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海外アニメファンは、なぜ日本人声優の演技に惹かれるのか

「歌舞伎って、母音が長いですよね」

Team BareboAt(https://breathearts.jp/tba/)メンバーであり、ブリーズアーツさんの新人、飯塚杏珠さん(https://breathearts.jp/information/228.html)の言葉です。
レッスンの帰り道、歌舞伎の話をしていたときに言われました。

さすがです!!
そう、そう!
シンプルなことだけど、そこに気が向くと、日本語での演技について分析や考察をすることができます。

こちらの動画をご覧くださいませ。

『久しぶりだな』

母音をどれだけ伸ばそうが、
ひとつの母音の中でどれだけ音を動かそうが、
語彙の持つ「意味」は変わらない。
でも伝わる感情や状況は変えられる。

これですよ。みなさん。
これが、日本語の懐の広さです。
そして日本語での芝居が、全世界の中で独特なものになる所以です。

日本人はなんとなく日本語を使っているから、この特異性にピンとこない。
しかし、日本語を母国語としない海外の皆さんなら「なるほど!」と分かってくれるでしょう。
だって、海外では母音の種類が細かく設定されている上に、母音の中で高低をつけたら単語の意味が変わりますもの。

まあ、だから、海外のアニメ•声優ファンの皆様に向けて
「あなたがなぜ、日本人声優の演技でアニメが観たいのか」
逆に言うと、
「日本人声優が“何“をしているのか」
を音声学に基づいて解説しました。
そういう本でございます。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DCZWB6MB

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