、嫌がらせが酷くなる前ではあったけれど、既にブログで書いてしまっていた。
なので、まんがいちに備えて、大袈裟かも知れないけど遺書も書いた。大事な各種IDとパスワードも、知人に託した。

もっともっと生きていたいと、そう願った。
aikoのライブが見たい。
朝ドラの続きが見たい。
生まれてくる姪に会いたい。

もっともっともっと、aikoに会いたい。
曲が聴きたい。おしゃべりが聴きたい。

死にたくないなと、そう思っていた。

世界最後の日に見る景色なんだ、と、
横須賀の青い蒼い海と空を見ていた。
2016年8月29日。夏の終わりが世界の終わりの日になると思っていた。

そんな恐ろしい期間の手前となる2016年8月7日、私はSideMの世界に入り込んでいた。
そうしてなんとかその危機を切り抜け、疲弊してガサガサになった心を少しずつ救ってくれたのが、モバエムの多彩なストーリーだった。

毎日苦しいと、辛いと、もう嫌だと考えてばかりいた頭に、
46人のアイドル達がわちゃわちゃと乗り込んでいて、
あれこれ勝手に楽しそうに騒ぎ始めた。
いつしか、彼らのことを考えてばかりいた。

季節は9月に入っていた。9月からずっと、紙の日記でも、ブログでも、勿論Twitterでも、SideMの話を書くことが多くなっていた。
8月から始めたモバエムだけど、思い返してみれば、精力的に始めたのは9月からだった。

もっともっと彼らの物語を知りたい。
なるべく、当時ゲームをやっていたPちゃん達の気持ちで読めるように、イベストを次第に時系列順に、1日につき2~3ストーリーくらいの頻度で読んでいった。315プロNight!も聴き始めたし、過去のプロナイ音源も順番に聴いていった。ファスライのBDも、出来る限り当時のPちゃん達と同じタイミングで見られるように調整していたし、見る直前にライブ前夜のプロナイも聴いた。
同じ曲ばかり聴いていて味気なかったiPodに、SideMの曲がどんどん増えていって、まるで新しいライブでも始まったみたいだった。

人生を救われた、と。
SideMのPはそういうことを言う人もいて、またまた大げさな、と、オタク特有の過大表現と、いう人もいるだろうけど、私の場合は本当にそうだった。

私の人生はaikoとの出逢いで動き出したけれど、
私の人生は、SideMに救われたのだ。
SideMが私の人生を楽しくしてくれたのだ。

SideMに、Mobage版SideMの、
数々のストーリーと、アイドル達に、
私は命を救ってもらったのだ。


いつか私とSideMのあゆみを振り返る文章を書く時に、それ以降の話をもっと詳しく書きたいと思う。

更新停止のお気持ちnoteを書いた時は、運命の分かれ道に立っていると思っていた。わりと本気でやめるかどうしようかと、現実を受け止めきれなくてものすごく苦しんでいた。
それは今も正直、大して変わらなかったりする。
7thライブで伝えられるお知らせに大したものがなくて、失望して、それでさようなら、も十分ありえる。
そうなりそうなのが怖い。そうなりそうだから怖い。
SideMって大体そうだから。

ただ、モバエムがいつなくなるかわからないから、お気持ちnoteの掲載よりも前に、モバエムのイベストをAndAppのキャプチャ機能を使って録画する作業を、実は始めていた。私は主に想楽の小説を書いているが、その創作に使う為にどうしても原典たるゲームのテキストが必要なのもある。
大したことのない作業かと思っていたけど、そうやって改めてモバエムのテキストに触れていくことで、モノとしてデータを残していく作業で、自分の手元に「ある」ようにしていくことで──少しずつ気持ちが持ち直していくのを感じていた。
やっぱりここが原点で、ここがSideMの「心臓」なんだと、そう思えた。

ここが僕のふるさとなんや。
大好きなドラマの佳境で主人公の伴侶がふと呟いたそのセリフを、そのままモバエムに贈りたくなった。
SideMのPとしても、SideM全体としても。


6th東京公演のBDが届いたので、少し見ている。

箱デッッッッカ!!!!

特にC.FIRSTのDAY2のNot Aloneは本当に、クラファだけじゃなくこの日全体で見てもベストバウトと言ってもいいくらいに完成度が高くて、マジで何回も見ていた。イベランしながら繰り返し、飽きることもなく見ていた。
いせゆのしっかりとして凛とした声も、みやたんのすさまじい表現力も、たけてぃの真剣で気高い表情も、照明も演出も映像も、全部素晴らしい。
最終回を昨日迎えたばかりだけど、プロナイのおかげもあってこの一年でクラファが本当に大好きになった。ずっとずっとその成長を見守りたいユニットだし、彼らがサイスタでどんな風に描かれていくのか、今後も楽しみだ。

勿論他もすごく良い。Delicious Deliveryは曲も最高に好きだしカフェ全員揃ってるのもあって多幸感がとんでもなかった。
それで、一面にカフェ色に染まったアリーナを見ていると、他マスのPちゃん!!!見てっ!!!これが私のホームアイマスのSideMよっ!!!!と、全世界に向けて発信したくなった。カフェPじゃないのに。

なんだかんだでライブ良いな、と思ってしまった。ちょろい。
そう。ライブ行ったらライブの良さで、何もかも有耶無耶にされちゃうんだろうな~と思うと悔しい。人間、”ナマ”の感動に弱すぎる。
でも、東京公演の円盤を見て、ライブの良さで「ねじ伏せられている」わけじゃ、決してなくて……そうじゃないと私は思っている。

確かに私にとってモバエムが、SideM全体の大黒柱だったけど、でも。
“SideM”が好きなんだ。
テキストやイラストや楽曲や、演者たちが表現する全て、いろんなもので創り上げる総合的な事象として、SideMが好きだと、16ユニットが集結したあの日の映像を見て、改めてちゃんとわかった気がする。

モバエムの息があまりにも杜撰な形で止められるのは、本当に苦しいし、悔しい。
許さないし、アニエムで9ユニットをハブにした時からだったけど、SideMのことがもう大分、信用できない。

だけど、録画したり文字起こししたりで、自力でなんとか、私のふるさとであるモバエムを残すことは出来る。
私が小説でモバエムのイベストや時系列に準じたものを書くことで、「確かなもの」にすることも出来る。これはモバエムだけじゃなくて、ステくんのストーリーでもそう。
モバエムだって確かに「あった」ことだ。

全てのものは過ぎていくし、消えてしまうけれど、
時間の中に、確かにあったことだ。
過去にあったことはあったことなので、もうどうしたって取り消せない。
私と言うSideMのPにだって残っているし、新しく来た人には、教えてあげればいい。そうやって、残していく。
私の中に「ある」ようにしていく。

そういうものが永遠の一つの形だと、ここ最近の私は思っている。

 What A Woderful Day 忘れないよ
 What A Woderful Day 胸にあるよ
 What A Woderful Day ここからまた
 始まるのさ 新しいDream!

流星PARADE

2016年の9月と、2022年の9月。
カレンダーの9月は、6年前と全く同じ日と曜日を載せている。
始まりの9月が、終わりの9月と重なる。

今日はそのカレンダーをめくった。
同じように、始まりの年の10月と同じ日と曜日が見える。

9月の頭の時ほどは、悲しくない。不安もないではないけど、和らいでいる。寂しさが、以前より少しの実感をもって私にうずくまり始めている。
だけど純粋に今日のライブが楽しみで、明日は現地に行く。愛知に行くのは2021年のアニカフェぶりだ。

Mobage版アイドルマスターSideM。
イベントストーリーという名の、380を超えるメインストーリー。
月に四回。インターバルはたったの4時間。
普通のソシャゲでこの供給は、ちょっとなかなかない。
メインストーリーが、時間が、こんなにもきめ細やかに進んでいく。

更新停止の9/30 12:59まで、途切れることなく、同じ世界のストーリーが続いていた。
それはもうほとんど私たちの世界と同じだった。
たくさんの人の人生の集まる世界を、私たちは見守ってきたし、時に励まして、時に一緒に生きて、時に一緒に辛い時間を超えてきた。

そんなゲーム。いいえ物語。
いいえ、人生。
46人の、かけがえのない一つ一つの人生。

ただのゲームじゃないんだよ。本当に。
Mobage版をやっていない人たちには、何を言ってもわかってもらえないだろうけどね。

大好きだよ。モバエムくん。
私の命を救ってくれてありがとう。
私の生きる日々を毎日、楽しくしてくれてありがとう。
ありがとう。aikoと同じくらい大事で大切な、46人のみんな。

 そもそもやな。
 失くす失くすて何失くすねん?
 ウチは失くさへん。相手が死んだだけで、なーんも失くさへん。
 決めたもんがちや。
 
 へたれはへたれて泣いとれ。
 ウチは宝抱えて生きていくよって。

連続テレビ小説「カーネーション」第127回 脚本・渡辺あや


追記。続編、に近いもの。


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