見出し画像

2024.12月 第1週の日記



12/1(日曜日)

いよいよ12月。
明るく暖かく秋の延長のような、
まだ冬の感じがしない。
昨日の疲れか、両親はいつもよりも遅く起きたそう。

朝はシチュー、お昼は肉まんを蒸した。
食後、家族に黒豆ほうじ茶を淹れた。

✳︎
考え方を少し変える。
怒星さんへの対応を、誠実に努めていれば誰か見ているひとがいるかもしれない。語調が強いから私が責められているような気持ちになっていたけど、よく考えるとそうではなくて、私に同意を求めている、不安な部分を確認している、ということなのかもしれない。
しばらくは辛抱だけど、なるべく(自分にも)うそがないように付き合おうと思う。


夜は昨日のモツ鍋のスープを元に具材のアレンジ版。
にらキャベツ舞茸を、豆もやしえのき白菜などに変えて、モツの代わりに豚肉を入れて。こちらもまた美味しかった。
ちゃんこ鍋のようだった。


以前一緒に働いていた方々からそれぞれメールが来た日。
普段あまり活動していないスマホにときどきこういう偶然が重なる。
静岡の方からは「富士山は雪化粧です」とすてきなお知らせがあり、想像をふくらませた。


何度かゴロついたけど昼寝が捗らず、
晩ごはんのあと夜寝。よう寝るね。


12/2(月曜日)

暖かくて過ごしやすかった。
締め日なのでなにかと緊張が続いた。

帰りに星がひとつ見える。
お月さまは見当たらず星だけが照らしている。早いうちから輝く一番星。
宵の明星と言うそう。母に教わった。

夜はモノマネの番組を家族と見て笑いながら、ゴロゴロぬくぬく自分を甘やかした。


そういえば、しばらく出ていなかった朝のニュースのお天気キャスターの方が復帰された。再会が(勝手に)うれしかった。その方が出ていなかった間、担当されていたキャスターさんもどちらも好きだった。


12/3(火曜日)

快晴、暖かいそう。

朝、駅の自動改札機にICカードを当てるとき、となりの列のひとと動きが重なり、「ぴ」の音がさらに大きく響いた。

お昼頃は動くと汗ばむような陽気。
気分転換したくて、ふらりと外で休憩をとった。

お気に入りの半袖ニットがあって、
冬になると毎年、もう15年以上は着ている。手編みですか?とよく聞かれるノルディック柄のもの。
以前働いていた職場では、私がこれを着始めると、あぁ冬が来たなぁと思う、と言われた。
今日ももれなくゴハン屋さんで混んでいるにも関わらず、
手編みですか?暖かそうね、と言われる。
仕事と関係のないひとと話せると私もなんだか気持ちが和らぐ。

帰り、駅でよく会う他部署の方と上着を収納しているロッカーのあたりで一緒になった。奥にあるブラインドの先に富士山が見えることを教えてもらった。朝と夕方きれいに見えますよ、と何度か念押しされた。赤紫色のグラデーションの空に富士山のこんもりとした黒いシルエット。
こりゃ良いこと教えてもらったなぁ。
明日も見てみようっと。


12/4(水曜日)

明け方早くに一度目が覚めた。
青空に刷毛で描いたような掠れた雲。
細かいちりめんのような雲。

朝夕、会社のロッカー脇のブラインドをぐぃっとやって富士山のシルエットをこそっと見る。富士山チャージ。
(教えてくれた方が先にロッカーの場所へ入って行くのが見えて、ブラインドをがしゃっと開けている音も聞いた)

宵の明星と下の方に三日月。
ほんとにきれい。
キキララを連想させて可愛くもある。
目と心の保養となった。

✳︎

本や文章を読んでいると、書いているひとの話し方とか、生活速度みたいなものが立ち上って感じられることがある。
ドラマで手紙を読む時にその手紙を書いた人の声が重なっていくシーンみたいに。
書く行為はアナログなようで、これってすごいことじゃない?と思ってしまう。
手書きの文字とかも。


▶︎三日月さんとお星さま
なかなかうまく撮れないね


12/5(木曜日)

朝のニュースに、代打で担当されていたお天気キャスターさんもまた出演していた。テレビ越しにまた見ることができて嬉しい。もともとの方と交代制になったのかな。おふたりとも健康に過ごせますように。

バス停の前に10人程の列があり、
こりゃ待つかな
と思ったが、バスは時間通りに到着。
運転士さんの声がけが丁寧で、なおかつ自分の声の良さをわかっている、自信を持った話しぶりだった。運転士さんの様子で車内の空気、安心感みたいなものが変わる。

風邪で弱っていた間だけバスを使うつもりだったけど、まだバスで駅まで行っている。(帰りは歩いている)

毎朝見掛ける途中駅から乗車する母娘が席をひとつ譲ってもらっていて、お母さんのひざの上に娘さんが座った。
小さな娘さんはどこかの私立の制服を着ていて小学2年生くらい?
責任感の強そうな、どことなく緊張した面持ちのお母さんと一緒に、車内が混んでいてもいつも静かに佇んでいる。
お母さんは娘さんを送ったあと仕事へ行くのか、冠婚葬祭に着るような無地のワンピースをぱりっと着ている。
小さな娘さん、お母さんと一緒に座らせてもらえて少し恥ずかしそうな嬉しそうな表情をこっち側に向けた。良かったね。

帰り、宵の明星と三日月が同じ高さに並んでいて、星が右、月が左に見えた。
あれ?昨日は星が左に高く見えたはずなんだけど。同じ場所、同じ時間帯でこんなに変わるのか。
天体の不思議を思う。


12/6(金曜日)

寒いと聞いて冬物のコートを着る。
金曜日だし、こないだ買った季節の紅茶をマイボトルに入れて持って行く。
(好きな飲みものと好きな文房具を使うことで仕事の気分を上げている)

帰りに運動を兼ねて、ひと駅ぶん歩く。
風邪を引いたときに探していた葛湯は
カルディで販売されていた。 
そうか、ここで買えば良かったのか。

駅のパン屋さんにアルバイト募集中の貼り紙が。
(私はアルバイト募集の貼り紙を見つけると、吸い寄せられる習性があり、そして内容を見てふーん、と感じ入る)

貼り紙には「進路が決まっている高校三年生限定」と書いてある。
進路が決まっている中年女性はだめでしょうか?と履歴書をおずおず持参する自分の姿を一瞬想像した。

✳︎

帰宅すると、父が雑誌ブルータスの理想の本棚特集を買っておいてあったので、これから読むのが楽しみ。表紙になっている長場雄さんという方の本棚のグラデーションがきれい。作家順とか出版社順とか、背の順とか私はそんな風に本を仕舞っているから、色順はとても斬新に感じられた。


▶︎ 落書きする元気はあるよ


今週もおつかれさまでした。

いいなと思ったら応援しよう!