2023/5/6 岡山 40K 3000ポイント
岡山でHobitaさんの開催されているゲーム会に参加してきました!
9版もそろそろ遊び収めが近づいてきて、たぶん最後になる大規模戦をしてきたので、レポートします。
プロローグ
惑星マウンテン・ヒルのノーザンエリアにはタウ・エンパイアの教化セクターが存在する。そこは巨大兵器群や無数のバトルスーツによって防御されており、異種族や人類の帝国などの外敵の侵攻を何度となく撃退してきたが、今回は混沌騎士3機の楔陣を中心に複数の戦狗の群れの降下というかつてない規模の襲撃を受けていた。
ナイト・アボミナントを駆る女騎士、ダム・アストライアの号令のもと11匹のウォードッグが前方に展開していく。
同じくアボミナントを駆るダム・ロムルスが、金色のナイト・ディセクレイター〈金色の王女〉へと呼びかける。
「おひめさまァ、金箔ヤロウの手掛かりを探すのを邪魔したい子たちがいるみたいだよ。ちょっと手を貸してよ。」
返事のかわりに金色の騎士からモーターを駆動する重低音が響き渡る。
「愛想わるーい、男ウケしないよ?」
軽口に合わせて、アボミナントも右腕から生えるケーブルの触手を波打たせながら前進を始めるのであった。
タウ・エンパイア側ロスター
HQ
エセリアル
シャドウサン
コールドスター・バトルスーツ
ロングストライク
トループ
ブリーチャーx10
エリート
クライシス・バトルスーツx5
クライシス・バトルスーツx4
ファストアタック
パスファインダーx10
パスファインダーx10
ヘビーサポート
リップタイド・バトルスーツ
リップタイド・バトルスーツ
ハンマーヘッド
ブロードサイド・バトルスーツ
※無数に配備されているドローンは省略
どちらかというとモブアーミー相手のほうが得意な編成とのことですが、タウらしく極めて高い火力を有しています。
コールドスター、クライシス・バトルスーツの増援配置や、エセリアルやマーカーライトによるバフ、シャドウサンの全リロールなど、一見したスペック以上の能力を持つ点にも注意が必要そうです
ケイオスナイト側編成
全てロードオブウォー
ナイト・ディセクレイター
ナイト・アボミナント
ナイト・アボミナント
ウォードッグ・エグゼキューショナーx2
ウォードッグ・ブリガンドx3
ウォードッグ・ストーカーx3
ウォードッグ・カーニヴォアx3
ナイト3体にサイキックをもたせてヘイトを高めて敵を引き付け、優先確保もちの多数のウォードッグで戦場を制圧するという運用を考えています。大逆騎士楔陣の能力で、大量のCPを獲得しているので策略も豊富に使用できるところも強みです。
ミッションと初期配置
オンスロートの規模のため、8個の作戦目標が存在します。
戦場中央から12mvの円周上に4点、自軍配置ゾーンに各2つの作戦目標を配置し、2つ以上の確保で5点、3つ以上でさらに5点、相手の確保数を上回ると5点が各ラウンドで入ります。
配置は、戦場中央から左右にそれぞれ12mvを開けて各自の配置ゾーンがあり、テレインの配置は中央に射線の通る長い回廊があるために派手な撃ち合いになることが予想されます。
第1バトルラウンド表
タウの先行で始まります。
テレインの陰に隠れていたロングストライク、ハンマーヘッドが姿を現してナイトアボミナントとウォードッグストーカーに大ダメージを与え、リップタイドとシャドウサンはアビリティにより反撃を受けない位置取りで射撃を撃ち込んで前衛のウォードッグにダメージを与えます。
ステルスバトルスーツは遮蔽を取りながら、パスファインダーはシールドドローンとエセリアルによるFNPの付与を受けて前進、戦場中央の作戦目標をうかがう機動を行います。
第1バトルラウンド裏
ナイトディセクレイターの射撃によりハンマーヘッドを撃墜、ウォードッグは射程の長いハボックランチャーやチェーンキャノンでステルスバトルスーツを削ります。パスファインダーやブリーチャーに対しては手数の多い射撃武器でドローンを削るものの、ほとんどユニット本体にはダメージが入りません。
第2バトルラウンド表
ここで大きく戦況が動きます。
前進したケイオスナイトの背後にクライシスバトルスーツの集団が出現、無傷のナイトアボミナントに大ダメージを与え、すでにハンマーヘッドの射撃で削られていたほうのナイトアボミナントは破壊寸前、陣地内の作戦目標を確保していたウォードッグを撃破します。
ブロードサイドバトルスーツやリップタイド、ロングストライクといったヘビーサポート群の射撃も降り注ぎ、前衛のウォードッグの大半は性能低下状態に陥ります。
第2バトルラウンド裏
このあたりから、畏怖アビリティの効果範囲にタウの兵を捉え始めます。
畏怖テストに失敗したユニットのスキルを低下させる能力により、マーカーライトが実質無効になるため、基本の射撃スキルの低いタウにとって苦しい展開へ傾き始めました。
後方にもぐりこんだクライシスバトルスーツに向けてウォードッグやナイトアボミナントの射撃が集中してドローンをはがし、さらに白兵に入ったナイトディセクレイターのワープクロウにより、さしものクライシスバトルスーツも数を減らしていきます。
第3バトルラウンド表
このバトルラウンドの畏怖アビリティは12mv以遠からの射撃のヒットロールを低下させる効果を選択し、マーカードローンも数を減じているためにタウにとっていよいよ困難な状況に陥ります。
中央の作戦目標の確保を狙って全滅したステルスバトルスーツに代わってパスファインダーが前進し、ナイトとクライシスバトルスーツ群は交戦を続けるものの、耐久力と武器の攻撃力の差から、タウ優勢から徐々にケイオスナイトに傾きはじめます。
第3バトルラウンド裏
ナイト・ディセクレイターがクライシスバトルスーツを全滅させ、さらにウォードッグ・エグゼキューショナーの長距離砲が、ダメージの蓄積していたロングストライクを撃破します。
この時点で、ウォードッグの白兵戦により優先確保をもつタウの歩兵はほぼ掃討されます。
第4バトルラウンド表
ここで畏怖アビリティは指揮統制値をさらに低下させ、累積した効果で、キャラクター以外はほぼ畏怖テストに失敗する状態になります。
開き始めていた勝利点の差を抑えるためにコールドスター・バトルスーツ、リップタイド2台も前進して戦闘に参加するものの撃破まではできず、もはや逆転することができないと判断してMrA(※本名なのでイニシャルで表記してます。)が投了を宣言されました。
エピローグ
立ち込める瘴気の中から顕れたウォードッグが歩兵を切り刻み、巨獣の鳴き声を思わせるような、機体の軋む音とともに金色の騎士がバトルスーツを叩き潰していく。記録収蔵庫が陥落し司令官2名が戦死するにいたり、タウのエセリアルは撤退を指示する。…彼女は本来はバックアタックで破壊されるはずだった騎士たちが歪みの力で運命をねじまげたことに感づいていた。
「ぶっはァ!死ぬかと思った」
大破したナイト・アボミナントのハッチを蹴り上げて躰中につながるケーブルを引きずりながら、血と硝煙で赤と黒に顔を彩られた女騎士が這い出してくる。
「でも、その甲斐はあったみたい」
すでに機体の外に出て、装甲<カラパス>に座り込んでいたもう一人の騎士は言う。
「お姫様のほしがってた、<金箔の王>に関する記録は手に入ったよ」
金色の騎士から記録収蔵庫に菌糸のようにケーブルが伸びている。
謎めいた戦慄の騎士、金箔の王。
混沌の騎士<金色の王女>はそれを追って、さらなる死と悲劇を銀河に振りまくのであった。
最後に
今回はドローンの数が十分でなかったことや、タウに対して相性の悪いアビリティであったために、今まで勝てなかったAさんに初めて勝利できました。後半のバトルラウンドまでもつれあって、白熱したゲームをしてくださりありがとうございます!
それと、Hobitaさんやお獅子さんが準備してくれたので、広い会場で大規模なゲームを楽しませていただきました。お二人にも感謝しております、また是非参加させてくださいね!