好きな人の誕生日というなんでもない日のポエム
私の走馬灯に出てくるであろう人物ランキングで堂々のNo.1を飾る人が誕生日を迎えました。
世間一般的に見たら所謂「推し」と呼ばれる存在なんだろうけどわたしはこの言葉があまり好きでは無いのでここでは「執着対象人物」とさせて頂きます。よろしくお願いします。
歳を重ねることって20歳を過ぎてからはあまり喜ばない人が多い、と思ってます。
確かに20歳になったらお酒や煙草が合法的にできるようになるけどそこから先って特に節目とか、できるようになる事とか無いし老いへのカウントダウンが始まったって捉える人も多いですよね。
私もそう思います。
でも彼って見てるとそう思って無いんですよ。むしろ年齢を重ねる毎にわかること、を楽しみに1年を過ごしているような感じがして、そこも彼の魅力に繋がってるのかなと思いました。
きっと彼は毎日を楽しいことを数えていたらいつの間にかまた1年が経っていた、みたいな感じなのかな。
音楽に対してどこまでもストイックな所、ベースの音、佇まい、ライブ中の煽り、笑った顔…
好きな所はたくさんあるけど、特に好きな所の1つに"強さ"があります。
彼の強さは柔らかくて、自由自在で、でも芯は硬くて、鞭みたい。
私は甘やかされると飽きてしまうし強すぎてもやる気を失ってしまう。
だから普段はふらふらしてるのにちゃんと殴る所は殴ってくれるからちゃんと安心して好きで居られます。
ずっと「歳を重ねるのは怖いこと」で「20歳を過ぎた後の自分が想像できない」って思ってた。
でも道の先で貴方が音を奏でていてくれるなら、笑って音楽を作っていてくれるなら怖いことなんてない。
どうかこれから先の音楽人生もずっと見守らせてください。
私はただのなんでもない日のために絵を描いて、迎えたら文字を書いて、お祝いして、気づいたら今日という日が終わっていて、そしてまた次のなんでもない日に向けて歩き出せたら、それはとても素敵なことなのでは無いかなと思うのです。
このなんでもない日に「ありがとう」と「おめでとう」を伝えることができる感謝を。
生まれてきてくれてありがとうなんて安易な言葉は使いたくないけど、今日は使わせてください。
改めて38歳の誕生日おめでとうございます。
貴方にとってのなんでもない日常が続きますように。
そして、毎日進化していく貴方の新しい音を早く聴けますように。
来年のなんでもない日にはまた好きな所が増えてたらいいな。