瀬戸内海の島を歩く「Summer Pockets」舞台訪問 ティザーPV編
体験版で登場した場所の訪問記事はこちら。
製品版で登場した場所の訪問記事はこちら。
昨年の12/26にKeyの新作「Summer Pockets」のティザームービーが公開されました。
キービジュアル発表当初から舞台は瀬戸内海の男木島だと明らかになっており、今回のムービーで登場した場所も同じく男木島でした。ただし、男木島だけでなく同じく瀬戸内海の直島も舞台となっているようです。
2017年も終わろうかという12月の暮れに早速行ってみました。
アクセス
舞台はいずれも瀬戸内海に浮かぶ島なのでアクセス方法はフェリーに限られます。
直島は本州側(宇野港)・四国側(高松港)両方からフェリーが出ていますが、男木島行きのフェリーは四国側からしか出ていないので注意が必要です。また男木島/直島間のフェリーはありませんので、一度に両方行きたい場合は一度高松港を経由しなければなりません。
男木島へのアクセス
高松港⇔男木島 往復¥1,020
所要時間40分。便数については夏期は12便/日に増便されるものの、それ以外の季節は6便/日です→雌雄島海運時刻表
直島へのアクセス
高松港⇔直島(宮浦) 片道¥520、往復割引¥990
宇野港⇔直島(宮浦) 片道¥290、往復割引¥560
所要時間は高松港から行く場合約50分、宇野港から行く場合は約20分です。便数は港によって異なります→四国汽船HP
男木島の風景
実はこういう小型のフェリーに乗るのは初めてだったので、振動や音が実に新鮮でした。
年末に行ったためか船内は観光で行く人は少なく、おそらく島の住民の方ばかりといったところ。なお男木島に行く前に女木島という島を経由します。乗り降りする人数はこちらのほうが多かったという。
男木島に限らず後に述べる直島もそうですが、瀬戸内海の島々の幾つかは瀬戸内国際芸術祭の舞台になっています。
男木島では島のあちこちに芸術作品が展示されています。
キービジュアル
男木港を海側から見た風景です。
オレンジ色の屋根の家や、中央やや左に見える屋根が3つ連なっている家が特徴的で比較的分かりやすいと思います。この日は年末だからなのかフェリーが一隻ずっと停泊しており、キービジュアル通りの風景とはなりませんでした。
なお、後ろに見える山はどうやら省略されているうえに、桟橋については男木島のものではなく、直島の宮浦港にあるものを使用しているようです(一番下の画像)。
海側へ出るには堤防を歩いていくことになります。堤防は港の東側と南側にありますが、カット的には南側の堤防をぐるっと回り込んだ場所のほうがそれっぽい風景になります。
東側の堤防の先からだと角度が少し急過ぎるかなという印象。しかし右下の堤防を枠に収めるなら東側の堤防からでないと無理です。
島の南側、芸術作品「歩く方舟」付近。冬に行ったので緑が全くない。
男木島は平野部が少なく、移動はほとんど細い路地や坂道を歩くことに。その分高所からの景色は素晴らしいです!
男木島といえば猫。
男木島に来る観光客の目的は大半が猫と戯れることだと思います。実は今回、可愛い猫たちに会うことも目的の一つでした。
冬なので民家の中に篭っている子が大半だろうなとあまり期待はせずに島を回ってみたのですが、港付近には結構たくさん居て大満足。どの子も人懐っこくて観光客を見つけるとダッシュで近寄ってきます。撫でると嬉しそうに目を細める…これが癒し…。
暖かい季節に暮ればより猫天国を味わえそうです。
動きが早いのでピントを合わせるのが難しい。動体撮影の練習をしたほうが良さそう。
直島の風景
男木島から高松港に移動してから直島行きのフェリーの出発時間まで一時間ほどあったので食事を済ませました。
直島へ向かうフェリーは客席が多く、比較的新しめなこともあって快適です。
直島は歩いて回るには広いため、移動はレンタルサイクルを使うのが便利です。
レンタルサイクルには変速機なしのママチャリタイプ、変速機ありのクロスバイク、それから電動のものがあって、変速機がないと坂道で相当苦労します。
宮浦港から市役所などがある本村港側に向かうならば変速機なしでも問題ありませんが、地中海美術館などがある島の南側は坂道だらけです。徒歩もしくはバスを使うほうが良いかもしれません。
マップ・お店の情報等は公式サイトで手に入れることができます→直島観光旅サイト
※島の北側一帯は三菱マテリアルの工場となっているため立ち入ることができません。
宮浦港のフェリー乗降場所です。
フェリーを降りてすぐ撮影しようとしましたが、フェリーは到着してから出発するまでのかなりの時間(40分くらい)停泊したままとなります。より正確なカットを撮影するのであれば他の場所を先にまわっておいて、フェリーが出発してから向かうほうがいいです。
フェリーが出発してから向かうほうがいいのはキービジュアルにある宮浦港の桟橋を撮影する際も同様です。
この桟橋はフェリー乗り場から北へ100mほどのところにあって、ベストな撮影場所は芸術作品「赤かぼちゃ」付近となります。フェリーが停泊中だと、フェリーが桟橋を遮ってしまいそもそも撮影ができません。
宮浦港から歩いて10分程度の場所にあるお店「イワタコンフェクト」さんの前です。
今回行った際には営業していなかったため少し入口付近がビジュアルとは少し異なっているほか、アイスクリーム売り場の塗装が禿げています。
一日で両方回れるか不安でしたがなんとかなりました。
この日は曇りのうえ風が非常に強く寒いを思いをしましたが、もう少し暖かい季節に来れば瀬戸内の温暖な気候を最大限に味わうことができそうです。また直島には美術館が多く、それ目当てに訪れているであろう外国人観光客の姿もたくさん見かけました。
今回は時間の関係で島をゆっくり見て回ることができませんでしたが、次回訪れるときは食べ物や観光もしっかり行いたいです。今後新たな風景が登場するのが楽しみです。
おしまい。