留学生のための声優「進学塾」

25年間、声優の専門学校やカルチャースクール、声優養成所の教壇に立ってきました。並行して声優事務所のマネージャーとしても勤めていました。

ディレクターでもなく、プレイヤー兼任でもない者が、声優を目指す人、または新人声優に教える立場にいるというのは、なかなか珍しいと思います。自然、マネジメント視点で採用基準を念頭に置きながらの指導となっていきました。そんな経歴の中で、海を超えて日本にやってきて、「日本の声優技術を学びたい」と頑張っている若者たちと出会います。

複数言語を自在に操れる人材は、なんと魅力的なことでしょう。　
しかし固定収入のない声優という業種で、外国籍の方が個人事業主として就労ビザをとることは難しいです。

それが未来に待ち受ける困難だとしても、彼らは日本に声優を学びに来てくれる。
一人で、退路を絶って。

とても情熱的で、本気で、才能があって。
でも、日本語がまだまだ熟練しておらず、そのために２年間の専門学校生活で十分に技術を学び切れていない。
もったいない「素材」。

彼らが声優専門学校や大学の声優学科で十分に学びを享受するために、何を先に身につけておかないといけないか。

私のキャリアを通して気づいたことや、取引先であった、各専門学校・大学の先生方からヒアリングしたポイントをまとめてカリキュラムを作り、サポートすることを始めました。

いま自分が日本語教師として籍を置く【早稲田言語学院】の中に、塾を設けます。まずは在籍する学生を個別にフォローするところから始めます。

今後、塾の活動について、このnoteにゆっくり記していきたいと思っております。
まずは表明まで。

声優進学塾 塾長　宮崎珠実