ラノベ作家になりたくて専門学校に行った経験より
アニメが好き。将来はアニメ関連の職に就きたい。
けれど絵は描けない、声がいいわけでもないしどうしたものだろう?
「そうだ! 文章を書くくらいなら自分でもできるぞ!!」
ライトノベル作家になりたい人の大半はこんなことを思ったことがあるのではないでしょうか。
私がラノベ作家を夢に見たのはまさにこんな理由でしたw
さて、そんなラノベ作家志望な人が専門学校に行く。これは果たして意味のあることなのでしょうか。
「専門学校とかいう胡散臭いところにお金を払わずとも、一人でコツコツ努力を重ねた方が賢い判断なのではないか」
そう思う人もきっと少なくないでしょう。
今回は実際に専門学校に行った私が、行った方がいいのか、そこで何を得たのかを簡潔に話していきたいと思います。
まず、行った方がいいのかについて、
結論から言いますと行かなくてもいいです!
行っても行かなくても結局のところは本人の頑張り次第なんです。
ただ、私の通っていたところでは(他を知らないので)通常の出席単位の他に『作品投稿単位』というものが設けられていて退学する気でない限りは否が応でも作品を書き上げることになるので、家で一人でやっていても何かと理由をつけてサボってしまうような人にはお勧めです。
ちなみに作品投稿単位はこんな感じのシステムでした。
『必要投稿単位』
1年生:6pt
2年生:12pt
長編:6pt、短編:1pt、俳句・短歌:まとまった量で1pt
あと、教えてくださる講師の方々はみんな現役で活躍中の作家先生だったり、それに近い存在(編集さん、etc…)なので表現方法や、文章の構成で困った際、確かな『答え』を得られるというのも大きいでしょう。
次に何を得たか、ですが。
これはものすごく単純、『長編を書き上げたという実績』です。
それまで私はラノベ作家になりたいと思いつつ、長編を書き上げたことがありませんでした。
それがここに来て作り上げることができたのです! 審査対象になったのです!
ですが、その時の私には既に感動などありませんでした。というのも、完成させるのが遅すぎたんです。
1年生の夏休み前にプロットを書き上げ、キャラの深堀りと言い訳して時間の浪費、実際に本文に着手し始めたのは9月頃でした。
そして作品が完成したのは2年生の春。
制作期間、半年以上。
サボっていたにしても、さすがに遅いです。
現在活躍中のプロの多くは3か月以内で作品を完成させています。
「でも結構サボってるし、サボらなければ3か月くらい楽勝じゃん?」
いいえ、違います。
3か月というのは全体を通してのこと、実際は作品を一旦完成させるのに1か月。残りの2か月は推敲や次回作を考える期間なのです…。
はい。
私は「自分は作家に向いていない」という発見を得ました。
まぁなんにせよ専門学校に行けば、ほぼ毎日文章を書くことになるので全く実にならないということはないと思います。
というのが私から言える結論です。
最後まで読んでくださり誠にありがとうございました。
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