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2024.12月 第1週の日記② 12/7(土)
12/7(土曜日)
昨晩あたりから冷たい冬の空気に変わった気がする。
母と話しながら朝食をゆっくりとっていたら、あまり時間がないことに気づいてあわてて仕度をした。午前と午後、それぞれ用事がある。
バスにも乗らずに転びそうなフォームで
駅まで走った。内側に着込んだ服が暑く、
背中にたくさん汗をかいた。
*
小学生の頃、冬になると休み時間にマラソンの時間があった。
たしか20分間走と呼んでいた。
スティーヴィワンダーの曲「パートタイムラヴァー」が流れると始まりの合図で、
校庭をぐるぐるだらだら走り続けた。
6年間ずっとこの曲だったので、私はこの曲の機微を覚えている。
私たち生徒たちには塗り絵が一枚ずつ配られていて、1回走るごとに塗り絵のひとマスを塗ることができた。初級のドラえもんのマスを全部塗ることができたら、上級はオバケのQちゃんにチャレンジできるようになっていた。
Qちゃんは胴体が白くてマスも多いから、塗れども塗れども白が続いた。ひとマスずつぜんぜんちがう色に塗る子もいた。あたまの毛の3本のところも1本ずつ塗らなければならなかった(3回走る計算となる)
冬が終わるころ、みんなの塗り絵が廊下に貼り出された。
姉は真面目にちゃんとやるひとだからドラえもんもQちゃんも完成させていた。
あとでこの話をしたら姉はスティーヴィワンダーの曲ことしか覚えていなかった。
*
午後からは学校説明会に出向いた。
来春から勉強してみたいことがあって、
そのための資料を集めている。
係の方は最初の挨拶のときに変なふうに息を吸い込んでしまったらしく、終始咳き込んでいて苦しそうだった。
気の毒だったけど、それでも親切丁寧に説明を続けていた。
遠出するも帰りの急行が混んでいたので、途中で各停に乗り換えのんびり移動した。
駅を出たころ、空がくもってきたなぁと思ったら途中から雨にあう。傘は持っていなかったからそれなりに濡れた。
雨降って地固まる、か?
引き返すにも進むにもバスに乗るにももうどれでもないような地点。
以前急な雨でずぶ濡れで帰ってきた父がポイントオブノーリターンだった、と言っていたのを思い出した。
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