#04 後衛ブキと威嚇モード/潜伏モード
大分ポカポカして気持ちがいい季節がやってきましたね(*’▽’)。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私は中々スプラをする時間が取れずジェッカスちゃんが恋しいです...。
さて、今日は後衛ブキと威嚇モード・潜伏モードの話です。
なんじゃそりゃという方もいるかもしれませんが、まあ言葉はどうでも良くて、結論を言えば、
「ずっと姿を出しっぱなしはやめようね!」
「ちゃんと敵に気づかれていない状態を作ろうね!」
ってことになります(前衛でも徹底できていない方は意外と多いですが)。
射程の長い後衛ブキにありがちな習慣として、“ずっと姿を出したまま”というものがあります。
後衛ブキにおいて基本的な動きであり、重要なことに変わりはありません。
しかし。対抗戦ならいざ知らず、ガチマッチは世紀末。
味方はキルを取れないし、デスをします。そうした中で、塗りの弱い後衛ブキは自分がキルトップを取り続けないと中々勝てないのが現実だと思います。
そこで、今回は、無意識に身に着けてしまう“姿を出したまま”のデメリット、そして後衛ブキでキルを取るのに重要な威嚇モード/潜伏モードの意図的な使い分けについてつらつらと書いていきます。
ヘイト状態とdisヘイト状態
さて、皆さんが上位勢の方々の動画を見ていると、「凄い楽にキルを取ってるなあ」と感じることはないでしょうか?
華麗に裏取りを決めてキルを取ったり、潜伏から綺麗に2キル持って行ったりとまるで苦労していないように見えます。
これは、disヘイト状態を維持しているからだと思います。
ヘイト状態とは、簡単に言うと、「敵に気づかれている状態」を指します。
ヘイト(注意/殺意)が自分に向いている、ということですね。
そして、disヘイト状態とは、「敵に気づかれていない状態」を指します。
ヘイト(注意/殺意)が自分に向いていない、ということですね。
この用語は私が勝手に定義したものなので、なんとなくの意味だけ取ってもらえれば大丈夫です(*'▽')
ヘイト状態でのキルの例は、1 vs 1対面や、不意打ちに対して上手く返り討ちにした、などです。相手に自分は見えており、自分は相手に気づいているor気づいていない状態なので、基本的に5分5分or 不利な状況でのキルとなります。
それに対して、disヘイト状態でのキルの例は、先ほど挙げた潜伏キル、裏取りキルや、味方へのカバー、オブジェクト(エリア・ヤグラ、ホコ、アサリ)に意識が向いた敵のキルなどが挙げられます。基本的に相手は自分に気づいていないので有利な状況でのキルとなります。
自分の30秒録画で見直してみましょう。自分がうまく連キルできた時は、殆どが相手に気づかれていないか、注意が自分にない瞬間、つまりdisヘイト状態で先手を取れていますし、自分がデスした際は、殆どが自分が相手に気づいていない、もしくは相手以外に意識がある瞬間、つまり相手にとってのdisヘイト状態で先手を取られていると思います。
キル速が早いスプラトゥーンにおいて、先手を取ることはリスクを少なくキルを取るために一番といっても過言でないほど重要です。
上位勢の方々が簡単にキルを取れているのは、このdisヘイト状態を維持してキルを上手く取り続けているからであり、彼らが言っている「潜伏は大事だよ!」というセリフが指す8割近くは、ローラーの様な意味での潜伏ではなく、この「disヘイト状態(自分が相手に気づかれていない状態)を維持して、先手を打とうね!」と言っていると思います。
まあ色々と脱線してしまいましたが、要は、キルを取る基本は「disヘイト状態を作る/活かす」ことにあると言えます。
後衛ブキが姿を出し続けてしまう理由と“圧かけ”
さて、後衛ブキが姿を出し続けてしまう理由はいろいろとあると思いますが、一つの理由として「姿を出し続けていても死なないし、ちょこちょこキルが取れるから」というものが挙げられると思います。
例えばヒッセンやローラーが姿を出しながらチョロチョロして(=ヘイト状態)いたらどうでしょうか?そりゃ簡単にキルされますよね。相手に弾が“届かない”んですから。
ではジェットスイーパーやハイドラではどうでしょうか?
そう。気づかれている状態(=ヘイト状態)でも、相手側の射程が自分より長くない限り、相手は“近づけない”んです。
これが、相手を近づかせない“圧かけ”です。
つまり、前衛ブキはヘイト状態ではすぐにやられてしまうのに対し、後衛ブキ使いは、ヘイト状態(相手に見つけられている状態)でも「デス」という最大リスクを避けられ、“圧かけ”という最低限の仕事はできてしまうのです。
「じゃあ何が悪いってのさ!」となるかもしれませんが、圧かけにも弱点はあります。
圧かけ/キルの比較と、姿を出すデメリット
簡単に言うと、圧かけはローリスク/ローリターンの行動で、(本来であれば)キルは、ハイリスク/ハイリターンの行動になります。
しかし、ここからが重要なのが
長射程ブキにとって、キルを取る際のリスクが、他のブキよりも全然低いのです。
何でかって? 安全な位置から相手をキルすることが出来るからです。
上位勢のるすさんは、よく「スプラ、というかどのゲームも射程は正義だ」と言われるのですが、その理由の一端がここにあると思います。キルする際のリスクが射程によって全然違うのです。
また、キルを狙って倒しきれなかったとしても、それは「大きな圧」になります。
つまり、「キルを狙う」行動は、適当に撃ち続けている、つまり単なる圧かけよりも「大きな圧」にもなります。
よって、「姿を出して適当に撃ち続けている」よりも、「disヘイト状態を利用してキルを狙う」方が断然リターンが多く、強い行動なのです。
まとめると、姿を出しっぱなしにするのが弱い理由は、
・disヘイト状態を作れるのであれば、ほぼ無条件で圧かけよりもキルを狙った方が強い
・“姿を常に見せ続ける”という癖は、その”キル”を取るチャンスを、ヘイト状態(姿を見せた状態)を作ることで、自分自身で取り逃してしまっているのです。
こちらのルオカ団長さんの動画もわかりやすいのでご参照ください。
威嚇モードと潜伏モードの使い分け
ではどうしたらいいのか?
「後衛ブキであっても、相手に気づかれていない状態(disヘイト状態)を積極的に作り、キルを狙え!」ということです。
そのために良い考え方が、自分の中で、「威嚇モード」と「潜伏モード」を作り、使い分けることです。
威嚇モードとは、姿を晒し、圧をかけるモードです。ヘイト状態(相手に見つかっている状態)になってしまったときや、時間稼ぎをしたいときに使うモードです。
対して、潜伏モードとは、姿を隠し、キルを狙うモードです。disヘイト状態が保てている(相手に見つかっていない)ときや、キルを狙いたいときは、無駄撃ちをせず、相手が射程圏内に入ってくるのを狙い撃ちましょう。
ここで、”潜伏”というのは、ローラーの潜伏のイメージではありません。
”相手が気づいていない”(disヘイト状態)、”気づかれずにそのまま相手に先手を打つ”というのが重要な点です。
「射程の先端に敵が入ってきたら撃つ」、みたいなイメージでもいいかもしれません。
基本的にこれらを意識的に使い分けることが重要です。
優先度は、潜伏モード>威嚇モードです。先ほども言った通り、キルを狙った方がリターンが多く、キルを狙う行動自体にも大きな圧が伴うためです。慣れるまでは、もうdisヘイトモードしか使わない勢いでも良いかもしれません。
例えば、ガチエリアの抑えの場面。
姿を出した威嚇モードで敵が居そうな所に適当に撃っていては、折角のdisヘイト状態が無駄になってしまいます。
そうではなく、潜伏モードを意識して、敵が高台の顔を出しそうな場所や、降りてきそうな場所、前に出ている味方に目星をつけ、そこに最大射程で届く場所に隠れましょう。
そして、出てきたらキルを狙い、キルを取れたら大幅なゲーム遅延を得ることが出来ます。
ダメだったらもう一度別の場所で潜伏モードに移行するか、ヘイトモード(圧かけモード)に移行して、可能な限りエリアに近づけさせないようにします。そして、またキルが必要になったら姿を晒し続けず、disヘイトモード(潜伏モード)に移行します。基本的にこの繰り返しです。
ヘイトモードにもメリットはあるので、disヘイトモードの動きを意識的に使いこなせるようになれば、逆にヘイトモードの動き方・使い方もわかるようになってくると思います。
これについては、チャージャー使いのささみさんが非常にわかりやすく解説してくださっているので、こちらもご参照ください。
まとめ
ここまでをまとめると、
① 後衛ブキは、ヘイト状態(姿を出した状態)でも最低限仕事が出来てしまうが、「ローリスクでキルが取れる」という大きな利点を逃すことになる
② 後衛ブキを使うのであれば、姿を見せて圧をかける”威嚇モード”と姿を隠してキルを狙う”潜伏モード”を使い分け、特に潜伏モードを意識的に使ってキルを狙うべきである。
ということでした。
結構長くなっちゃいましたね…( ;∀;)。書いてると自分の頭の中で色々整理されていって楽しくなってきて、大学のレポートでも気づいたら文字数大幅に超えてるタイプの人です。
私は、この意識の使い分けをするようになった時から、後衛ブキでも凄くキルが取れるようになり、味方をキャリーしやすくなりました。今でも徹底は出来ていなくて、「ここちゃんと姿隠していれば良いキルとれたのに~」なんて場面は多々あり、反省もしやすくなると思うので、もし参考になったなら嬉しいです(*’▽’)。
じゃあ具体的にどんな意識をしたらいいの~?なんてこともいつか書けたら嬉しいなあ~。
以上、たまごまごでした~。よいスプラライフを~(-ω-)/