映画館デビューは「セーラー服と機関銃」
青春の手前で見た、思い出の映画
私の映画館デビューは薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」だった。
薬師丸ひろ子は、前々作で高倉健さんと共演した「野生の証明」がヒットした。その映画のCMで彼女を見た。その瞬間「可愛!」胸キュンだった。そんな彼女の主演する映画「セーラー服と機関銃」が公開されると聞き、「見たい、見たいな」と思った。
私の住む市内(町)には、田舎ゆえ映画館もボーリング場、百貨店もない。電車で一時間近くかけて隣の市まで行かなければならない。その頃の私は、まだ中学生で自転車でなら市内どこへでも行ったが隣の市となると冒険になり、不安はあった。それでも同級生を誘ってか、誘われてか「セーラー服と機関銃」を隣の市まで行って見ることになった。
セーラー服と機関銃を鑑賞すべく、電車に乗って隣の市まで行った。車中同級生とどんな話をしたのか憶えてないが、薬師丸ひろ子の事や映画について話をしたんだろうな。ただ、私達はワクワク感でいっぱいだったと思う。
駅を降り映画館に向かいながら薬師丸ひろ子の事を思った。こんな子がうちの学校にいたら、この子が隣の席にいたら、なんてね!妄想してた。
やがて映画館に着き館内にはいった。席は前の方から3列めか4列目で左側だったかな(曖昧)映画の内容は憶えているけど、その時の周りの光景は全然憶えていない。
ストーリーはたしかこんだったような
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目高組の組長が子分4人を残して他界。生前、血の繋がった血縁者を跡目にすると言い残していたが、その血縁者は交通事故で亡くなった。
その跡目になるはずだった父を突然失い、身寄りをなくした女子高生の 星いづみ を 薬師丸ひろ子 が演じた。
ある日、下校時間に学校の門の前に黒のスーツを着込み黒サングラスで、いかつい強面の男たちがずらりと並んでいる。その光景を見た、他の生徒は「ヤバい裏門から帰ろう」といづみに声をかけるが、彼女は自分の学校なのに、逃げるような事は嫌。強気な性格の いづみ は正面から堂々と帰ろうとする。居並ぶ男たちの前に出てその場を突破しようとするが、体が震え、たどたどしい足取りで男たちのいる門に向かって進んでいく。そこへ一人のサングラスをかけた男(渡瀬恒彦さん)が いづみ の前にでてきて、「星いづみさん ですね」と尋ねると いづみ は「ハイ」っ言って車に乗せられた。
こんな感じで映画は、はじまったと記憶
物語は大きく飛びますが
最後、組長の星いづみは、敵対する組織にヤラレた仲間の思いを晴らそうと残った子分達と一緒に事務所に乗り込み、そこで機関銃を撃ちまくる。映像はスローモーションになり薬師丸ひろ子が打ち終わったあとゆっくり言った「カ イ カ ン」このシーンほ映画の見どころで、その場面を強烈に覚えている。
そしてラストは、目高組を解散し、女子高生に戻り、セーラー服姿て都会の街を一人歩いていると、おもちゃの機関銃をもってバン バンと撃ちながら遊んでいる小さな子供達にで会う。彼女は、子供達に応えるように指で、銃のマネをしてバン バンと子供達と遊ぶ。暫くして立ち止まり後ろ姿の彼女が振り返る。そこは地下鉄の通気孔なのか、風が吹上げセーラー服のスカートが太ももあたりまでなびく。
そしてテーマ曲、薬師丸ひろ子が歌う夢の途中がはじまる「さよならは別れの言葉じゃなくて再び会うまでの遠い約束 ♪♫♪♫」エンドロールか流れ、僕達は最後まで歌を聞き映画館が明るくなるまでスクリーンを見ていた。
見るまでのワクワク感と見終わったあとの満足感、あの時の「純」な気持ちを今も少しだけ憶えている。
セーラー服と機関銃は、私にとって青春と言う門を通り抜ける前に見た映画。私の青春時代に何らかの影響を与えてくれたと思います。
薬師丸ひろ子さんが主演した映画
探偵物語、Wの悲劇、メインテーマ、里見八犬伝
映画館に見に行き楽しみました。
🍚私の昭和の一コマ