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【愛媛】松山城、坂の上の雲、大洲市の城下町を散策し、秘湯温泉と漱石の愛した松山鮓を堪能し、とべ動物園と寝台特急にワクワクする旅

今回は、盛りだくさん愛媛の旅です。

旅メシは、夏目漱石が愛した具沢山のちらしすし松山鮓です💁‍♀️


坂の上の雲ミュージアム


松山市は、まち全体を屋根のない博物館とするフィールドミュージアム構想のもと、回遊性の高い物語のあるまちっくりを目指しており、坂の上の雲ミュージアムは、そのまちづくりの中核施設として平成19年4月に誕生しました。

松山城(江戸)と萬翠壮(大正)そして、坂の上の雲ミュージアム(平成)が、一本の軸線上に配置されており、江戸時代から平成へと歴史の流れを意識した配置になっています。

設計は安藤忠雄氏。安藤忠雄さんといえば、「表参道ヒルズ」や「光の教会」などが有名です。

みどころは、最も負荷のかかる中間部分の支柱を省いた構造の“空中階段” があります。
途中に柱がなく、両端のみで支えているのが特徴で、吊り橋のような珍しい階段です。
各階はひとづきのスロープで結ばれ、ゆっくりと歩き、考える空間になっているらしいです。

この建物は空に向かって5度傾いており、未来に向かって広がる世界をイメージしているとか。


空中階段



萬翠壮

萬翠荘は、大正11年(1922年)旧松山藩主の子孫にあたる久松伯爵が、別邸として建てたものです。
純フランス風の建物は、当時最高の社交の場として各界名士が集まり、皇族方がご来県の際は、必ず立ち寄られたところだそうです。

萬翠荘は戦禍を免れ、建築当時の様子をそのまま残す貴重な建築物として、昭和60年(1985年)に愛媛県指定有形文化財となりました。その後、平成23年(2011年)に萬翠荘本館と管理人舎の2棟が国重要文化財に指定されています。


萬翠荘



漱石珈琲店 愛松亭

1895(明治28)年、愛媛県尋常中学校の英語教師として赴任してきた夏目漱石が最初に下宿したのが愛松亭です。
江戸時代には松山藩の家老屋敷、明治になって料理店、骨董店となった家の2階に漱石は2か月ほど下宿していました。

大正期に建てられた純フランス風の建物萬翠荘(ばんすいそう)のすぐ近くにあり、その景色を気に入った漱石は友人である正岡子規に、「我が宿所は城山の中腹にあり眺望絶佳なり」という手紙を書き送っています。

店内には、2匹のねこちゃんがお出迎えをしてくれます。テラス席は、ペット同伴も可です。


愛松亭
スタッフのねこちゃん



小薮温泉


1日目の宿泊は小薮温泉さんです。
小薮温泉は、肱川の支流小薮川に沿って約2kmさかのぼった渓流のほとりにあり、古くから
無色無臭透明なアルカリ性単純泉の霊泉として親しまれています。
特に、美肌の湯としても知られています。 

小藪温泉のお風呂

小薮温泉本館は、欄干付きの回り廊下が巡らせてある木造の三階建てで、大正の中頃に建てられました。 このように大きく、古い木造建築は今日では大変珍しく貴重な存在となっており、平成12年には 有形登録文化財に指定されました。

木造本館の建物

夕飯は囲炉裏を囲んで、あつあつのお鍋。
たくさんのお野菜と鶏肉や厚揚げが入っています。愛知の郷土料理いもたきに似てる感じかな…(よくわからないけど😅)とにかく、とっても美味しかったです。もちろん、夕食には鍋以外のおかずもあります。

宿の夕飯




大洲市 南肱地域


2日目は、大洲市の南肱エリアを散策。
肱南地区は、肱川が大きく湾曲した中流域あたりに広がる旧城下町で、戦災を免れたことから、城下町特有の町割と武家屋敷、町屋などの文化的遺構が多く残っています。また、明治の家並み通りは、商家と武家屋敷の境界にあり、両者で好対称を見せています。腰板張りの武家屋敷やなまこ壁の土蔵があり、通りのいたる所に小京都の風情をみせています。

おおず赤煉瓦館は、 明治34 年に大洲商業銀行として建築されました。 当時では珍しく外壁に赤レンガを使用し、 屋根には和瓦を葺いた寄棟造りで鬼瓦に「商」の文字が入った和洋折衷な造りが特徴的です。館内では、工芸品や特産品などの販売、休憩スペース、ギャラリーが設けられており、憩いの場として利用されています。
また隣接した場所には、「ポコペン横丁」や昭和レトロの逸品が並ぶ「思ひ出倉庫」があります。

おおず赤煉瓦館

大洲市は、2022年11月11日に公開された、新海誠監督の映画「すずめの戸締まり」に登場した場所でもあります。市内には映画に登場するイスが置いてありました。

すずめの戸締まりのイス



愛媛県立とべ動物園


目的はしろくまのピースに会うこと。
朝から降っていた雨がちょうど上がったばかりで、園内に人は少なかったです。

とべ動物園の前身は、昭和28年に設立された道後動物園です。より多くの動物がより自然生態に適した環境の中で生活できるようにと、昭和63年4月、静かな丘陵地の県総合運動公園内に移転し、とべ動物園が誕生しました。

ピースは、1999年12月2日、とべ動物園で生まれたホッキョクグマの赤ちゃんです。国内でのホッキョクグマの出生は、それまでに122頭報告されていましたが、半年以上育ったのはわずかに16頭と極めて生存率が低く、また、人工哺育の成功例は全くありませんでした。
今回、当園で出生した2頭のうち、1頭は母親による咬傷により死亡し、残る1頭を人工哺育に切り替えたました。それが現在のピースです。


園内のレストランで食べられる、シーフードしろくまカレーがめっちゃかわいいのでおすすめです🐻‍❄️🍛
像舎を眺めながら、食事ができますよ。🐘

しろくまカレー


権現山荘


2日目の宿は、権現山荘さん。
泉質は単純アルカリ成分。100パーセント源泉のかけ流しです。お風呂の大きな窓からは、遠く広がる瀬戸の海を眺めることができます。


瀬戸の海が眺められるお風呂

お料理はとっても美味しかったです。海鮮はもちろんですが、エビまんじゅうと牛ステーキが最高でした。焼いた鯛を混ぜた鯛めしも美味しかったです。

権現山荘の夕食



坊ちゃん列車ミュージアム


明治20年の創立の伊予鉄グループ本社ビル1階にある「坊っちゃん列車ミュージアム」に、1号機関車の原寸大レプリカを展示してあります。

入り口はスターバックスになっていて、スタバに入って店内を奥に進むと、列車ミュージアムがあります。入場は無料で、伊予鉄の歴史や松山市内のジオラマなどが展示されています。


1号機関車原寸大レプリカ



道後温泉 飛鳥乃湯泉


道後温泉の活計化に向けた取り組み「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」の一環として、道後温泉本館および周辺では、さまざまなアート作品が展示されています。

道後温泉別館 飛鳥乃湯泉では、写真家の蜷川実花さんの鮮やかな花や植物の作品が中庭一面に広がるアート作品がみられます。作品の展示は2024年2月末まで公開の予定です。

蜷川実花といえば、日本を代表する女性写真家、映画監督ですよね。


蜷川実花のアート作品



松山鮓


松山鮓は愛媛の郷土料理のひとつです。
夏目漱石の好物として有名です。

今回は、松山三越の魚河岸てっぺん寿司さんで、いただきました。

松山鮓


松山城


松山城は、松山市の中心部、勝山(標高132m)にそびえ立ち、賤ヶ岳(しずがたけ)の合戦で有名な七本槍の1人、加藤嘉明が築き始めたお城です。

門・櫓・塀を多数備え、狭間や石落とし、高石垣などを巧みに配し、攻守の機能に優れた連立式天守を構えた平山城と言われております。

松山城は、日本で12か所しか残っていない「現存12天守」のうちのひとつ、江戸時代以前に建造された天守を有する城郭の一つです。平成18年に「日本100名城」、平成19年には道後温泉とともに「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されました。

また、日本で唯一現存している望楼型二重櫓である野原櫓や、「現存12天守」の城郭では松山城と彦根城しか存在が確認されていない、韓国の倭城の防備手法である「登り石垣」が二之丸から本丸にかけてあり、堀之内を含む城山公園全体が国の史跡で、「日本さくら名所100選(平成2年)」や「日本の歴史公園100選(平成18年)」の指定も受けています。

城内で開催されていて参加無料のイベント「戦国宝探し in松山城〜松山城に眠る宝を探せ〜」に参加しました。無事、最終問題まで正解して、認定証と絵はがきをもらいました。(開催期間は2023年1月15日〜3月19日まで)

松山城





サンライズ瀬戸


今回のメインイベント!
高松と東京を結ぶ寝台特急・サンライズ瀬戸に乗車です。
部屋の窓が大きく、2階のベットからは、寝ながら星空がみえました。ただ、薄い毛布一枚なので、少し寒かったのですが、相模湾の朝日がとてもきれいでした。


サンライズ瀬戸

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
今回の旅メシは、松山鮓です💁‍♀️


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