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岡山弁のアスペクト
みなさん、こんにちは!
ランケミスト tamaco です。
ランケミストは造語です。
alchemistをもじってlanchemistです。
―――ことばの魔術師
いい響きですね。。。
そんなふうになりたいなぁ
ということで、本題に入ります!
今回の記事は、ゆる言語学ラジオ(下記URLより)
のコメント欄から着想を得たものです。
ことばに興味のある方にぜひおすすめしたいyoutubeチャンネルです。
ではでは! ~岡山弁のアスペクトについて~
まず、「アスペクト」ってなんやねんって話ですよね笑
これは文法用語で、「継続・反復・完了など、動詞が表す行為の様相」
(デジタル大辞泉)のことです。
英語では"aspect"(そらそうや)
ある動作がどの局面にあるのかを表すことばの形といった感じですかね。
たとえば「見る」だと
見始める、見始めたばかり、見ているところ、見終わる
ってな感じです。
で、岡山弁のアスペクト。
今回取り上げるのは「~しよる」と「~しとる」です。
英語と対応させると
「~しよる」は "be doing"(現在進行形)
「~しとる」は "do" (現在形)
になるかなー、、、
例文を挙げたほうがわかりやすいですね。
①Mom, look! Our tulips are dying. They need some water.
訳「母さん、チューリップ枯れよるわー。水やらんと」
➁OMG… my tulips are dead. I did tell you to water them once a day during my trip!?
訳「もー!チューリップ、枯れとるがー。水やってって言っとたよな?!」
①は蘇生可能性あり、②は蘇生可能性なしです。
葉っぱがしおれていたり、花びらの先が変色し始めている
でも、水をやったりすれば元気になりそう。
そんな状態を表すのが「枯れよる」
全体的に変色してカラカラになってもうどうにもならない。
このときは「枯れとる」を使います。
岡山弁のアスペクト、いかがだったでしょうか?
面白かったですか…?
私はめちゃおもしろー!ってなりながら書いてるんですが笑
ちなみに、ときどき入る関西弁もどきは、関西出身の母の影響です。
岡山弁と関西弁のクレオール(?)ですね。
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました!
「私の地元ではこう言うよ~」というのがあれば、ぜひコメントで教えてください!
あと、「ちょっと違うんじゃね?」という場合にもぜひご指摘ください。
トプ画は紫音さんのお写真を使わせていただきました。
紫音さん、ありがとうございます!