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スプラ3#18 「陣地(塗り)」と「弾幕」理論

こんにちは、たまごまごです(*´∀`*)

段々と寒さが身に沁みる季節になってきましたね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

今回は、いつもの自己満スプラ理論化シリーズです。

スプラというゲームは、ゲームの構造という観点においてもよく出来ていて、面白いです!

そして、理論と実践は、常にイコールではないので知らなくても楽しめますが、たまに理屈に立ち返ることは、本質を見逃さずにスプラを上手くなっていくことにつながると思っています。(多分…)

まあ、御託を並べる前に早速見ていきましょう〜


塗りは「陣地」

自分が現実でサバゲーしてる様子を想像してください。

①正面と左右全ての方向が相手の陣地になっている。どこから飛び出してくるかわからない。

②左と後ろは陣地を確保している。右と正面は相手の陣地になっている。

③正面と左右に陣地を取れていて、相手の陣地を取り囲んでいる。

どれが有利/均衡/不利ですか?

そう。①不利、②均衡、③有利、ですね。

これをスプラに置き換えるとどうでしょう?

①正面と左右全ての方向が「相手インクで塗られて」いる。どこから飛び出してくるかわからない。

②左と後ろは「自分のインクで塗られて」いる。右と正面は「相手のインクで塗られて」いる。

つまり、「塗り」とは「陣地」な訳ですね。

キンメダイ美術館での①の例。正面、右、左は「相手陣地」で、移動することは出来ない。速やかに下がらないとデスするだろう。

考えてみてください。現実にはありえないですが、「向こうは足元がぬかるんでまともに動けない」「こちらは固い土の上で走り回れる」という状況があったとします。

どう考えても、こちらが目茶苦茶に有利ですよね

こういう「陣地」である「塗り」を広げていくのがスプラトゥーンというゲームになります。

また、スプラトゥーンは「カウントを相手より稼ぐ」ことが究極目的なのですが、「陣地」が「オブジェクト」に覆いかぶさったときに、自然とカウントが進むように出来ています。
つまり、「陣地を広げる」ことが、自然と「カウントを相手より稼ぐ」ことに繋がるですね。

「塗り力」は、そのまま、「陣地形成能力」と考えられます。

有利な陣地(塗り)を取り、「陣形」を組む

先程の例に上げた通り、「陣地」は、出来るだけ方向を多く、「挟む」ように形成していくと良いです。

いわゆる「陣形」というやつですね。

正面も、右も、左もぬかるみだから通れない。でも相手は飛び出してくる。そんな状況があったら辛いですよね。

また、応用として、「退路を断つ」というのも非常に有効です。

「気がついたら、後ろがぬかるみで通れなくなっている」。すると、相手は敵に背を向けてぬかるみの中を逃げるか(最大の隙を見せる)、崖を背にする不利の中、必死で返り討ちを狙うか、の2択を迫ることが出来ます。


キンメダイ美術館での例。四角のような陣地(塗り)の状況でリスポーンしたなら、円の部分の塗りを取って陣形を組み、挟み撃ちを狙いたい。

「強いポジション」を「陣地(塗り)」に取る

特に、高台やステージオブジェクト裏など、陣地にすると強いポジジョンがステージごとに存在します。そこを抑えていると「相手が陣地を広げられない」「こちらは陣地を広げられる」ようなポジションですね。

そういったポジションは、積極的に「塗る(陣地にする」ことを考えましょう。

塗っていたら敵に倒されてしまうという人は?

「塗っていたら敵に倒されてしまうではないか」「キルが取れないではないか」という人がいます。

そういう方は、「わざわざ有利な『自分の陣地』を作ったのに、『相手の陣地』に突っ込んで返り討ちに合っている」人が非常に多いです。

せっかく塗りで作った要塞があるというのに、放棄して目の前の敵に突っ込んでいってしまっているのです。

僕が密かに参考にさせて頂いているちぎれさん(spla_renraku)の以下の動画を見ると良くわかりますが、メインを撃ち続けていて、相手に先手を打たれていることもあるのに、「こちらからは無理に追いかけない」「相手が入り込んできたら返り討ち」を徹底しているために、とても楽な対面が多く見えます。
(また、前の項で触れた「陣形」の組み方も非常に参考になります)
この方の動画と自分のメモリープレイヤーを見比べてみると、如何に自分が自らぬかるみに足を突っ込んでいるか、良くわかります。



相手陣地(塗り)を圧する「弾幕」

また、サバゲーの例に戻りましょう。

②左と後ろは陣地を確保している。右と正面は相手の陣地になっている。

という状況を想定してください。

しかし、一方のチームは3人銃を落としてしまい、1人しか銃を持っていません。もう一方のチームは、4人みんな銃を持っています。さて、どちらが有利でしょうか?

もちろん、4人全員が銃を持っている方が有利ですよね。

だって、銃を落としたチームは、せっかく2方向の陣地を持っていても、撃てるのは1方向で、弾の数は1/4なのですから。
「陣形」として実質挟まれており、いつか押されて陣地を取られ、圧殺されてしまうのが予想できますね。

これが「弾幕の差」であり、スプラトゥーンで言うならば、「敵に向けられたインクの弾」が「弾幕」であり、「人数有利」や、「武器性能」「弾幕の差」な訳ですね。

「弾幕」の役割は、「相手に陣地を広げさせない(塗らせない)」ことにあります。

リッターの弾幕によって、相手の陣地(塗り)が下がる図

サバゲーで、目の前から弾がすごい勢いで飛んでくるのに、その場でせっせと物資を運んで陣地を形成することは出来ないですよね?

それと同様に、「弾幕」は、「塗りを広げさせない」、あわよくば「一時的に機能停止させる(キルする)」ことで、相手に塗らせない圧力を掛けることが出来ます。

「陣地」からしか「弾幕」は張れない

基本的に、「陣地」からしか「弾幕」は張れません。たまに、塗りが出来ていないところにWIPEOUTした瞬間に突っ込み、ぬかるみに足を取られてデスする方がいらっしゃいますが、あれは前後が逆転していますね。
「陣地」が出来た場所からでなければ、「弾幕」は張れません
「陣地」から大きく離れ過ぎれば、まともな「弾幕」を張れす、相手の「陣地」と「弾幕」に圧殺されるのは当然です。
ただし、少しのインクであっても地形などを駆使して生き残れる「陣地」を作って耐久し、「弾幕」で相手インクを圧し、「後ろの味方の陣地(塗り)が広がる」まで耐久するというのは非常に合理的ですね。

この機微は中々難しくわかりにくいですが、あくまで目的は「陣地(塗り)」、そしてその先にある「カウントを稼ぐ」であることを意識しましょう。

「弾幕」は、複数方向から張ろう

「一方のチームは3人銃を落としてしまい、1人しか銃を持っていません。もう一方のチームは、4人みんな銃を持っています。さて、どちらが有利でしょうか?」。
こう出されると、「え〜、銃落とすとか馬鹿じゃん」と思う人もいると思うんですが、実質似たようなことをしてしまうことがあります。それは「味方と同じ位置に立つ」ということです。

例えばせっかく2つの位置を塗れている(陣地を取れている)のに、「4人全員同じ位置に立っている」としたら、実は、さっきの例とほとんど同じことをしてるんですね

裏を返すと、「弾幕」は、「複数方向」から取る方が、有利なんです

つまり、「陣形」を組むという考え方は、「陣地(塗り)」の取り方だけでなく、「弾幕の張り方」という観点からも大事なんですね。

「リッター」が理論上最強の「弾幕」を張れる

最強の弾幕を張れるブキ、それが「リッター4k」です。

きっと、上手い人ほど、リッターの射線を感じた瞬間、身体感覚レベルで震えますよね。

それは、リッターが「範囲」「威力(一確)」全ての点で、最強の弾幕を張れるブキである証左です。

ただし、「当たれば」という最大の条件が付きます。そして、後衛一般に言えますが、「自分で陣地を作る」能力はありません

「最強の弾幕」は張ってやる。だから他は全てやってくれ。そんな天上天下唯我独尊って感じの武器な訳ですね。

スプラの最強行動は「リスポーン前で『弾幕』を張る」

ほな、みんなリッターでええやん」となりそうですが、現状そうなってませんね。

何故か。それはスプラの最強行動とは、「リスポーン前で(陣地を作り)『弾幕』を張る」だからです。いわゆる「リスキル」とは、「キルをする」ことに目が行きがちですが、
①リス前に陣地(塗り)を広げ、
②その陣地から敵陣地を広げさせないように『弾幕』を張る
ことが本質
です。

リスポーン以上前に「相手の塗りを広げさせない」。
エリアやヤグラといった「オブジェクト」より前に「陣地(塗り)」を立て、そこから「弾幕」を貼り、その「陣地(塗り)」を守る。

もし、その「陣地(塗り)」が崩れても(守る人がなくなる=デスする)、その後ろにまだ「陣地(塗り)」があり、そこからまた「弾幕」を張ればオブジェクトは守れる。


敵リスポーン近くまで陣地を作り、弾幕で圧を掛けておくと、エリア(その他オブジェクトでも置き換え可)までの時間が大きく稼げる

しかし、「リスキル」、つまり「敵リス前に『陣地(塗り)』を作り、『弾幕』を張る」には、陣地形成能力である「塗り力」と、リス前まで素早く移動する「機動力」が必要な訳ですね。

つまり、どれも安定する前衛シューターに白羽の矢が立つ傾向にあるわけですね。

カバーとは「弾幕を重ねる」こと

「カバーする/される」というのを直接実行するとよくわからなくなりがちですが、要は「味方の弾幕が重なる位置に自分が立つ」、ということです。
そうすると自然と「カバーする/される」が成り立ちます。

あくまで「弾幕は複数方向から」。でも、「出来ればギリギリ味方の弾幕と重なるくらいの位置で」
この2つを意識すると、「陣地(塗り)」の取り方も、「弾幕」の張り方も上手くなってきます

弾幕範囲内に味方がいると、カバー関係が成立する

スペシャルは、「陣地の強制確保」or「強力な弾幕を張る」もの

最後に、この観点から見ると、スペシャルの役割が、
①「陣地(塗り)の強制確保」(相手を退かして陣地を取る)
例)マルチミサイル、デコイチラシ

②「強力な弾幕を張る」(強力な弾幕で相手を圧する)
例)ウルトラショット、カニタンク

に大別出来そうです。役割が見えてきそうですね。


まとめ


スプラは、「相手よりカウントを稼ぐ(究極目標)」のために、「陣地(塗り)」を広げるゲーム

塗りは陣地
・有利な陣地(塗り)を取り、「陣形」を組む
・「強いポジション」を「陣地(塗り)」に取る
・塗っていたら敵に倒されてしまうという人:自分の陣地を放棄して相手陣地に突っ込んでいないか?

相手陣地(塗り)を圧する「弾幕」
「陣地」からしか「弾幕」は張れない
・「弾幕」は、複数方向から張ろう
・「リッター」が理論上最強の「弾幕」を張れる
・スプラの最強行動は「リスポーン前で『弾幕』を張る」(リスキル)
・カバーとは「弾幕を重ねる」こと

スペシャルは、「陣地の強制確保」or「強力な弾幕を張る」もの


いや〜長くなっちゃいましたね。僕の思考の中で使われている言語なのでわかりにくかったかもしれません。

まあそんなこと言ってたやつがいたなぁ〜程度に、少しだけでも皆さんのスプラライフに役立てば嬉しいことこの上ありません(*´∀`*)

ではでは、みなさんよきスプラライフを〜(*´ω`*)


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