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長女とお墓参りに行った話
毎年、年末に岐阜の実家に帰省しています。
去年の年末は小学1年生の長女とお墓参りに行きました。
墓石をスポンジでこすり、
落ち葉を拾い、
きれいになってからお菓子をお供えして、
お線香を焚いてお参りしました。
目を閉じて父や祖母に話しかけて、
「よし!おわり。帰ろうか」と娘を振り返ったときのこと。
私の後ろにしゃがんでいた長女が、墓石をじっと見ながら言いました。
「おじいちゃんとおばあちゃんと男の子がいたよ。
笑ってたよ。」
(えええー誰ー?)
内心ビビる私。
実家のお墓には、たくさんの人が入っています。
父と、祖母と、祖母の再婚した旦那さんと、
その旦那さんの親族たち…?かな?
きっと長女の言う「おばあちゃん」っていうのは
私の祖母だろう。
「おじいちゃん」は誰だろ?
そして「男の子」とは?
謎だったけど、長女が怯えるといけないので
そうなんだねー喜んでたんだねぇ。
とだけ言って一緒に実家に帰りました。
実家でしばらく遊んだあと、
ふと遺影が目についたので長女に聞いてみました。
私の父と、祖母と、祖母の旦那さん
「ねぇ、お墓にいたおばあちゃんたちってこの中にいる?」
すると長女は
「あ〜いるよ。このおばあちゃんと、このおじいちゃん」と教えてくれました。
おばあちゃん=私の祖母
おじいちゃん=私の父
父は40代で亡くなっているので「おじいちゃん」というには若すぎる(と私は思う)けど、長女にはおじいちゃんに写ったようです。
さっそく母に伝えると、母は言いました。
「そう言えばおばあちゃんは、お父さんの前にもう一人子どもがいたんだけど、生まれる前に亡くなったと言ってた。確か、男の子だ」
わぁ。男の子、いたわ。
私の、伯父だ。
きっとあの世でみんな仲良く過ごしてるんだね。
私たちのこと、見守ってくれてるんだなぁ。
と思った出来事でした。
ご先祖様、ありがとうございます。