特殊加工の視覚サンプルを作ってみた
さて突然だがみなさん、特殊加工は好きだろうか?
ここで言う特殊加工とは特殊印刷のことで、例としてはエンボス、UV印刷、箔押しなど……もしかしたら聞いたことがない人もいるかもしれない。そもそも、使ったことがある方が稀だろう。
と、いうことで今回は特殊加工の魅力を伝えるべく、筆を取った次第である。
特殊加工の種類
特殊加工には様々な種類がある。が、今回はエンボス加工・デボス加工・UV厚盛り・箔押しに絞って説明していきたいと思う。
・エンボス加工/デボス加工
エンボス加工は、絵や文字に沿って紙の表面を浮き上がらせる加工だ。以下のサイトにサンプルも載っている。デボス加工は逆に、紙の表面を凹ませる加工になる。
・UV厚盛り
その名の通り文字やイラストの一部にUVインクを盛って硬化させ、凸を作る加工である。艶のある表現もマットな表現もできるようだ。
・箔押し
おそらく一番ポピュラーな特殊加工ではないかと思う。金や銀の箔を文字などに沿って貼り付ける加工だ。メタリックな表現ができる。
サンプル
と、まあここまで紹介してきたが、視覚的にどんな感じになるのかは想像がつきにくいと思う。そこで、HTMLとCSSで特殊加工を再現してみた。
左上から下に向かって順番に、エンボス・デボス・UV厚盛り・箔押しとなっている。
エンボス・デボスは最近流行のNeumorphismに近いので、見たことがある人もいるかもしれない。厚盛りニスは視覚的には少しわかりにくい、というよりWEBでは表現しづらかった。また、箔押しはそれだけで高級感が出るのでおすすめだ。
実際に文字を入れ替えて遊んでみてほしい。
最後に
これらの特殊加工は一例にすぎない。暗闇で光る蓄光インクを用いたものや、まだお目にかかったことはないが、水に濡らすと文字が浮き上がってくるアクアフィック印刷というのもあるらしい。
また、ここで挙げた特殊加工は思わず触りたくなるような質感をしている。興味を持った方がいれば、資料請求等をして実際に触ってみて欲しい。
もし機会があれば、名刺やポストカードに特殊加工を採用してみてはどうだろうか。
参考記事
特殊加工の再現にあたって、参考にさせていただきました。
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