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【韓国仕事探し日記④】フリーランスとしてお金を稼ぐ
この記事の要約✒️
韓国で就活をする中で、著者はフリーランス としてお金を稼ぐことを決心した。クラウドソーシングのサイトに自己紹介文を登録し、積極的に営業をかけていく。また韓国の就業サイトにあるフリーランス 案件にも果敢に挑戦していく。いくつかの案件を受注しお金を稼ぐことには成功したが、いただいた収入は費やした時間と労力には見合わないものであった。今後フリーランス として活躍するためには効率よく案件をこなすスキルが求められる。この記事には著者がこれまでに受注した動画案件の一例も紹介されている。在韓日本人Shunkiの記事を引き続き注目していただきたい。
前回の記事はビザ発行までの期間の過ごし方として、「職探しのための試行錯誤」について記事を執筆しました。
前回の記事が気になる方はぜひ読んでいただけると嬉しいです。
また、この記事はシリーズものとして執筆しているため、【韓国仕事探し日記①②】を読んでいただけると話の流れを理解することができます。
さて前回までの話を少し振り返りながら今回のテーマに入っていきます。
韓国で再就職のための準備として以下の二つを実践しました。
1. 外国人住民支援センターでの就業支援
2. 動画編集スクール エディターキャンプでの体験授業
支援を受ける中で私は一つの決心するに至りました。
「自力で仕事を受注してみよう」
つまりフリーランスで活動してみようと決めました。
今回の記事では韓国を拠点に僕がフリーランスでどのように活動しているのかを紹介します。
クラウドソーシングのサイトに登録・営業してみる
まず、何でお金を稼ごうか?
フリーランスのお仕事は多種多様です。
なのでどんな仕事でお金を稼げそうか考えてみました。
私が今持っているスキルは動画制作と日韓翻訳です。
動画制作は大学時代にフリーランスとしてを少しかじっていました。
前職の会社では映像制作をメインでしてはいなかったですが、編集ソフトは毎日使っていました。
グラフィックなどの高度な編集はできませんが、YOUTUBEの動画編集は可能なレベルです。
日韓翻訳に関しては、学生時代に韓国語の学術論文を日本語に翻訳した経験があります。
お仕事として翻訳業務に携わった経験はあまりありません。
ただ昔から翻訳のお仕事には興味がありました。
「動画制作と翻訳でお仕事をしていくぞ!」と決めたら、次に行ったことはクラウドソーシングのサイトに登録することです。
副業をしている方は多分ご存じかと思いますが、【クラウドワークス】【ランサーズ】【ココナラ】【ママワークス】といったサイトがあります。
これらのサイトに会員登録し、自己紹介文も登録します。
自分の学歴や職歴、外注経歴などを棚卸する作業なので正直めんどくさい作業です。
ですが一度自己紹介文を作成しておくと、他のサイトでも使いまわしができます。
ここまでの作業が終わると次は営業をしていきます。
動画制作と日韓翻訳の案件を確認しながら自分がエントリーできそうなものは全部エントリーしていきます。
場合によっては提案営業をしながらお仕事をもらえるように努力しました。
韓国の就職・転職サイトでフリーランス案件に応募してみる
韓国の大手就職・転職サイトに【ジョブコリア】と【サラミン】があります。
日本の【マイナビ】みたいなサイトで、韓国人も就職・転職をする場合、この二つのサイトは必ずチェックするサイトです。
実はこれらのサイトに日韓翻訳のフリーランス募集の応募が相当数あげられています。
例えば、【ジョブコリア】の検索欄に「일본어 번역」と検索をかけてみると412件の応募が引っ掛かります。
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件数の中には正社員や契約社員で翻訳家を募集しているところもあります。
翻訳家としてある程度キャリアを積んでいる方は正社員にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
大手専属の通訳翻訳士の公募もたまに上がっていたりします。
私の場合は正社員に挑戦するだけの経歴がなかったので、フリーランスとして公募にエントリーしました。
エントリーの方法ですが、一般の企業と少し違います。
普通、企業の公募にエントリーする場合は履歴書と職務経歴書、自己紹介書の3点を準備します。
しかしフリーの翻訳家の場合、履歴書とポートフォリオの2点を準備してエントリーします。
*需要があれば履歴書やポートフォリオの書き方についての記事を作成しようと考えています。
フリーランスとして企業からお仕事を受けるためには、基本的に以下のプロセスを踏んでいきます。
①書類審査
②翻訳テスト
③契約
④案件受注
実際にフリーの翻訳家として公募にエントリーしてみた感想は
「全然返答が来ない」泣
肌感覚ですが、10件ほどエントリーしてみて翻訳テストまで進めたケースが1件ぐらいでした。
【ジョブコリア】や【サラミン】には先方の企業が履歴書を閲覧したか確認できる機能があります。
この機能を使って調べたところ、履歴書を見てくれない企業もありました。
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「応募をかけているのだから、確認してくれよ」と思いますが、応募締め切りの直前になって応募者を一斉に審査する企業もあるらしいので、気長に待つしかなさそうです。
韓国でフリーランスをしてみた感想
「韓国でフリーランス としてお仕事を受注する」といった目標は達成できました。
まだフリーランス として仕事をして間もないため、作業の場面場面で不慣れさを感じる毎日です。
作業中は没頭しているのでそれなりに楽しく仕事できています。
しかし作業に費やす労力と時間が報酬に見合わないなと感じます。
時間給として今の労働を計算すると、まだアルバイトでお金を稼ぐのがいいかもしれません。
フリーランス として正社員並みのお給料を稼ぐのはまだまだ難しいなと思います。
効率よく仕事をこなすスキルを身につけるのが今後の目標かもしれません。
ここで私が受注した案件の一例を紹介したいと思います。
実は韓国の企業様から単発で動画編集のお仕事をいただきました。
「第二回公州忠清監営歴史文化祭り」の広報映像です。
10月27日から29日にかけて、韓国の公州にて地域のお祭りがありました。
朝鮮時代、中央の朝廷が地方を統治するように地方官を任命しました。
公州の地方官として任命された忠清監査は当時貧困に陥っていた農民たちに食料を与えたりと、慈善的だったそうです。
そんな忠清監査の赴任行事をメインとして、地域の活性化を図ることが目的らしいです。
今後も韓国の企業からも案件をいただきながらお仕事をしていきたいです。
実は先日、ついに結婚移民ビザが発給されました!
これから本格的に履歴書を書いていき、正社員の募集にエントリーしていきます。
次回の記事は韓国で正社員になるための就職活動について紹介していきます。
最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
'note'では在韓日本人Shunkiが韓国生活に関することを紹介していきます。
主なテーマとしては韓国留学・韓国就職・研究生活などを綴っています。
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