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2025.1月 第3週の日記② 1/18(土)

1/18土曜日

雲ひとつない青空。
午前中、諸用で母校の大学へ行った。久しぶりすぎて電車を降りるまでどちらのドアが開くんだっけ?と感覚を忘れているくらいだった。
在学中はずっと工事中で薄暗かった駅は地下におさまり、エスカレーターを上がると別人のように整然ときれいで、駅ビルやおしゃれなカフェもできていた。
大学までの道順はからだが覚えていてたどり着けた。ちょうど入試が行われているところだった。
校内には入れないので、正門のまえで係りのひとと待ち合わせした。

用事はあっという間に終わり、電車で戻る。家の最寄駅のひとつ手前の駅で降りて、こないだテレビで観たばかりのお店を数軒回ってみた。
和菓子屋さん、ベーグル屋さん、中華屋さん(行列に並び、コクのある担々麺を食べた)、そして洋菓子屋さんで両親へのバースデーケーキを注文した。まるでタスクをこなしているような達成感があった。

喫茶店で1時間ほど読書したり、メモしたりしながら過ごす。
初めて入ったけど、地元のひとでこんなにも賑わっているんだなぁ。店員さんがただいま満席です、と入り口で待つお客さんに話すのが聞こえて、はたと気づき急いでお店を出た。

借りていた本を読み終えたので、そのまま図書館へ返しに行った。返却カウンターで係の方が返した本をぱらぱらぱら〜と慣れた手つきでめくっているとき、なにか試験結果を待っているようなじりじりした緊張感がある。
本の表紙の内側に返却期限を書いた付せんが貼りっぱなしだったのが見つかってしまった。すいません。
はい、ではお預かりしまーすと言われると急な安堵がくる。
あの感じってなんだろう。

駅前に戻るとちょうど電車が出ていくところで、線路沿いを歩いて帰ることにした。

ひなたは暖かく、空気は冷たく。
気を抜くとやっぱり寒い。



▶︎近所の椿


帰宅すると父と母が手分けして、お風呂場や台所の換気扇を掃除しているところだった。両手にお土産を持った私は差し入れを持ってきた、よそのひとのようで、なんか家のことなんもしとらんなぁ、と反省のきもち。

しばらくすると掃除が終わり、お茶を淹れて、みんなで3時のおやつにした。
和菓子屋さんの豆大福、よもぎの麩まんじゅう、桜道明寺など。どれも丁寧に作られた、じんわりした美味しさだった。あずきが美味しかった。



夕方、お相撲を観ながら、キムチ鍋。
北の富士さんの特集を観る。あんなに洒脱で茶目っけがあって、かっこいいひと、なかなかいないと思う。もう解説が聞けないのが寂しい。

食後は映画、寅さんとリリーの相合傘のお話を観る。思い合っているのにすれ違っちゃうふたり、あぁ切ないねぇ。いや思い合っているからこそ、なのか。くーっ。
寅さんの明るさや自由さを観ると、来週からまた仕事へ行きたくなくなっちゃうな。

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