2024.12月 第4週の日記
12/22(日曜日)
風が強く戸ががたがた鳴っている。
有馬記念をテレビ中継で観る。
馬が走る姿は格好いいな。
やさしそうな目も可愛い。
冬のこの時期、有馬記念だけは毎年テレビで観ているような気がする。
競馬といえばだいぶ昔の話だけど、百貨店で販売の仕事をしていた頃、土日祝日関係なく働いていて15時台にお昼休みに出るのが普通だった。上の階にある広い社員食堂には大きなテレビがあって、競馬中継が始まると他の売り場のおじさん方が群がって観ていた。
その時の光景を思い出す。
それとまた別の職場での昔話だけど、上司にナイターの競馬に連れて行ってもらったことがある。その当時羽振りの良かった上司は赤坂で鉄板焼きをごちそうしてくれて、私と同僚、部長の女性3人を大井競馬場まで連れて行ってくれた(休日だったと思う)。小林旭のような親分肌な感じの方だった。
私たちはバブル世代では全くないし、あまり経験ないけどまるで接待されているようだった。
競馬場でも室内で観られるような席を予約してくれていた。
私が選んだ馬はギリギリのところで一位かどうか分からず、判定が出るまでかなり待った。当たったらこりゃ大穴だぞ、と期待だけが大きく膨らんだあげく、当たらなかった。(当たらないような気もしていた。)
ただ帰りが遅くなっただけで何となく申し訳なかった。そんな思い出もある。
12/23(月曜日)
パンやお菓子など、いただきものが多かった日。
先週が仕事のピークでもう年末モードに入った感じ。インフルに罹ってしまい、年内はもう出社できなくなってしまった方も数人いる。
大関さんがクリスマス用の食材を買いたいと、うちの近所にあるスーパーをお目当てに一緒に帰ることになった。
外へ出るときゅっと身が締まる寒さ。
大関さんはマフラーを忘れたり、途中でATMに寄ったり。外で待っていた私を見失って逆方向に探しに行ってしまったり。会社から駅までの数分の時間の流れがいつもとぜんぜんちがって可笑しかった。
電車に乗って最寄り駅で、また明日〜と別れた。
✳︎
夜、ドラマ『光る君へ』の最終回をようやく観た。一年間観続けたので、自分まで同じぶん歳を重ねていったような気持ちに。あの時代があって、今の世につながるのだなぁ。音楽も型にはまっていなくて良かったし、俳優さんも好きな方々がたくさん出ていた。はーっとため息が出た。
そのあと猛烈睡魔のため1時間ほど寝た。
やっとこお風呂に入って出てみると、家族はみんな寝ていて電気が消えていた。
家族も今日は夜が早かった。
12/24(火曜日)
今朝は温めたパンの甘い香りが部屋に満ちていた。
特に予定はない私だけど、赤いセーターにクリーム色のマスクの紐の部分は深い緑色、格好はクリスマス仕様。
おまけに毎年この時期に使う、靴下柄の手拭いも持って行った。
大関さんが昨日スーパーで買った材料でローストビーフを作ったそうで、お昼休みに分けてくれた。
とっても美味しくて感激。
*
何日かぶりに夕焼け富士山のグラデーションを見ることができた。
いろいろと腑に落ちないこともあるんだけど、しいたけ占いに倣って今週は100点満点を目指さない方向で。
我が家のクリスマスイブは鰻のかば焼きを食べた。
これで年末までがんばれるね、間に合って良かったね〜と母と語らう。
夜、映画『男はつらいよ』シリーズの寅さんとリリーが初めて出会う回を半分だけ観た。浅丘ルリ子さんのカラッとした話し方が好き。
12/25(水曜日)
冬至を境にまた朝夕、富士山を見られるようになった。
帰りにカルディでお茶を買おうと寄りつつも、米粉のパンケーキミックスを購入。
冬休みに家族に作ってみようと思って。
サスケを観ていたら、鰤かまが冷凍便で届いた。職場でもそうだったけど宅急便が大変に混み合っていて、届いたのは夜21時半。寒いなかお世話さまでした。
*
イヤホンでラジオを聴いていた父に、
第九やってるよ~、と呼び止められ音を出して一緒に聴いた。
年末の高揚感。
12/26(木曜日)
起きるとメールが2件。
友だちもそれぞれのクリスマスを過ごしたみたい。
いつもより寒さがやわらいでいる。
ほわーんと靄がかかったような夕焼け。
夕方、一台しかない狭いATMの建物の外で並んで待っていたら、ちょっとの隙に横入りした子がいて、私のうしろに並んでいた若いお相撲さんが注意してくれた。
正義の味方で力持ち。かっちょ良かった。
乾燥注意報が続いているんだそう。
帰り道、うちのそばで拍子木の音と火の用心の声が聞こえた。
昨夜届いた鰤かまが早速晩ごはんに登場していた。
目が飛び出るほどの、すンごい美味しさだった。付属の甘いお醤油も美味しさをより引き立てていた。贈り主の(別れた夫なのですが)センスが最高到達点に。ありがとう。
こうして家族含め喜ばせてくれる、この関係性は一体なんだろう、足長おじさん?みたいな?
夜、中島みゆきの『ファイト』を歌いながら、手を小刻みに動かしてスマホの画面を磨いていたら、母に笑われて我に返った。
12/27(金曜日)
デジャヴ感のある仕事納め。
昨年も同じように当番のひとが突然休んで、私は荷物の集配作業を代わりに行なっていた。運動だと思って健やかにがんばった。
机まわりを拭いた。
引き出しの中身を出して、引き出しの中も拭いた。前任の方の時代から入ったままの個別フォルダーも使う出番がないので片付けた。
電話もまわりに2台あるので拭いておいた。なんとなく空気がきれいになった気がする。
*
久しぶりに書店兼カフェへ寄った。
自動ドアが開くと、ひんやりとした風が入ってくる。来年の手帳とカレンダーはもう準備しているけど、見ているうちにまた欲しくなってしまう。自分のなかのラストオーダーはいつまでなんだ。
本を見て、お茶して日記を書いて、また書店へ戻る。
楽しいサイクル。
夕方からかなり気温が下がった。
駅でも若い女の子が
底冷えだ〜〜と寒がっていた。
今週もおつかれさまでした。そしてみなさま良いお年を!
(次回は来年アップします✏️🗒️)