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ホピ族の長老ダン・エベヘマのメッセージ

2003年インターネットでホピ族の長老ダン・エベヘマのメッージに触れたことは、私がnoteを書く土台になっている。

長老ダン・エベヘマ氏は、1999年1月15日永遠の旅に発たれました。


📨
ダン・エベヘマ様
あなたの熱いメッセージに触れました。
あなたの言葉は私の心に勇気をくれました。
神のことも世界のことも私にはわからないことだらけですが
いただいた「灯火」をわたしなりにわたしの言葉で
伝えていきます。
天界で見守ってください。灯火をありがとう。


☀️卍



最古のネイティブアメリカン
〈ホピの長老ダン・エベヘマから全人類へのメッセージ 1999〉

http://www.jnanadana.org/hopi/dan's_message.html

地球財団 創設者/事務局長 キャサリンチェシャー
翻訳: Shuji Nagaminehttp://hyla.jp/dan.htm
Chief Dan Evehema's Message to Mankind

より原文をそのまま記載させていただきます🙇

アリゾナ、ホテビラのホピ族チーフ、精神指導者にして、長老の中の長老
ホピの父にして、ヘビ族の司祭、そして霊人カチナの父であるダン・エベヘマから。
ここに全人類に宛てて最新のメッセージを送る。


ここに、あなた方に向けてメッセージを送る機会を得たことを、大変嬉しく思う。ホピはこの喜びと悲しみに満ちた世界を祝福する。私は、ヒンズーの兄弟たちが私たちと同じ気持ちを分かち合ってくれたことを喜んでいる。多くの人々が同じ災難に直面しているのだ。

私たちホピは、人類はその誕生以来、3つの異なった世界、生き方を通り抜けてきたと信じている。それぞれの世界の終わりには、人類は堕落し、貪欲になり、大いなる霊の教えに背くようになったので、大霊マサウウの手によって清められ、あるいは処罰された。

最後の清めは、世界の全ての物を破壊し尽くす大洪水だった。しかし、わずかの心ある者が大霊と共に生きることを約束し、大霊の許しを得てこの新しい世界に住むようになったのだ。

大霊は彼らにこう言い渡した。

「 もしお前たちが、私の示す貧しい、つつましい、質素な生活を送ることを望むなら、すべてはお前たちの物だ。険しい道だが、私の教え、指図に従って生きて行くことを約束し、生涯その意志を貫くならば、私は全てをお前たちに与えよう。私についてきて、私と共に暮らすがよい。 」

世界を洗い流す大洪水から救われたホピとその他の者たちは、この時、大霊に聖なる誓いをたてたのだ。私たちホピは、決して大霊に背かないことを誓った。私たちにとって、創造主の教えは永遠に不変、不滅なのだ。

ホピにとって、大霊は偉大なる力そのものだ。現在の世界が創られた初めの頃には、大霊はいちばん最初の人類の前に人の形をして現れ、彼らと話をしていた。
大霊は、私たちがどうやって暮らして行くのか、何を崇拝するのか、どこへ行くのか、どんな食べ物を運んでくればいいのかを教えてくれた。また、作物を植え、収穫するために、種を与えてくれた。

大霊は、大地や生命を守るために、私たちに「 彼の全ての教えを吹き込んだ一連の聖なる石版 」を与えた。それらの石版は、蜘蛛女とその2人の孫息子たちの助けで作られ、様々な知恵や予言、警告が記されてあった。彼らは賢く、また力強い大霊の協力者だった。

大霊がその姿を隠される前、大霊と蜘蛛女は方々の村からリーダー達を呼び寄せて、色や大きさの違う様々なトウモロコシを彼らの前に置き、この世でどれを食物とするかを選ぶように言った。

ホピの順序は最後に回ってきた。そして、いちばん小さなトウモロコシを選んだのだった。

大霊マサウウはこう言った。

「 お前は賢く、謙虚なところを私に見せてくれた。よってお前にホピ( 平和の民 )と名乗ることを許す。そしていつか私が戻ってくる時まで、全ての大地と生命を見張り、守る権限を与えよう。 決して私への深い信頼を忘れないことだ。なぜならば、私こそが、この世の始まりであり、終わりであるからだ。」

こうして、ホピは崇高な任務を与えられ、地球と全ての生き物が彼らの手にゆだねられたのだ。彼らは地球上の全ての生き物の父となった。 彼らはできうる限りの平和的手段を用いて、その子供たちに教えを説き、正しく導く役割を担うこととなった。

だから、私たちは子供たちにこの平和のメッセージが届くまで、あきらめるわけにはいかない。子供たちの未来の運命は、私たちや世界中の精神指導者たちの手の中にある。私たちはこの世を、大地とのバランスが取れたものとし、そして今日まで続いてきた、祈りと儀式に満ちた多くの宇宙とのバランスが取れたものとしなければならない。

聖なる石版は、蜘蛛女の2人の孫息子たち兄弟に手渡された。兄弟は大霊の命によって、それらの石版をあるところに運んでゆくこととなったのだ。 兄はすぐに太陽の昇る東に向かわねばならなかった。そして目的地に着いたら、すぐさま大霊の地にとどまる弟を探しに戻らねばならなかった。戻ってからの兄の使命は、弟(ホピ)が平和、兄弟愛、そして永遠の命を世界に広めるのを助けることだった。

弟のホピの使命は、この大地が創造主のものであり、平和であることを主張するため、世界のすみずみまで歩き回り、その足跡と聖なる印を刻みつけることだった。

私たちは、創造主との最初の誓いに従って、この世のバランスを保つための儀式の方法と聖なる祭壇を創り上げた。これが、はるか1000年以上前にオールド・オライビ( この世の始まりの地 )で創造主と私たちが出会ってから、私たちが通ってきた旅路の話だ。

その出会いの時に彼が残した予言こそが、第4の世界が破壊され、第5の世界が始まろうとしている今、現在のあなた方の身に起こる出来事に関するものなのだ。

彼はあなた方に降りかかる数々の出来事を予言し、すべては現実のものとなってきた。それを見た私たちは、今こそが最後の警告と教えを全ての人類に明らかにしなければならない時であることを悟ったのだ。

私たちは、大霊に出会ったここホピの地を決して離れることなく、東に行った兄の帰りを待つように言われた。彼がこの地に戻った時、彼は石版を並べて、全世界に対し私たちが本当の兄弟であることを示すであろう。

空が縦横に走る道でいっぱいに満たされ、地上に落ちたら広大な地域の全てのものが煮えたぎり、その跡には永い間にわたって生き物が何も育たなくなるという、私たちが「灰のヒョウタン」と呼ぶ、恐ろしいものが発明された時。リーダーたちが大霊に背いて、悪の道に進んだ時。

もし、世界の人間たちが私たちの予言を心にとめず、自分自身の魂の教える道に戻らなかったら、この世は破壊される運命になるだろうと言われた。

私たちは、3グループの大霊の使いがやって来て、ホピが地上に平和な生活をもたらすのを助けてくれると聞いている。真の使いたちが、私たちが真のホピであることが判るように、私たちは住む場所を変えず、儀式次第を変えず、髪型を変えずにいる。そうして、ずっと待ち続けているのだ。

「 本当の白い兄弟 」が私たちの前に姿を現す時、彼らは偉大なる力を持っており、赤の帽子か赤のマントを着ているといわれる。 彼らは大勢でやってきて、どの宗教にも属さず、自分自身の精神に従い、聖なる石版を持っている。

そして彼の側には、大変に賢く、力の強い伴の者たちが2グループいる。ひとつめは、純粋を表すカギ十字のサインかシンボルを持っており、生命を生み出す女性である。もうひとつは、太陽のサインかシンボルを持っている。

私たちは今でも、カチナの儀式で、それらのシンボルがついたヒョウタンのガラガラを使っているのだ。

さて、もうひとつ予言が残されている。それは、

もしこの3つのグループの使いの者たちが使命を果たせなかった時、西からあるグループが大きな嵐のようになってやってくるというのだ。彼らは莫大な人数で、全く慈悲というものを知らず、赤アリのように大地を埋め尽くし、一日でこの大地から全てを奪い去ってしまう。

もし創造主に選ばれた3グループが聖なる使命を全うし、もしひとりでもふたりでも、3人でも、古来の教えをしっかりと守り、教えのとおりの生活をしてきた真のホピがいたならば、大霊、マサウウは私たちの前に姿を現し、世界は救われるであろう。彼らは、私たちに永遠の生命と平和を約束してくれる、新しい生活をもたらし、

地球は、生まれた時のように新しくなる。花が咲き乱れ、野生動物たちは荒野に戻り、全ての生き物に余りある食べ物をもたらすのだ。救われた者たちは、全てを平等に分かち合い、大霊を敬い、ひとつの言葉を話すであろう。



私たちは大変な危機に直面している。
ここだけではなく、世界中がだ。

いにしえの文化はないがしろにされてしまった。私たちの大地は奪われ、私たちのものと宣言できる土地は無くなってしまった。 なぜこのようなことが起こったのか。

なぜならば、それは多くの者が、自分自身の魂の教えに従うことをやめ、あるいは教えをねじ曲げてしまったからだ。大霊が示した生きる道は、どんな言葉を使っていようとも、世界中全ての者に与えられたのに、

それを敬うことを忘れてしまったのだ。貪欲という大きな病が、大地という大地に蔓延し、質素に暮らしてきた人々が何千年も守ってきたものを失わせようとしているからだ。

私たちは今、本当に、道の終わる、ぎりぎりの所にいるのだ。

多くの人は、大霊の示す本当の道が分からなくなってしまっている。彼らは、大霊や、全ての生命を生み出した、尊い母なる大地を敬うことを知らない。しかし、こうなることは、私たちには分かっていたのだ。古来から伝わる予言の中で、明確に示されているからだ。

予言は語る。

「いつか月に行く者が現れ、何かを月から持ち帰るであろう。
その直後から自然はバランスを失う兆候を見せはじめる。」

私たちは、これがすでに実現したことを知っている。世界中で、自然のバランスが失われている兆しが現れている。洪水、干ばつ、地震、大嵐が起こり、甚大な被害が出ている。私たちは、そのような災いから救われるよう、大霊に祈っている。しかし、全く同じ災いが私たちの地にも起きる兆しが、もうすでに現れている。

今こそ私たちが、お互いを兄弟であり、姉妹であると認めるべき時なのだ。私たちにはもう、仲違いをしているような時間は残されていない。

今日私は、ここホテビラの家から願いを届ける。 悪い噂話に明け暮れ、家族とさえいがみ合っている人々へ。 来る日も来る日も、盗み、戦争、嘘ばかりが繰り返されている全ての世界へ。

背を向け合っていては、何も解決しない。
戦争はまた新たな戦争を生み出すだけだ。

すぐ目の前まで迫っている恐ろしい清めの日から救われる方法は、お互いを愛し合う気持ちと、大霊と母なる大地に心からの愛を持って、魂の安らぎの中に集うことしかない。

世の中には、正直な人もたくさんいるはずだ。私たちは心であなたとつながれている。なぜならば、私たちこそが、「人類社会の祖父」であり、儀式において、何人もどんなものも決して忘れないように、あなたと生きとし生けるもの全てに祈りを捧げることを課せられているからだ。

私たちは、素晴らしい幸せな生活を祈り、穀物の豊作をもたらす、やさしい豊富な雨を祈っている。 私たちは、地球のバランスが保たれ、平和に暮らせるよう、また、これから生まれてくる子供たちのために美しい世界を残せるよう祈る。

あなた方が良い心を持っていることは知っている。しかし、この大きな危機から逃れるためには、良い心だけでは十分でないのだ。いつかあなた方の幾人かが、私たちホピ族に救いの手を差しのべてくれたことがあった。私たちは世話になったことをいつも感謝している。しかし今こそ、私たちはあなたの助けを切に求める。私たちは世界中の人々に、私たちが置かれている本当の状況を理解してほしいのだ。

ここ、人が「自由の国」と呼ぶ地は、長きにわたって自由の世界を謳歌してきたと思われている。ところが、もともとこの地に住んでいた真のアメリカの民は、200年もの間、自由というものにお目にかかったことがないのだ。

私たちは最後のはずかしめを受けようとしている。私たちにとって唯一の、生命の源であり、生き甲斐でもある儀式の地を奪われようとしているのだ。

ホテビラこそが、最後に残された、清浄なる、神聖なる、侵されざる、伝統ある、ネイティブアメリカンの、創造主に捧げる聖なる寺院なのだ。 

予言によれば、この聖なる寺院が魂への扉であり、その扉は常に開けておかねばならない。この村が「魂の渦まく処」であり、多くの目覚めたネイティブアメリカンや真の心を持つ人々が、「本当の家」つまり自分たちの本当の文化に帰るよう導くために、ホピにとってかけがえのないよりどころなのだ。ホテビラは、最後に残った聖なる兄たちによって造られ、南アメリカの一部から、北はアラスカまで のこの大陸に、平和と均衡を保つ目的を持っている。私たちの友の多くが語るように、ホテビラは聖なる寺院であり、国の、いや世界の宝物として守られなければならない。

今、あなたの助けが必要なのだ。

あなたが子供たちに犠牲を強いてまで、あるいは闘ってまで手に入れようとする自由は、一体どこに行ってしまったのだろうか。それを見失ってしまったのはインディアンたちだけなのだろうか。

全てのアメリカ人たちが、元はといえば自由を見つけるためにこの地にやってきたのに、それを失おうとしている。

私たちは新聞上の言論の自由を信用していない。新聞に書かれていることは、「本当に起こっていること」ではなくて、「政府が民衆に信じさせようとしていること」だからだ。私たちに言論の自由はない。私たちは仲間の一部からさえも迫害されている。

私たちは今、崖っぷちに立たされている。私たちの、わずかに残された地さえも奪い去ろうとしている者があるのだ。私たちは未だに、ホピである権利を持つことや、教えに従って生活することなど、多くのことが自由にできないのだ。

ホピの指導者達は、これまでホワイトハウスやその他政府の指導者達に警告を発してきたのに、彼らは聞き入れようともしない。こうなったら、予言の通り、清らかな善の心を持った人々に訴えるしかない。

私たちに力を貸してほしい。そして、世界の運命を平和にあふれたものにしようではないか。私たちは今、自らを永遠の生命に導くか、全てを破壊してしまうかの岐路に立っている。祈りを知っている人の魂は、地上に生命を残す力を持っていると、私たちは信じる。

本当に多くの人々が、私たちに会いにホピの地を訪れている。
私たちもまた、あなた方の地であなた方に会った。人はよく、どうすれば私たちに力を貸すことができるのかを尋ねた。 今こそ、私はあなたの協力を望み、祈る。

あなたがもし、新聞、ラジオ、本などを通じて、また権力ある人に会うことで、真実を世に知らしめることができるなら、本当のことを伝えてほしい。

彼らに、あなたが真実だと思うことを伝えてほしい。彼らに、ここであなたが知ったことを伝えてほしい。私たちから聞いたことを伝えてほしい。


あなた自身の目で見たことを伝えてほしい。

そしてもし私たちが倒れたら、私たちが大霊の意志に従って、平和への道を最後の最後まで貫き通したと伝えてほしい。

もし成功したら、私たちは過去の失敗に気づき、皆が兄弟姉妹となり、母なる地球を他の生き物たちと分かち合う、真の生活の道に戻ることができるであろう。

新しい世界がもたらされるのだ。大霊と母なる大地に導かれた世界は、全ての人に幸福を与えるであろう。 神は全ての人を祝福する。太陽が昇るたびに、また沈むたびに、私たちの平和への祈りがあなた方の祈りと解け合うであろう。 

大霊が、母なる大地の上で、愛と、平和と、自由と神の道に、あなた方を安全に導いてくれるであろう。 愛と光に満ちた聖なる先祖たちが、あなたの地と家を守ってくれるであろう。私たちの前に立ちはだかるこの大いなる試練の中で、

大切な役割をあなたが果たせるよう、神に祈りなさい。地球に平和をもたらすため。

私たちホピは、今でも聖なる石版を守り、真の白い兄弟を待っている。他にも、地上に創造主の平和を取り戻すため、真剣に取り組んでいる人たちがいる。
善き人でありなさい、我が子たちよ。そして、平和と和合を見据えた善いことを考えなさい。地上の全ての生命が平和でありますように。家族や親族や国同士がお互い平和でありますように。

創造主のもとでなら、それはさほどむずかしいことではない。住む場所や種族が違っても、私たちは毎日、同じ父なる太陽の愛の光を受け、母なる大地の恵みを受けているではないか。結局、最後には私たちはひとつなのだ。


テククワ・イカチとは「大地に交わり生命を祝う」意味を持つもので、大霊マサウウの出現(西暦1100年頃)によって与えられた指針である。ホピの彼らが受けた教え、預言、教示、警告の書が「テククワ・イカチ」である。

「テククワ・イカチ」には異なる光があって初めて美しい虹が出現すると書かれているそうです。

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