でぃえむ

カガミの裏側 : DM・ポスターについて

4回に渡って、情報デザイン学科卒業研究制作展2020「カガミ」は一体どのように作られていったのかご紹介していきます。
第2回目はDMとポスターができるまでのプロセスをお話していきます。
DMとポスターに込められたこだわりや裏話を楽しんで読んでいただければ幸いです。


01.DMについて

ロゴデザインが決まってから、DMとポスターの制作が始まりました。


苦戦したポイントはロゴを活かしたグラフィックです。
DM、ポスターは展示のお知らせとなる物なので、展示の顔とも言えるロゴをお披露目するという意識も持ち、ロゴを中心にデザインを考えていきました。
最初はロゴのシンプルなイメージに引っ張られた結果、ロゴ単体やロゴを並べただけなど味気ない案ばかりになっていました。

DM案並べ

試行錯誤や相談を重ねた結果、ロゴの蛇腹部分ができるまでを4つの過程に分け、線で繋ぎ、階段状にしたグラフィックが出来上がりました。

蛇腹ラフ

4つの過程はそれぞれの学年を現しており、線が学年どうしの繋がりを現しています。「カガミ」のコンセプトに沿って制作されたロゴの意図を表現したデザインに仕上がりました。

完成

デザインを組みながら、どのような用紙を使用するかや、どのような印刷や加工をするのが一番今年のテーマや全体の目指す雰囲気を伝えられるかを話し合っていきました。
テーマである「カガミ」にちなみ箔押し加工がしたい、という案はテーマが決定した段階からありました。そのため、デザインの案だしでは箔押しを想定した場所はグラデーションで塗り、イメージを膨らませるようにしていました。

上記のような様々な試行錯誤を繰り返し、実際のDMが完成しました!

完成形DM

02.DMこだわりポイント

DMとして手に取れる形にするにあたって、こだわったポイントを紹介します!

①箔押し
最終的に、DMデザインの中心的存在となったオモテ面のロゴに箔押し加工を施しました。
細い線まで綺麗に仕上げていただき、見る角度によって本物の鏡のように様々な色に反射します!

画像5

②ボール紙
用紙にはボール紙を使用しています。
厚みがありザラっとした質感にも、ぜひ注目してみてください。

画像6

③英語表記部分のシール貼り
ボール紙が持つ元々の色を活かすため、卒展の英語表記部分とベタ面の白色は印刷ではなくシールを貼って表現しています。
印刷所の方にひとつひとつ手で貼っていただきました!

画像7

DMは展示会場でもお配りする予定なので、ぜひお持ち帰りください。

03.ポスターについて

ポスターもDMのロゴが出来ていく様子を表したデザインを用いて、グラフィックを2種類、サイズを4種類制作しました。

ポスター

ポスターもDM制作と同じようにたくさんのラフを制作しました。
どれも採用しなかったのが勿体無く思えるようなデザイン案ばかりです。

ポスターラフ案

中でも、ロゴの蛇腹部分を使って幾何学模様を制作しているデザイン案。

ポスター模様ラフ

この模様に非常に魅力を感じたため、使用しないのは勿体無いと感じ、形を少し整えて他の広報物や展示会場でお配りするカタログ内などで装飾として使用することにしました!

模様

こちらの柄もとっても可愛いのでどのように使われているかぜひ探してみてくださいね!


終わりに

最後までご覧いただきありがとうございました!
卒業制作展2020「カガミ」の裏側、第2回 DMとポスターについての裏話はお楽しみいただけたでしょうか。
次回の投稿もぜひチェックしてください!

いいなと思ったら応援しよう!