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インドの魅力と試練:とっても刺激的な日々
これまで、怖いもの見たさ的な感覚でインドに関する旅行記やYutubeをたくさん見てきた。
そして、自分でも気づかないうちに、少しずつ、少しずつインドへの思いが積み重なり、ある日突然『インドに行きたい!』と突き上げる様な思いに動かされ、インド行きを決意。
残念なことに、あまりよろしくないニュースが聞こえてくるインド。どうせ誰も一緒に行ってくれないだろうから、1人で行こうと思っていた。
インドに行くことを夫に話すと、まさかの『一緒に行く。』という言葉が聞こえてきた。
後で知人経由で知ったことだが、さすがに私1人でインドに行かせるのはマズイと思ってのそうすることにしたらしい。
さすがインド。旅行に出かける前から、期待を裏切らない。ビザの申請から一筋縄ではいかない。
申請書の質問に、『これまで行った国は?』と言うのがあった。少なくともパスポートにスタンプのある国は書かなくちゃ!と言う私にに対し、いい加減な夫は大体でいいよ!と協力をせず、しょうもないことで喧嘩となる。
あーでもない、こーでもないと1日がかりでやっと申請完了。無事査証を取得。
そして当日。じゃっかん迷いつつも無事入国審査を通過して、デリーの空港からホテルのあるパハールガンジーまでは電車では移動。ニューデリー駅の橋のところで、親切なふりをして『切符がないとそっちには行けないよ』と男性に声を掛けられる。しっかり予習をして来た私にはそれも想定内。無視をしてひたすら前に進む。
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その一方で、英語を理解する夫は、『そっちに行けないんだって!こっちだって!』と私を呼び止め手招きをする。
夫の元に戻り、無理矢理夫の手をひっぱり突破する。
ホテルにつたら、安い値段での予約はアプリ経由でキャンセルされていると言われ、高い値段ならまだ1室空いているといい、高い値段で宿泊させようとする。
夫は高い値段で宿泊しようとするが、そんなの納得がいかない。ホテルのWifiを借り、近所の別のホテルを予約し、そちらに向かう。同じような事をそこでも言われたが、『さっき予約したばかりだけど?』と言うと、記録を探すふりをして、『あっ、あった。』と言う事で無事チェックイン。
どうか、皆さんもお気をつけください。後日、同じ地域の別のホテルを予約した際にも、全く同じやりとりを行いました。
リキシャに乗れば、こちらには土地勘がないと思い、行きたい所とは逆方向は向かいだす。今は、大変すばらしい文明の利器、Google Mapなるものがある。『ヘイ、どこ向かってんねん!💢』で軌道修正。
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道端でチャイを飲んだ際には、100ルピーを出したら、そのままお金をしまい、別のお客さんのチャイを作り出す。他のお客が幾ら払っているのか確認後、『お釣りは?さっき100ルピー渡したけど?』と言うまで知らん顔。
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マイナーなトラブルはあったものの、今回は夫も一緒にいたこともあり、こちらの主張を言えば、それなりの対応をしてもらえた。私1人だったら、アジアのちっこい叔母ちゃんだと言うことで、舐められて相手にされなかった可能性は大いにある。
面倒くさっ!と思うことも沢山あったが、ご飯は美味しいし、メトロ(地下鉄)は快適、ゴミ山の道路もあるが、そういった場所は一部だけ。驚いたことに、それなりに奇麗そうな水が、豊富に水道から出てきた。私は『なーんだ。インド、余裕で住めるじゃん』と思ってしまった。
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それを夫に言うと、『絶対イヤだ!もう2度と来ない!』と言っていた。
幸いにも『怖い』という思いをする事はなく、大満足をして帰国した私は、次は1年査証を取ろうと密かに企み、次のインド旅行機会を探っている。
注釈:
見出し画像の写真:パハールガンジーで撮った夕焼け
写真カメラマン: たまき