鰯と根菜の八丁味噌煮 #おうち養生レシピ上
「心」を養い疲労回復&梅雨時の胃腸の働きを助ける処方箋
鰯は「心」を養うのにぴったりの食材です。「血」を作るのを助け、貧血や疲労などの改善におすすめです。八丁味噌は3年間熟成させたお味噌で、昔から夏バテ時や体力の回復に使われてきたパワーフードです。発酵食品で胃腸の調子も整え、お腹から温めてくれます。
材料 <4人分>
・いわし 2〜3匹
・ごぼう 1/2本
・長ネギ 1本
・生姜 1片
・実山椒 (あればでOK)
・八丁味噌 大さじ2
・みりん 大さじ2
・きび砂糖 大さじ2
・水 1カップ
●薬味
・茗荷 1個
・長ネギ 1/4
作り方
下準備:イワシを捌きます。胸びれのつけ根の部分に包丁を入れて頭を切り落とします。次に、お腹の部分に包丁を入れて、内臓を取り除きます。中骨に指をそわして前後に動かし、残りの内蔵・血を流水で洗い流します。キッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。
1. 野菜を切ります。ごぼうは皮をよく洗い、皮ごと約3センチの乱切りにして水につけてアク抜きをします。長ネギは約3センチの長さに切ります。生姜は薄切りにします。
2. 味噌だれを作ります。八丁味噌、みりん、お砂糖をすり鉢で滑らかになるまで擦ります。
3. 薬味を用意します。茗荷を千切りにします。
4. フライパンに油を敷いて、しょうがとごぼうを入れてから火をつけます。ある程度炒めたところで、お塩をひとつまみ入れ、柔らかくなるまでじっくり火を通したら、次に長ネギを焼き目がつくように軽く炒めます。
5. 4にお水を加え、いわしを加えて蓋をします。沸騰してきたら蓋を開け、3の調味料を加えて煮詰めます。途中で実山椒を加えます。
※食材に味が浸透しやすいように調味料は煮汁で溶いて入れてください。(食材に直接調味料をかけないように注意しましょう)
6. いわしに味が染みて、煮汁がとろっとするまで煮ます。
7. 器に盛り、薬味をちらして完成です。
◉食薬の効能 (性味&帰経)
・いわし 温/甘鹹 脾肝腎心 健脾/補気/健脳/補血/安神/明目/活血/強筋骨
・ごぼう 微涼辛苦 肺胃大腸 通便/清熱/袪風/補腎
・長ねぎ 温/辛 肺胃 解表/通陽/散寒/健脾
・茗荷 温/辛 肺大腸膀胱 温中/理気/袪風/止痛/消腫/活血/調経
・生姜 温/辛 肺脾胃 散寒/解表/降逆/止嘔/化痰
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