【見て欲しい】主夫が世界を救う?自由と"縛り"が生んだ新たな伝説(ブレワイ プレイ動画紹介)
本記事はshu3様作の動画を布教するためのものです。
こんなにも愛と努力と狂気に満ちた、プレイ動画があっただろうか?
ーー『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(The Legend of Zelda: Breath of the Wild)』という作品をご存知の方も、存じ上げていらっしゃらない方も、全ての方にこの動画シリーズを見ていただきたいーーただその一心で筆を取りました。
私が紹介したい動画はこちらです。
『ゼルダの伝説 すべてを超えた超やりこみBotW』(制作者:shu3様)
※BotW=本ゲームのタイトル『ゼルダの伝説 Breath of the Wild』の略
本記事では筆者が勝手に、筆者なりに本動画シリーズの魅力を語り、1人でも多くの方に見ていただいて動画の素晴らしさを共有できたら……という利己的な目的のために(+筆者の感想備忘も兼ねて…)執筆していくものです。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の作品概要についてはあえて割愛いたします。何故なら「動画を見ていただければすべてがわかるから」
とはいえなのでざっくり説明しますと、かの有名な『ゼルダの伝説』シリーズのNintendo Switch/WiiUでプレイ可能なゲームです。オープンワールド(公式では"オープンエアー"とも称されている)でマップを自由に駆け巡りながら謎を解き、そして世界を救う冒険ゲームとなっております。
1.はじめに
(筆者が動画を見始めたきっかけになりますので、オススメポイントだけサクッと読みたい方はすっ飛ばして下さい)
筆者は今までまともに所謂「ゲーム実況動画」というものを見たことがありませんでした。ゲーム好きではありましたがライトなゲーム好きという程度でしたし、ニコニコ動画も通って来なかったので、「〇〇の実況者さんがね〜」という友人の会話からなんとなくそういった世界があるのを認識していた程度。
では何故本動画に辿り着いたのか?それは
"たまたま友人に勧められてブレワイを始めたから"
※ブレワイ=ブレス オブ ザ ワイルドの略称
プレイを進めていたのですがお恥ずかしい話、ゲームが下手くそ過ぎて途中で嫌になって一度投げ出してしまいました(笑)
「このゲームは私に向いてなかったんだ……」と友人に愚痴をこぼす始末。しかしそこで友人の天の声が響きます。ーー「プレイ動画沢山あるから参考にすれば?」
その言葉から初めてyoutubeで[ブレワイ 実況]と調べ、『すべてを超えた超やりこみBotW』に辿り着きました。
2.こんな人にオススメ!
ここからは1人でも多くの方に見ていただくべく、魅力を語っていきいます。まず、動画をオススメしたい人は下記の通りです。
【オススメな人】
●『ゼルダの伝説』シリーズが好きな人
→制作者の方はシリーズ過去作プレイ済の上で本作をプレイして下さっており、シリーズの解説まで動画にされています。間違いなく楽しめます。
●ゲームを自分でプレイするのは苦手だけど、作品に興味があるな〜という人
→筆者自身がこれ寄りの人間でした。正直自分でやるよりも作品をやった気分になれます(笑)
●ブレワイというゲームを隅々まで楽しみたい人
→『すべてを超えた超やりこみ』というタイトルの通り余す所なくプレイしてくださいます。既プレイ者でも新たな発見があったり、「それそれ」と共感できるところも多いかと思います。
●ゲーム攻略のための動画を探している人
→筆者も大いに参考にさせていただきました。多岐にわたる小ネタも扱ってくださっています。
●面白いゲーム実況動画ないかな~と動画に飢えている人
→今すぐ見ましょう
一方、冒頭で全ての方に見ていただきたいと申し上げましたが、一点だけ注意点がございます。
それは"ネタバレしたくない人は絶対に見ないでください!"です。
ゲーム動画なのだから当たり前の事ではあるのですが、重要な事ですので。
一応本記事では一部を除いてネタバレはしないように執筆していきます。
【オススメな人 まとめ】
・『ゼルダの伝説』シリーズが好きな人
・ゲームを自分でプレイするのは苦手だけど、作品に興味があるなという人
・ブレワイというゲームを隅々まで楽しみたい人
・ゲーム攻略のための動画を探している人
・面白いゲーム実況動画ないかな~と動画に飢えている人
3.ここがすごい!①動画のコンセプト
「まずゼルダ全作品クリアしました」という二度見してしまうような一文から始まる本動画シリーズ。
詳細はPart1の動画にて説明されてますが、抜粋して掲載いたします。
(Part1の概要欄抜粋)
〓 企画 〓
・全ゼルダシリーズ収録しつつクリア済み
・収録をもとに全ゼルダ史をざっくりと解説
・すべてをコンプ
(ハイリア図鑑、コログ、宝箱、祠、チャレンジ、巨大魔物退治など)
・すべての魅力(自由度の高さなど)を紹介
・主夫の英傑縛り(日用品縛り、料理で攻略)
・マスターモード(最高難易度版)をプレイ
・企画詳細:Part1 → https://youtu.be/ydYMyxcOqKw
・Switch版「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(BotW)」の実況プレイ
・「すべてやりつくす」がテーマ
(出典:https://youtu.be/ydYMyxcOqKw)
このコンセプトがとにかくすごいです。
本作は2017年に発売して以後、国内外問わず多くの方による実況動画がアップされていますが、ここまでやりこんだ方、かつこうしてそれを動画にされた方はそういないと思います。
しかもコンセプトの中でも筆者の度肝を抜いたのが「主夫の英傑縛り」というもの。
死にゲーとも言われる本作品で、日用品しか使わずに敵を薙ぎ倒しながらクリアを目指すのは狂気の沙汰です(※筆者比)。ただでさえマスターモードという最高難易度プレイなのに……。
これはプレイしたことがある人ならわかるはず。
基本的に本作では敵を倒すことで武器を奪ったり、素材を集めて装備を強化しながら進めていくのですが、本動画ではハンマーやなべのふたなど、ご家庭にある道具しか使わないのです。(動画内で冷蔵庫、チャッカマン、コンセントと呼ばれる家庭用品(?)も出てきますがその正体はぜひご自身の目で確かめてみてください(笑))
剣や槍を手にする度に「なんですかこれ」「主夫はこんなもの使いません」と勢いよく投げ捨てるリンクの姿に何度「ああ!」と悲鳴をあげたことか。
制作者のshu3様は過去にもドMなのでは?と思うほどの鬼畜縛りプレイを見せた動画シリーズをアップされてますので、そちらもぜひ。
(どの動画も発想と企画力が素晴らしいです)
【動画のコンセプト ポイント】
・「すべてやりつくす」をテーマに制作
・「主夫の英傑縛り」という鬼畜プレイ
4.ここがすごい!②作品への愛
これまた前提が凄まじいのですが、制作者の方はブレワイ動画制作にあたって、『ゼルダの伝説』シリーズ全作品をプレイされたそうです。
日数にして102日!
最早そのプレイ動画を作れるのでは⁉︎という気がしてならないですが、過去作からの積み重ねの上で本作をプレイするという凄まじい作品への敬意を見せてくださいます。(リンクが目覚めるまでに100年かかっているので、なんだか日数にも運命を感じてしまいます)
その最たるものが「ざっくり解説」としてほぼ毎話ラストに挿入される、『ゼルダの伝説』シリーズについての解説動画です。
※最終回後にアップロードくださったまとめ動画です
筆者自身は過去シリーズは未プレイでブレワイがきちんとプレイした初のゼルダシリーズだったのですが、動画を見てとても過去作品をプレイしたくなってしまいました。
動画本編の中でも随所で過去作との繋がりを感じられる箇所について言及・解説してくださっています。
そして過去作のプレイと併せて(動画にも記載がありますが)様々な公式からの出版物等々も読まれて参考にされたそうで、最早作品の研究家ですね。尊敬します。
余談ですが筆者もマスターワークス(ブレワイの資料集)を買ってしまいました。
【作品への愛 ポイント】
・『ゼルダの伝説』シリーズ 過去全作品をプレイ済!
・動画は丁寧なシリーズ解説つき
5.ここがすごい!③作品のクオリティ
本動画シリーズの最終回がアップロードされた後、Twitterや様々なところで大きな反響がありました。(トレンド入りやラジオでの紹介等々もあったようで)
全60回、1年超に渡る動画シリーズで、最終回に反響があるというのは凄いことだと思います。
その長期間に渡る人気を支え続けたのが圧倒的な作品クオリティだと思います。
まずOP、EDアニメーション。こちらは匿名希望のアニメーターの方が約半年かけて制作されたそうです。
毎話毎話気づけば見入ってしまうOPアニメーションのクオリティ……。レトロかわいいとでもいうのでしょうか?(圧倒的語彙不足)素朴な絵の中に温かさと切なさがあって筆者はとても好きでした。(そして見続けているととあるしかけがあり、とても感動しました)
またあらすじとチャプターごとの挿絵。こちらも毎回ほっこりしてしまう素敵な作品の数々です。
アニメーション&イラストのまとめ動画も上げてくださってますのでぜひ見ていただきたいです。(無料でこんなにも見せて頂いていいのでしょうか……アニメーターさんにも投げ銭がしたい……)
そしてなんといっても動画全体の編集の素晴らしさ。
なんと動画を撮るにあたってチャートを事前に制作されたそう。その数600枚以上!
チャートを元に紡ぎ出される物語は最早一つのドラマとでもいうべきか、ゲームという作品を更に芸術へと昇華させたかのような新しさと奥深さを感じました。さながら映画監督のようですね。
個人的に好きだったのがボス戦で積み重ねた主夫リンクのGAME OVERシーンの数々と(カットするのではなくあえて見せてくださるのが生々しくて好きです)、主夫が作る美味しそうなお料理コーナー「ブレワイ飯」です。
ブレワイ飯もまとめ動画作って下さらないかな、なんて。動画と主夫リンクのお料理本(色んなキャラからのコメント付き)が欲しいです(笑)
ゲーム実況という呼び方はこの方の作品には個人的にしっくりこなくて、ジャンルの枠を飛び越えた、一つの作品だと筆者は思っています。
更には制作者shu3様のプレイの上手さ。
これはあくまで筆者の主観です。単純な操作的な巧さで言えばきっと上には上がいるかもしれませんが、ここでいうプレイの上手さは作品の主人公力の高さ(=演者としての上手さ)とでもいうのでしょうか。
主夫リンク(そして主夫を操るshu3様)と視聴者が苦楽を共にしている感覚を味わえた気がするのです。(完全な趣味の範疇になってしまうかもしれませんが、shu3様のおっとりしていてやわらかな癒しボイスもイチオシポイントです)
また本ゲームには多数のワザ(バグを利用した裏ワザ等々)が発見されており、それらも駆使(紹介)しながら進めてくださいます。
こういった難しいワザ(私のようなゲーム下手の人間には出来ないようなテクニック)を見るのってゲームプレイ動画の醍醐味の一つですよね。
余談ですが筆者も動画を見ていくつかチャレンジしたのですが全然出来ませんでした(笑)出来たのは口笛ダッシュぐらい。
【作品のクオリティ ポイント】
・素晴らしいアニメーション&イラスト
・600枚超のチャートから紡がれる壮大な物語
・勿論所謂ゲームプレイ動画としても見応えアリ
6.総括
ここまで、筆者が思う『すべてを超えた超やりこみBotW』の魅力を語って来ました。
【ここがすごい!まとめ】
①動画のコンセプト
②作品への愛
③作品のクオリティ
しかし、一番早く魅力を分かってもらう方法は兎に角
1話を今すぐ見てもらうこと!
だと思います。
これからもお体に気をつけて、素敵な作品を制作していただけたら嬉しいなと思います。(ナポリの男たちでの活動も細やかながら応援しております)
(7.筆者の個人的な感想)
ここからは自身がブレワイをプレイした超個人的感想+動画を見ての感想ですので、まずはこんな文章を読む時間があるのであれば、先に動画を見て来てください(笑)
また作品のネタバレも含みますのでご注意下さい。
ブレワイ、途中で諦めずにボス戦まで辿り着いて本当に良かったなと思います。
どこで詰んでやめたのか忘れてしまったのですが、そうだな、最初に心が折れたのはコポンガ村跡かな?のエレキウィズローブです。多分。
当時倒し方が全然分からないかつルピー不足で矢も買えておらずお手上げ状態。終いにはリザルフォスに追いかけられる始末。あの頃はなんてゲームだ……と絶望したのを覚えています。
そこから3ヶ月ぐらい放置しました。それで動画を漁る日々に入りました。
思えばあそこで詰んでいなければ動画を漁ることもなかったかと思うと難しいゲームで良かったなと逆に感謝ですね。
そのプレイ動画漁りの中で本動画に出会い、最初に学んだライフハックは「敵をたいまつにつけた火で燃やせる」ということ。あれは目から鱗でしたね。その技を使いだしてから急に攻略が楽になりました。
筆者自身は飽きっぽくやりこみには向かないので、とりあえずストーリーだけはさらいたいと思い神獣攻略、ウツシエコンプ、ガノン討伐だけその後さっくりやりました。
それで満足するつもりだったのですが、動画で「英傑たちの詩」を見てしまってから「これはやらねばならない……」という気持ちが沸々と湧いて来てしまっています。
英傑たちの詩のラストで涙声になりながらプレイされてるshu3様の声を聞きながら、筆者も貰い泣きしました。うっかりダウンロードコンテンツを購入。我ながらチョロすぎる。マスターワークスに続き、ちゃっかり買わされている自分。
ちなみにトップ画像でダウンロードコンテンツを購入していることが実はバレているという。公式に貢献できるならもうそれで構わないという気持ちですね。
まだ絶賛プレイ中なので頑張ろうと思います……
100人に100通りの楽しさがあり、その数だけ伝説がある。すごいゲームだなと改めて思います。発売から4年が経過してなお新しさを失わず、こうして実況が続けられる本作の懐の深さに敬服します。
感想をあげようとすればキリがないので、本稿では一旦ここで区切りとさせていただきます。
8.おわりに
結びに、改めて『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の制作に携わられた皆様、並びに素敵な動画シリーズを制作してくださったshu3様、イラストレーター様に最大限の感謝と敬意を送りたいと思います。
以上、長文に最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
*紹介のため動画リンクを埋め込みで使用しておりますが、権利等々何かお気づきの点がございましたらご指摘いただければ幸いです。
[出典]
動画取得先:shu3様 YouTubeチャンネル
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