見出し画像

1.木製文房具

ノートを取るためのモチベーションをブーストさせる為に、道具に対して愛着を持つことも重要。と言うことで一発目。

木製文房具のススメ

日本は古来よりその環境の為、木製品を多用する文化があります。
世界最古の木造建築である法隆寺なんかは皆さま良くご存じでしょう。
木が豊かなこともありますが、島国特有の湿度の高さ、四季による温度変化、地震の多さ、などなど木材と言う加工のしやすさと、環境に対する工夫のしやすさから、日本文化の基礎ともいうべき材料の一つです。

木材の特徴として、先ほどの法隆寺の例もそうですが、適切にメンテナンスをしていけば、劣化することなく、むしろ耐久性が上がったりします。
また経年による風合いの変化があり、ただの木材から、威厳すら感じさせる凄みのある佇まいに変化していきます。(古いお寺の床とかがピカピカになっていたりするイメージです)

木製の文具も、使い込むにしたがって表情が変わっていきます。使用者とともに育っていくとでも言いましょうか。

そこでまずおススメしたいのがこれ。

画像1

工房 楔(せつ)さんの木軸ペン。
あとほかに有名な所では野原工芸さんがありますね。
いずれも天然木を削り、磨いて軸にしています。漆、ラッカー、ニスなどは塗布されていません。
使えば使い込むほどに、磨かれたように艶が増していきます。学校の勉強、資格試験、日々の仕事など、あなたが頑張れば、このペンは一緒に頑張って育っていきます。
樹脂モノ、金属モノのペンたちは、時間がたつと加水分解して崩れ去ったり、塗装が剥げてしまったりしますが、木製のものは経年の変化を楽しむことが出来るものになります。

もちろん木製文具にも弱点はあります。

靴、カバン、財布などの、革製品を思い浮かべてもらうとイメージしやすいと思いますが、使わずにほったらかしにしておくと、傷みやすくなります。
例えば乾燥しすぎると割れたりしますし、炎天下の外から急激に冷房の効いた部屋に入る(もしくはその逆)と、木が温度変化の伸縮に耐え切れずひびが入ったりする恐れがあります。
樹脂や金属製のものではほぼ起こらないことなので、特別に気を払っておく必要はあるでしょう。
水にもあまり強くはないです。

そういった清濁併せ飲んでも、モチベーションアップに有効なアイテムだと思いますのでおススメします!

なお、最近、人気のYoutuberが、木製ペンを紹介したことで、人気が出てきており、転売屋まで湧いてきて入手性が悪くなっているようです。
まぁ一過性のものだと思いますし、うえで紹介した工房以外にも、日本各地に作っている所はたくさんあると思いますので、目に留まったときにご一考してはいかがでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?