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おうちシェアをはじめました。
去年の12月から武藤家のみなさんと、おうちシェアをはじめました。
ことの発端はこんなやりとり。
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武藤さんはもともとパートナーの仕事仲間で、プライベートでも遊んでいる友人。東京と兵庫で二拠点生活をしていて、月の1/3くらいは東京に滞在するという生活スタイルを送っている家族だ。子どもの年も近く、我が家に遊びに来てもリラックスして過ごしてくれるのが、こっちも気を使わないからいいなーと思っていた。
我が家は、将来の子供用に、一部屋使っていない部屋があった。武藤家が使ってくれるなら、おもしろいな!と思っていた。
わたしは“なんとなくおもしろい”がとても好き。
とはいえ、武藤家の事情もあるし、「おもしろそう」とはいえ、こういうのって実際になかなか実現しないよなと思っていたら、すぐLINEで連絡がきた。そうだ、行動力ある夫婦だった。
サクサクと武藤家とかわかた家の作戦会議の日程が決まった。
そして、お試しでお子さんを連れて我が家に泊まりにくることが決定。
そして、お試し宿泊終了。
なんか、いけそうな気がする…。
ということで、武藤家は東京の賃貸を11月で契約終了することに決定。ここまでで1ヶ月くらい。スピーディすぎてビビる。
我が家は受け入れる側なのでいいけど、武藤家の決断がすごい。
私はせっせと荷物を整理して、お部屋を空っぽに。あっという間に、武藤家の引っ越しが完了。
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そこから、半年。
武藤さんだけが来たり、さきこさんだけが来たり、息子くんを連れて家族3人で来たり。LINEでやりとりをしつつ、好きなスタイルで好きなタイミングで、うちにやってくる、武藤家のみなさん。
なんというか、住むってこういうのでいいよね。
「家」っていうのはただの空間で、そこを使う人はそこを必要としている人で、必要なタイミングで、自分がいたい場所にいればいいなと。
朝起きたら、友だちがいて、「朝ごはん食べる?」とか、「昨日こんなことがあってさ」って話しつつ、それぞれのやることはあって、出かけたりゴロゴロしたり。一人になりたければ、部屋にこもったらいいし、一人でカフェにも行けるし、おうちが開かれていることで選択肢が広がった感じがした。
せっかくなのでみんなにこの半年の感想を聞いてみた。
さきこさん
・ホームステイのロングバージョンのような感覚で他の家族の暮らしを知れることが面白い。
あ、そんなよい道具があるのね!とか、同じメニューでも味付けが違うんだな〜のような発見がいろいろある。
・私は朝が苦手なので、たまに朝、息子が早く起きたときに、ちょこっと一緒に朝ごはんしてて貰えたりするのはかなり嬉しかったりする。
・息子が好きな人(猫も)、好きな場所が増え、『さっくんち、いついくの?』と行くことを楽しみにしてくれているのでよかったと思う。
武藤さん
【息子を一緒に育ててもらってる】
カワカタ家には、愉快で活発な子どもたちと、たまに噛んで叱ってくれる先輩ネコがいるので、息子がたくましく成長してるます。親が言っても言うこと聞かなくても、お兄さんに言われたら素直に聞いてることも。
【子育ての先輩より】
子育ての先輩と暮らしてるので「あと一年で保育園も卒園なんだよね」なんてことを聞くと、数年後の自分の気持ちを想像できたりして、今が大事に思えてきます。共同生活をしてから以前より息子と遊ぶ時間を大切に考えるようになりました。
そーくん
・よその夫婦のルーティン(子どもが寝たあとに話す)を知れておもしろかった。
・土日に武藤家の息子くんと一緒に過ごせるのは、子ども同士で遊んでくれるのでありがたい。
・武藤さんと夜飲みに行って、そのまま一緒の家に帰ってくるのは新鮮な体験だった。
・子どもが武藤さんの息子くんのことが好き。楽しんでくれているのがいい。
単純に人が増えているのでトイレの時間がかぶるとか、食器の片づける場所がちがうとか、家族だけなら起こらないちょっとしたストレスはもちろんある。
ただ、体感としてそのストレスより、選択肢が増えたことの方が楽しいし、朝起きたら誰かいるっていう、おもしろいの方が上だなと思っている(あと生活に関するストレスはシステムを整えたら解決できる)。
「家をシェアしてて」と人に話すと、「なにそれ、楽しそう〜!」という反応をよくもらう。「おもしろそう」って思ったあなた。
\おうちシェアしましょう/
実はわたしと子どもたちは、来年の4月に長野県の佐久市に引っ越すことが決まっていて、\東京の部屋が空きます/
長野の家も、みんな来てくれたいいなーと思って、大きめの家を借りたので
\おうちシェアできます/
みんなが好きなときに来て、好きなときに出て行って、それぞれの居場所であるみたいな場所になっていけばいいなと思う。