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2025.2月 第3週の日記② 2/15(土)

2/15土曜日

冬の朝は手がぴりぴりしびれて目が覚める。となりで寝ている姉がなにかずっと寝言を言っている様子、表情をしばらく観察していた。

昨夜、お酒が入っていたこともあり、帰宅後に空想の中であそんでいた。ときどき私のあたまに広がる楽しそうな光景。


✳︎
雪のかまくらのような丸い入り口で、土を固めたような素材でできている洞窟のような場所。入り口の奥にオレンジ色に近い黄色い灯りが見える。
まぁるく弧をえがいた小さなカウンターがあり、そのなかでひとり立ち働く私がいる。ポットを持ってお茶を淹れている。
カウンターの前にはお客さんが座っていて、それぞれが笑いながら話している。
子供のお迎えの前に立ち寄るひと、仕事から帰宅する間に立ち寄るひと、買いもの帰りで荷物を持ったひとなど、夕方になるとカウンター前は少し混み合う。
話すのが苦手なひとも中にはいるけど、安心してその場にいることができている。

それぞれ一杯のお茶を飲み、
さ、もういっちょやるか、という気分になったら、サクッとお店を出ていつもの生活に戻っていく。

私は夜のひとり時間も楽しみだから、20時くらいに洞窟を閉める。
カウンターの外へ出て席に腰掛け、今日のできごとを思い出しながら事務作業をしたりする。ラジオを聴いたりしながら。

ってそんな風な想像。


▶︎下手なりに描いてみた


✳︎
先月修理に預けていた靴ができあがったそうで、受け取りに出掛けた。家族と話しているうちに出発が遅れ、お昼近くになった。

受け取った靴は靴底がきれいに張り替えられていた。あらためて見る靴は、私の足の形そのもののように立体的に変形していて、こんなにも?とおどろかされた。

空は快晴。
マフラーを巻く首元に汗をかくくらいの陽気。昼食をしているとき、店内の大きな窓から見えたパセリのような形の細い木が大きく揺れていた。

帰り、田園都市線の用賀駅で降りる。高校生の頃、通学路だった記憶を頼りにお隣の桜新町駅まで歩いた。
文化祭のときに買い出しをしたスーパーや両替をした銀行の前を通る。
駅前の伊勢屋さんというお団子屋さんも健在だった。ときどき友だちと学校帰りにお団子を食べていたのよね。
桜新町は長谷川町子さんの美術館があるところなんだけど、駅のアナウンスがサザエさんのハキハキとした声に変っていた。
もう少し懐かしい気持ちになるかと思ったけど、覚えていないこともそれなりに多かった。

帰宅すると両親が、焼き芋をおやつにのどかにお茶をしていた。

夜ごはんは豚のしゃぶしゃぶ鍋。
水菜や春菊、えのき、長ネギなどを同じくらいの長さに切って、豚肉でくるんと巻きながら食べた。大根おろしといただきものの柚子で作った、即席ポン酢で。

土曜の夜は自由な感じ。
明日のお昼はうどんかな。

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