日常ブログ #3初めての献血
先日、生まれて初めて献血に行ってきた。
今日はその感想を書いてみたい。
(注意! 以下はあくまで個人の体験と感想ですので、実際の献血とは異なる場合があります。)
一言で言うと、
献血めちゃくちゃ楽しい。
楽しいという表現が正しいのかどうか分からないが、
献血=社会貢献=人の役に立つ=楽しい
みたいな等式から生まれた感情ではないか、と推察する。
まさか自分にヒーローの素質があったなんてびっくりなのだが、
多分、性根のヒーロー性をくすぐられて楽しいと思ったわけではないと思う。
何がどうして楽しかったのか、
ちゃんと考えてみる。
まず初めに、予約無しでふらっと立ち寄って行えることが、
一つ目の楽しいポイントである。
私も改めて知ったのだが、
予約をしなくてもその場で手続きをしてもらえる。
予約をしていれば、さらにスムーズである。
時間が空いたな、暇だな、という時に思い立って献血ルームに行って、
あとは日本赤十字社のスタッフの方々に任せて指示に従っていれば、
案外あっという間にやることは終わってしまうのだ。
もちろん、必要な手続きや確認、検診、適切な休憩などにある程度の時間を使うが、
そもそも暇な時に行っているので、
全く煩わしいとは感じない。
時間の余裕は心の余裕を生み出し、
心の余裕は安定した輸血ストックを生み出すのである。
次に二つ目の楽しいポイントが、
そこはかとない懐かしさである。
これは献血する場所にもよるのかもしれないが、
なんとなく献血ルームには保健室感を感じる。
学生の頃、大して具合が悪いわけでもないのに
部活をサボりたい一心で放課後に駆け込んだり、
体育の授業で怪我しちゃった子に付き添ったり、
健康診断で時々知らない病院の先生に診てもらったりして
通常授業とは違うちょっとした学園イベントに地味にテンションが上がったりなど、
昔から割と丈夫だった私にとって保健室は、
「全然元気なんだけど行ったら行ったで回復するセーフティーエリア」
という認識なのである。
そのため、初めて献血ルームに入った際も、
ドがつくレベルで人見知り兼緊張しいの私が
何故か最初からリラックスすることができた。
二十歳を過ぎた今でもなお、
保健室という存在は私のオアシスであり続けてくれている。
ありがとう、保健室。
それに、スタッフの方々もなんとなく保健室の先生みたいな感じがする。
おそらく、皆さんとても優しいからである。
ありがとう、スタッフの皆さんと保健室の先生。
そして三つ目の楽しいポイントが、
お菓子である。
なんと献血ルームに行くとお菓子とジュースがもらえる。
やったぜ。
私の場合、元々血管が細いらしく(初めて知った)
血流を良くして血管を広げるため、何かお腹に入れてきてくださいと言われ、
大義名分を得たと思って置いてあったチョコボールとムーンライトクッキーをムシャムシャ食べていたのだが、
今後献血に行かれる方には、
どうかモラルとマナーを守った範囲内でお菓子を楽しんでもらいたい。
その時の私は、少し小腹が空いていたのと歩き疲れていたのと
血管を少しでも広げたいという使命感で、
一生懸命真剣にたくさんお菓子を食べていたのだが、
今になって思い返すとちょっと恥ずかしい。
大人気ないとか思われたかもしれない。
皆さんにはこのような思いをして欲しくないので、
経験者として忠告させていただいた。
ちなみに、帰る時にもお菓子がもらえます。
(お菓子じゃない場合もあるらしい。)
ざっと大まかに楽しいポイントを挙げると
こんな感じである。
細かく言えば、室内音楽がジブリのオルゴールメドレーだったことや、
献血の時に横になる台がすごく快適だったことや、
献血スタッフのお姉さんがくどくない陽気なタイプの方で待ち時間も楽しく過ごせたことや、
献血中スタッフのお姉さんも割と暇そうでこちらとしても気が楽だったことや、
スタッフのお姉さんにお気に入りのトレーナーを褒めてもらえたことなど、
キリがないほどある。
結論として、人と場所次第です、ということを皆さんにお伝えしたい。
それによって楽しくも、楽しくなくもなるという
なんとも月並みな結論に至ってしまったのだが、
暇だからという理由でやって来た、
モチベーション0の初心者である私に対しても、
ご協力ありがとうございます
と、感謝してもらえるのは嬉しい。
そして、自分が健康であることが嬉しく、
そう思えたことでさえ、嬉しい。
きっと、嬉しいから、楽しいのである。
次に献血ができるまで少し期間が開くのだが、
また行こうと思う。
皆さんも、時間がある時は是非
献血に行ってみてはいかがですか。
あなたの内なるヒーローが目覚めるかもしれません。