「氷菓」舞台訪問 雪舞う高山で年越ししてきた
2017年も早いものであっという間に過ぎ去ってしまいました。
休日の過ごし方について振り返ってみると、やっと時間やお金に少し余裕が出てきたためか遠出ができるようになった気がします。今年はもっと色々な場所に行きたいです。
概要
今回は昨年の年末から今年の正月にかけて、岐阜県の高山市で年越しをしてきました。高山で年越しをするのは今回で2回目となります。
岐阜県高山市は京都アニメーション製作のアニメ「氷菓」のモデルとして有名です。街のいたるところにアニメで登場した風景が登場します。アニメ放送終了からもうすぐで6年経ちますが、未だに舞台訪問にやってくるファンの方は多いです。交流ノートをみるとほぼ毎日記入があり、嬉しい気持ちになります。
私がなぜ今回この高山で年越しをしたかというと、この氷菓という作品に関係しています。アニメ版で言うと20話「あきましておめでとう」で主人公達が初詣に行くシーンがあって、氷菓ファンの中にはこれにならって舞台となった高山で年越しをする、というのを目的にしている方々がいます。私もその中の一人で、昨年に引き続き今回で2回目というわけです。
高山へのアクセス
高山は岐阜県飛騨地方に位置するので、名古屋から高速バスや電車を使って行く方法が一般的です。
それ以外にも関東からなら松本まで電車などで行き、そこから高山行きのバスに乗る、あるいは新宿から高速バスを使えば高山まで一本で行くことができます。
名古屋から高山への公共交通機関を比較すると以下のようになります。
【特急】名古屋⇔高山 片道¥5,510、所要時間:2時間27分
【高速バス】名鉄名古屋BC⇔高山BC 片道¥2,980、往復割引¥5,140、所要時間:2時間40分
この通り、特急と高速バスの所要時間は大差ないことがわかります。
高山線は山間部が多くあまりスピードを出せないからでしょうか。ただし、料金の方はかなり差がつきます。高速バス往復分の料金よりも特急片道分の方が高いです。車窓からの眺めを楽しみたいという方以外は高速バスを利用されたほうがいいかなと。
名古屋から高山まで特急を使わずに鈍行列車で行く方法もあるけど、片道4時間程度電車に乗ることになるので余りおすすめしません。
大晦日
高速バスおすすめと書いておいてあれなんですが、今回名古屋から高山へは電車で行きました。
高山に帰省する人たちですでに予約が埋まっていたからです。早めに予約すればよかった…。特急を使うと高いので鈍行で行きました。
高山に到着したときはすでに雪が降っており、道の脇には結構な量が積もっていました。
映画「氷菓」展示
まず向かったのはEaTown(イータウン)飛騨高山で開催中の「映画氷菓」の展示。
展示内容は昨年11月開催の聖地上映会で展示されたものと同一のようです。映画氷菓は主に関東地方でロケを行っており、ここ飛騨高山でも数か所で撮影を行っています。
そんな高山ロケの様子がパネルとなって展示されているほか、これまで映画氷菓関連で発表された雑誌・新聞などのニュース記事やポスターが展示されていました。
どれもこれも見ごたえのあるものばかり。交流ノートも置いてあったので早速記入してきました。
EaTownのアップルパイ
同じくEaTown飛騨高山内にあるお店「Fruit Cafe Bitta-ビッタ-」へ。
以前フォロワーさんにおすすめされたアップルパイをいただきました。りんごが大きくて美味しい!
EaTown飛騨高山にはまだ数回しか行ったことがなく、お店も全部回れていないのでぜひコンプしたいところです。
高山は訪れる度に新しいお店を発見したりするので楽しいです。
日枝神社へ
夜まで市内をぶらぶら散策。深夜24時前に日枝神社へ初詣に向かいます。
どこの観光地へ行っても夜の散策は必ずするけど、人の居ない古い町並みは特に好き。
急に霧が出てきて市内の見通しが悪くなりました。宮川沿いに歩いていましたが前が全く見えない…。
日枝神社に到着すると大勢の人だかり。
今年は高山に帰省している人が多いようです。境内にある焚き火と甘酒で体暖まった頃、年が明けました。
当然日枝神社にも積雪が。
気温の低さと相まって非常に寒い。この後おみくじを引いたところ小吉でした。
参拝待ちの行列は長く、一時は階段下の鳥居まで伸びていました。参拝後はもう一度焚き火で暖まってから、蕎麦屋で年越しそばをいただいてから帰宅。
元旦
天気が良ければ初日の出を見れたものの、この日はあいにくの曇り。
今日は水無神社まで初詣に向かいます。移動手段は徒歩。単に電車やバスの本数が少ないというのもありますが、どうも水無神社に向かうのは徒歩が一番自分にとってしっくり来る気がする。
市街から水無神社へ初詣に行く人は非常に多く、確実に渋滞になるのでバスは厳しそうです。
のんびり歩いてたらいつの間にか水無神社へ到着。
境内には出店も数件あり多くの参拝客で賑わっている様子。ベビーカステラの店が二軒もあるのは面白い。水無神社は自動車の祈祷もやっているので境内は車でいっぱいでした。水無神社へ車で向かう人が多いのは、この祈祷を受けたい人が多いことも関係しているのかも。
ここでも長い参拝待ちの行列に並ぶことになります。ですが一度に参拝できる人数が多いので消化は早いほうかと。
この後おみくじを引いたところ大吉でした。水無神社は経験上大吉率が比較的高い気がします。
昼食代わりのたい焼き。
バスの時間まで余裕があるので臥龍桜も見てきました。臥龍公園は10cm程度の積雪。春にはこれが満開になるんだから自然って凄い。
氷菓ファンにとって臥龍桜は特別な場所ですね。アニメで言うと最終話で登場し、その美しさに惹かれた方は多いと思われます。
市街へ戻ってから翌日の帰る時間まではひたすらぶらぶらしてました。
市街の神社を参拝して回ったり。
もちろん櫻山八幡宮にも参拝しました。
日本酒が好きなので高山を訪れる度に地酒を買ってます。しかし原田酒造以外で購入したことがないので別の酒造を開拓したいところ。
北山に登ったあとはそのまま斐太高校まで行き、そこから2回目の日枝神社参拝へ。
バグパイプは意外にも貸切状態でした。
今年も無事に高山で年を越すことができました。
今年からはアウトドアを中心に行っていく予定なので、氷菓関連で高山に来る機会は自然と減ると思います。
でも登山でこっちの方に来るときもあると思うし、北アルプス登山の帰りは必ず高山を経由したいなと考えています。そのときはまたゆっくりしたい。