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初登山が富士山でした~下山編🥲

4人揃って登頂でき、
美しい御来光も拝ませてもらい、
心身ともに満たされた私たち。

昨日昼過ぎに降った強い雨のお陰で
火山灰が細かく、
足を取られそうな道は湿り気を帯び
砂煙りが舞うことなく、
コンディションも悪くない。

同じ景色が永遠に続くような
赤茶けた
どこまでも、
折れては繰り返す道は
朝日に照らされ
“さぁ、行こうか!”って
見えない手を差し出されたよう。

一歩踏み出すと
新たな挑戦が始まった気がした。

体重がかかると足が少し沈む
沈む前に次の足を出すことが
足を取られなくて済むのだろうが、
しかし、そんな軽やかなステップを
踏めるわけでもなく‥。

歩きはじめの頃はみんなで
おしゃべりしながら
降りていけた。
朝日ではあるが、さす光は強い。

少し休憩し
服を1枚脱ぎ、
日焼け止めスプレーを顔に吹きかけ
そして水分をとる。
朝陽がこんなにも
肌をジリジリとさすとは‥
景色は最高なのたけど😅

気持ち良い眺め
火山灰が細かくなった赤い土

また歩き出す
“ジャッ!ザザッ!”という
音だけが異様に大きく
頭に響く
周囲で
砂に足を取られ
あちこちで転倒する人々が
視界にはいってくる。

転んだ後の方が
体に負担が来ると思い、慎重に足を進める。
それにもかかわらず、
元々せっかちな私は
自然に早歩きを。
そして、いつの間にか
みんなと離れてしまってた。

時々
外国人や若い学生の子達は
駆け降りるように
走って降りていく💦

踏ん張るため、
膝や太ももがガクガクしてきた。
膝サポーターが
レンタル一式についてたので、
一旦休憩し、
膝につけてみる。
しかし、付け方が分からず
しばらく格闘‥

近くで休んでいた男の方に
付け方を教えてもらい
ゆっくり落ち着いて着けてみる
なんとかできた〜‼️

その男の方は
膝に負担がかからないのは
ジグザグに降りていくのが1番。
と教えてくれた。

知識はあったけど、
せっかちが故
それを選んでなかった。
早速やってみると、
足の痛みも減り
ジグザグで遠回りのようだけど、
スムーズに足がでる
あっという間にたくさんの人を
楽々と追い越していける程。
しかし、行けども景色は同じ😅💦

水分を摂りながらも
この調子で歩く。
6合目あたり
救難車で運ばれていく人を
たくさん見かける。
1人でフラフラ歩いてたら、
5、6人の若者が道端で
座り込んでいるのが見えた。

そのうちの1人が
私のヘロヘロな姿をみて
もし良ければ救難車がもうすぐ来るので
一緒に乗って行かれますか?と
声をかけてきてくれた。
一瞬グラッときたけど、
ありがとう!大丈夫!と
お断りし、
“ここまで頑張ったから、最後まで
やり遂げる‼️”と
気持ちを奮い立たせた。

しかし日差しは容赦なく照り付け、
体力を奪っていく。
前を見ると管理関係者の方がいて
私をみて、
「あと、そこから石段をしばらくで
着くから頑張って!」と声かけてくれた。

その言葉で最後の力を振り絞る。
広く平坦な道に出てきたが、
日差しが尋常じゃない。
水がもう無くなりかけている。
汗もダラダラ
一歩踏み出すのがつらい
リュックの肩紐が肩に食い込み
血が滲んでる。

5合目の建物が見えてきたー!
涙が出そう。
最後の力を振り絞り
休憩所に到着した〜〜〜‼️‼️

ほんとに
頑張ったよ。
自分をこんなに褒めたのは
もしかして初めてかもしれない。

無事着いた〜

これは
私にとって
辛かったけど素晴らしい経験✨

還暦すぎて頑張った初登山。
今まで後悔ばかりの人生を
全部肯定することが出来たような
そんな気持ちになった。

本当に
初登山が富士山で良かった‼️

ありがとう.みんな😊

ありがとう😭
わたし。

ありがとう❣️
富士山✨

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