水無月のテーマ
涼しいような、蒸すような、どんよりとした曇りの日や、しとしと雨の日が続く6月。
2011年の6月。
このころは、ひとつめの国に行く直前で、日本を離れることにとても心配をしていたころ。はじめての一人暮らしに戦々恐々としてた。邦画をめちゃくちゃ観てた。
2014年の6月。
このころは、ふたつめの国に行く前の、束の間のフリーランス期間で、仕事もそこそこに、ゆるゆる遊んでた。お笑い芸人の単独ライブに何本か行った。英語の試験を受けたりしてた。
2017年の6月。
このときはふたつめの国にいて、まもなく3年ぶりに帰国、というときだった。ふたつめの国の住んでいた街の6月は、わりとさわやかな気候だった。もうすぐ帰る日本のきらきらした感じに、期待していた。就活もしてた。
2019年の6月。
去年の今頃、自分史上最高に忙しかった気がする。仕事いっぱいいっぱい、とある面接を受験、とある研究会で発表。密度の濃いものがこれでもかと待ち受けていた。あれがあのときのベストだった。あれ以上高い質は、あのときのわたしには出せなかった。今のわたしには、出せるだろうか?(まだ出せない気がする)(来年の今ごろには、自己ベストを超えていたい)
今、ここ。
6月は「春」ではない。でも、わたしにとっての「春」は、しずかに脱皮して、リスタートを切る意味合いが、なんとなくある。春生まれだし、4月に年度の始まる日本で育ってるから、そう思うのかもしれない。夏に「春」があってもいいだろう。レベルアップしていきたいな。
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