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箱根美術館めぐり

金曜日に有休をもらって、金土と1泊2日で箱根の美術館巡りに行った。
都内からは日帰りでも行けるが、宿泊してゆっくりまわることができた。

1.箱根フリーパス(電子チケット)購入

新宿から小田急線往復と、箱根登山電車やバスなどの乗り物がフリーで、施設の割引もある。
駅や旅行代理店などでも購入できるが、私はEmotっていうアプリをダウンロードして、電子チケット購入した。
箱根を回るなら購入必須!!

2.アクセス方法

フリーパスを購入したので、もちろん小田急線で行けばいいが、私はバスタ新宿からの小田急ハイウェイバスを利用した。
通常片道1610円だが、フリーパス利用で1000円で利用できる。
7:05新宿発で、目的の美術館の最寄りのバス停まで、少し遅れたが9:30頃到着した。
車内にはトイレもあって、空いていたので2席使って快適な移動だった。

電車の場合は、箱根湯本まで行って、そこから登山電車やバスでまた移動しなければならないので、美術館めぐりをしたい人にはハイウェイバスをおすすめする。

3.箱根の美術館

①箱根ラリック美術館


小田急ハイウェイバスで、仙石案内所前バス停で降りてすぐのところにある。

アール・ヌーヴォーとアール・デコの時代を駆け抜けた
宝飾とガラス工芸作家、ルネ・ラリック。
彼の生涯を綴った「箱根ラリック美術館」は、自然とアートが響きあう心豊かになれる場所。
ラリックがこよなく愛した草花や、四季折々に表情を変えるガーデン。

箱根ラリック美術館公式

お上品な花瓶や香水瓶などが並んでいる。
企画展もやっていて、私が行った時は「明日への祈り展 ラリックと戦禍の時代」が開催中だった。
サロンドサラから見る庭が本当に素敵で、ここでお昼寝したいと思ってしまった笑
オリエント急行内でお茶もできる。
アール・ヌーヴォーとアール・デコはちゃんと触れたことがなかったので、いい目の保養になった。

②星の王子さまミュージアム

ラリック美術館からバスで移動。

星の王子さまミュージアムは、サン=テグジュペリ生誕100年を祝した世界的記念事業の一環として作られた、『星の王子さま』をテーマにした世界で唯一のミュージアムです。
サン=テグジュペリの生涯をたどりながら、箱根の自然豊かな環境の中で、フランスの街並みと、ヨーロピアン・ガーデンをお楽しみいただけます。

星の王子さまミュージアム公式

パリの雑貨屋さんで購入した星の王子さまのマグカップカバーがとってもかわいくて、それから気になっていた星の王子さま。
庭の花々がとてもきれいで、こじんまりとした庭を歩くだけでも気持ちいい。ぜひ春に行くことをおすすめする。
施設は大きくなくてみどころも少ないが、逆にこの大きさだからゆっくりのんびり過ごせる。
ここで、パスタとスパークリングワインでランチをした。

そして、ショップもかわいいグッズがたくさん!私は、絵本とエコバックやポストカードを購入。

子どもよりも大人の方がワクワクさせられるミュージアムだと思う。


③箱根ガラスの森美術館

またまたバスで移動。
上3つの美術館は、徒歩でこそ厳しいが、近くに固まっているので、まとめてまわれて便利。

箱根ガラスの森美術館は、緑豊かな箱根仙石原にある日本初のヴェネチアン・グラス専門の美術館です。

箱根ガラスの森美術館公式

こじんまりしているからか、庭を歩き回るのもストレスなくらい混雑していた。
庭のガラスの装飾が、太陽の光でキラキラ輝いていてとてもきれい。
ヴェネチアングラスの良さって私には分からないけど、ガラスの繊細さを感じることができた。
ショップも豊富だったが、私はなにも買わなかった。


④彫刻の森美術館

テレビでよく見る美術館。
ここは翌日の朝イチで行った。

彫刻の森美術館は、環境芸術としての彫刻芸術の普及振興を計り、我が国の芸術文化に新たな活力を注入することを目的に、人々が自然の中で彫刻に接する機会を提供する野外美術館として、1969年(昭和44年)に開館しました。

近代から現代にいたる優品や多彩な彫刻の数々が、景勝地・箱根の山々を背景にして魅力を如何なく発揮し、私たちはその対話に加わることで、芸術家たちの創造精神、自然のダイナミズムを享受できます。美術に興味のある人もない人も、家族や友人と散策しながら作品とふれあい、語りあう ― まさに野外美術館でしか味わえない楽しみといえます。

私どもはフジサンケイグループの協力のもと、彫刻のための多くの国際公募展や様々な美術展覧会を開催する一方で、コレクションを充実させ、1981年(昭和56年)に姉妹館、美ヶ原高原美術館(長野県)が開館、1984年(昭和59年)にはピカソ館を開設しました。次代を担う子供たちが美術に親しむ様々なプログラムを実施するほか、コンテンポラリーアートの紹介にも努めています。

彫刻の森美術館公式


土曜日の早朝だから空いているかと思ったら、子供が遊べる施設が多いので、ファミリーが多い。子供は楽しいだろうな?
広大な公園内に、彫刻が点在している。広すぎて全部見るのは結構疲れる・・でも、草木や桜がとってもきれいだったので、春に来るのをオススメする。(真夏はきついだろうな?)
私の目的はピカソ美術館。ここは公園の一番奥にあるので、人も少なくてほぼ貸切状態だった。
点数は少ないが、ゆっくりピカソの画を楽しめる。
パリのピカソ美術館にまた行きたくなったし、ここもまたリピートしたい。

ショップはもうちょっとピカソグッズがあるといいな?と思った。
ここでも何も買わず・・

⑤ポーラ美術館

彫刻の森からバスで移動。

2002年、ポーラ美術館は神奈川県箱根町に誕生しました。開館以来、「箱根の自然と美術の共生」というコンセプトを掲げつづけています。箱根の自然と景観に配慮した建物は、高さを地上8mに抑え、建物の多くを地下に置き、森にとけこむようです。展示室は、ひとつひとつの作品が美しく鑑賞できるように独自開発の照明を採用。約10,000点のコレクションは、ポーラ創業家2代目の故・鈴木常司が40数年にかけて収集したものです。西洋絵画、日本の洋画、日本画、版画、東洋陶磁、ガラス工芸、古今東西の化粧道具など、多岐にわたります。優れた作品、豊かな自然、そして光に満ちた建築空間…。「共生」という理念が、美術館のすべてに息づいています。

ポーラ美術館公式

ちょうど、企画展初日だったので、一番混んでいた美術館。
企画展は「ポーラ美術館開館20周年記念展 モネからリヒターへ ― 新収蔵作品を中心に」
フランスで訪れたモネの庭を思い出すモネの絵画が見れて感動。
やっぱりモネの画はきれいだな~。
ピカソやゴッホの画もあって、充実している。

レストランも超混んでたけど、ビール飲んでカレーを食べた。

4.宿泊

朝イチで彫刻の森美術館に行きたかったので、強羅駅近くの「箱根強羅ホテルパイプのけむりプラス」に宿泊。
最近、大浴場付のホテルにはまっているので、美術館にアクセスよくてお値段も手ごろ、そして2食付きで探した。
箱根は遅くまでやっている飲食店やコンビニも少ないと聞いたので、ホテル内ですませられるようにした。

夕食前に大浴場に行ったらほぼ貸切で、露天風呂も堪能できた。
桜の花びらが浴室に散っていて、それがとっても風情があってよかった。

夕食はバイキング。メインのローストビーフはいまいち、品数や味も普通だったが、何といってもビールやアルコール類が飲み放題。
お酒飲む人はあまり食べないから、これでちょうどよかった。
料理メインの人にはものたりないかも?

5.総括

東京に20年住んでいて、近すぎて興味がなかった箱根だが、コロナ禍で外人が少なくて快適に国内旅行ができるので行ってみた。
車がないと不便かと思っていたが、バスで回れるので全く困らなかった。
坂道が多くて歩くのは大変だが、春のいい季節に行ったので20分くらい歩いても気持ちよくて疲れることはなかった。
箱根には、まだ行きたい美術館があるし、今度は温泉にも行きたいと思っている。

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