日常ブログ #4遅刻
遅刻しました。
ブログの更新のことじゃありません。
先日、バイト遅刻未遂をやらかしてしまった。
予定よりも少し早く目が覚めたので余裕ぶっこいてのんびりしてしまった。
家を出たところで「遅刻、遅刻〜!」と
心の中で叫びながら曲がり角をダッシュしたのも、
全力で走って来たところ目と鼻の先でドアが閉まるのも、
初めて経験した。
ここで、バス通勤者あるある。
①早く来て欲しい時に定刻通りに来ない。
②ちょっと遅れて来て欲しい時に定刻ピッタリに来る。
③どっちにしろ結局遅刻。
電車のようにすぐ次が来るわけでもない。
均一運賃バカにならない。
遅延の頻度半端ない。
どうしてこんなに私にとって間が悪いのか?
どうしてそんなにツンデレなのか?
でも、いつもバイト先まで安全運転で乗せてくれることに、
心から感謝している。
私はバスのこと、嫌いじゃないよ。
ツンデレなのは私の方だったね。
とかふざけた現実逃避をしている場合ではなかった。
ストレートに遅刻だった。
次のバスだと、定刻通りならギリギリ数分前にバイト先に着くことになるのだが、
バスは確実に定刻通りに来ない。何故ならツンデレだから。
その上かなりギリギリの時間で、
11時からのシフトなのに、バス停に定刻で10時58分に着く計算である。
バス停からの距離や着替えの時間を含めると、
むしろギリギリアウトだった。
私は家から爆走してきて血圧が上がっている脳をフル回転して考えた。
どうしたら遅刻を回避できる?
電車?ダッシュ?瞬間移動?
その時、一筋の光明が目の前を通り過ぎた。
『どうする?GOする!』
私はすぐさまタクシー配車アプリをダウンロードし、
現在地からバイト先までの料金を計算した。
手持ちの現金でも十分に支払える額である。
あとは配車のボタンを押し、ほんの少しだけその場で待ち、
運転手さんに目的地を伝え、座ってシートベルトをつけて大人しくしているだけである。
私を乗せたタクシーはスイスイと東京の街を渡り、
あっという間に目的地に到着した。
時刻は10時50分。
無事遅刻を回避することができた。
遅刻したおかげで、以前から私にとって憧れの象徴であった
タクシーをついに利用することができたのは、
転んでもタダでは起きないという自分自身の図太さに辟易する羽目にはなったが、
本当にいい経験をしたと思う。
タクシー、本当にすごい。素晴らしい。かっこいい。
とにかくシートがフカフカだし、
配車アプリ超便利だし、早いし、
車以外の移動手段がほぼ皆無な田舎出身者にとって
車での送迎=お父さんという刷り込みがあるので(偏見)
安心感が他の交通機関の比じゃない。
タクシー、マジでレベチ。マジで神。
移動の王にして頂点であり最強の存在。
私は今回、個人的にタクシーを利用するのが初めてだったのだが、
語彙レベルが圧倒的に低下するくらい感動しながら十数分のドライブを楽しんでいた。
タクシーに乗車していた時間が幸せすぎて、
タクシーを利用する予定なんぞ全くないにも関わらず、
家で配車アプリを開いては何もせずただニヤけているということやっていたりしている。
私はそれで十分満足しているので何も言わないでください。
今後も機会があればじゃんじゃんタクシーを利用していきたい。
と、言いたいところだが、
想定していた程ではなかったものの、
タクシーの素晴らしさに比例して料金もなかなか素晴らしいことになっていたので、
運賃がタクシーほどじゃなくて、タクシーと同じ道路を走っている、
バスと今後とも私は仲良くしていきたいと思う。
これからもどうぞ安全運転でよろしくお願いします。
遅刻しないように気をつけます。