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2025/1/1 ペルーで入院した話(12/30)
※おなか壊しまくることになるのでお食事しながら読むのはおすすめしませんm(_ _)m
リマからクスコへ向かい、到着したら間伐入れずにマチュピチュ村へ向かう旅程。
おなかの調子は相変わらず。
Aちゃんはリマ空港の「LISTO!」でハムチーズサンドイッチを購入していたが私は食欲が湧いてこない。
というかおなかに入れるのがこわい…。
ラウンジでメロンとぶどうを少しつまむ。
この頃から身体の中のにおいに既視感(既臭感?)が。
ウズベキスタン旅行の際も嘔吐と下痢をして一緒に旅行していたSちゃんに心配をかけたのだがそのときと同じ感じ…。
ウズベキスタンのマントゥ(餃子みたいなもの)のにおいが胃に充満している。
ウズベキスタンでは油が合わなかった(と思っている)。
そのときはマントゥが消化できずに気持ち悪くなっちゃったんだな、と結論づけていた。
(ちなみにマントゥはとってもおいしくて、ぱくぱく食べられた。だから食べ過ぎだったのかな?とも。)
ペルーの旅ではマントゥは食べていない…!
それなのにマントゥの味の匂いが込み上がってくる。
これは1回吐いたほうがいいだろうな、など思いながらクスコ空港に到着。
前評判通り空気が薄い。
少し斜面を歩くと息が上がる。
クスコ空港でトイレに籠ってたらUberが早めに着いてしまって、合流できずちょっと料金を取られるようなハプニングも発生。
電波が悪くてUberがそろそろ到着しそうという連絡をキャッチできずこもっていた。申し訳ない…。
その後Uberと合流し、クスコのホテルへ。
こちらにスーツケースを預け、バックパックのみでマチュピチュ村へ向かうこととなる。
マチュピチュへはインカレイルでチケットを取り、オリャンタイタンボまでバスで、その先は列車で行く行程。
先人のみなさんのブログを元に自力手配した。
バス乗り場がどこかわかりますか?とホテルのおじさんと娘さん?なのか姉妹に尋ねると妹さんが着いてきて!とのこと。
案内してくれるみたい、優しい〜。
現地の人はさすが住んでるだけあってさくさくと坂道を登っていく。
着いていくので精一杯、息が上がる。
無理せずほどほどに着いて行くとお姉さんが待っていてくれる、優しい〜。
するとバンのようなバスがゴロゴロ停まっているところに到着。
オリャンタイタンボまで行くぞ!的な雰囲気が漂っている。
あれ〜事前に調べてたバス停となんだか違うなあ。
お姉さんが「◯◯ソルよ」的なことを言ってくる。
バンのおじさんたちも値段を言っている。
はて、私たちが手配したチケットにはバス代も含まれているはず…。
なんだか違うみたい、このチケットを持っているの、とジェスチャーと表情で伝えるとお姉さん「ああ!」と言った表情。
どうやらここは事前予約なしでオリャンタイタンボまで送ってくれる鉄道会社とは別のバンのたまり場だったみたい。
多くの観光客はチケットなしで来るからあなたたちもそうだと思ったの、ごめんね、とお姉さん。
いやいや大丈夫〜っ、と身振り手振りで伝えてインカレイルのバス停へ。
この先にあるよ、と教えてくれてお姉さんとはお別れ。
なんて優しいの…!
それにしても歩くだけでゼーハー。
道端でポップコーンを売りながらそれを食べてるおばあちゃんとか、ごはんに何かかけたものをその場で食べる屋台みたいなのとか気になるものがいろいろあったけどとりあえずバス停まで来た。
この道中、子どもたちがたくさんいるエリアを通過したときにMA-1の左ぽっけに手を突っ込まれた気がしたけれど、ごめんね、何も入れてない。
おや、と思う出来事はペルーの旅行でこのときだけだったな。
バス停もわかったことだし、と近くのカフェでお昼ごはん。
朝からほとんど食べてないしおなかもすいてきた。
相変わらずおしっこと下痢が一緒に出るような状態だけど頻度はナスカから戻る長距離バスのときよりはマシ。
クラブハウスサンドとAちゃんの大好物ヌテラトッピングのワッフルを注文。
クラブハウスサンドは半分こした自分の分は食べられた。
ワッフルは4分の1は食べられた。
これからトイレの付いてないバンに乗るからね…。
しっかりとトイレも済ませていざ出発。
1時間半くらいの道のり。
過ぎていく景色がダイナミックで見飽きない。
山の荒々しさ、丘の流れていく感じ、その中にある生活の営み。
家の上に何かが乗っているのが見えた。
なんだろう?
一軒家の家には乗っている確率が高い。
何度も目を凝らしているうちにそれが2匹の牛だとわかった。
対になって屋根にいるなんてシーサーみたい。
次の日マチュピチュのガイドさんに尋ねたところ、やはり牛の像で、魔除けの意味があるんだそう。
本当にシーサーみたい!
親近感が湧く。
バンはゴトゴト山道を行く。
同乗しているインカレイルのガイドさんが、もうすぐフォトスポットですよ、と言うので車の中から写真撮らせてくれるのかな?と思ったらしっかり停車。
山の中の絶景スポットで少し休憩。
すごく高い場所。空気が澄んでいる。
写真を撮ってもらったあと、Aちゃんと「やっほー!!」と叫んでみたけど山びこはいなかった。
アルパカの毛で織られたというスカーフやマフラー、セーターが売られていてどれもかわいい。
デザインも素敵だし、触り心地もとっても良い。
子ども用のセーターに目が留まってしまった。
かわいいい。
甥っ子に買っていこうかなと思い、いくら?と聞き、うーんと悩む。
いくらだったら買うんだい、このスカーフと合わせてこの値段だったらどうだい、とおばあちゃんがグイグイ来る。
マチュピチュ村にもいろいろあるかな…など悩んでいるとバンが出発するぞー、と。
うわああ、どうしようかな、としているとおばあちゃんがグイグイ。
ああ、もう車が出るから、という素振りを見せたら車は大丈夫だ、放っておけ!と。笑
いやいや大丈夫じゃないよ、あれに乗らないと困っちゃうという問答をしていたらディスカウントがいい感じにはまったので結局購入。
あとから考えてもあそこで買えて良かった!
モノとの出会いも一期一会ですね。
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またバンが走り出す。
ゴトゴトゴトゴト山道を駆けていく。
幸い私のおなかはおとなしくしてくれている。
Aちゃんにもらった正露丸が効いているのかな。
山を越え、谷を降り、また山を越え。
けっこうハードな道のりを経てオリャンタイタンボに到着。
オリャンタイタンボの駅前の商店をぶらぶら。
ここでAちゃんはコカキャンディーを調達。
コカの葉が高山病に効くらしく、現地の人たちは直接葉を口に含んで喰み、唾液と混ぜて化学変化を起こしているそう。
ほかにもコカグミやコカチョコも売っていた。
待合所みたいなところで待機しているうちにホラ貝の音やインカっぽい音に合わせて列車への乗り込みがスタート。
お祭り騒ぎで乗り込んでいく。
マチュピチュに向かうんだなって雰囲気に素直に飲み込まれて気分も上がる。
列車は1番安い車両にしたけどとてもきれい。
上はガラス張りになっていて空が見える。
大きな荷物はここに置きなさいと半ば強引な誘導。
電車が動き出す。
その後15分くらい経った頃、インカっぽい音が電車に鳴り響く。
なんだろう??と思っているとインカっぽい服装の男性と女性が現れて劇が始まった。
流れてくる音声(スペイン語)に合わせてお二人がお芝居をする。
あれっ?演じてるのさっきまで誘導してたガイドさんじゃん??
すごい、オリャンタイタンボまでのバスガイドもするし、電車の中も面倒を見るし、アトラクションもする。
何ならこのあと車内販売もする。
マルチに大活躍。
スペイン語の音声が終わった後、お二人は着替えに。
その間、英語でも音声が流れていた。
さっき強引に大きい荷物はこっちにと誘導されたのは電車の中を縦横無尽に駆けるからだったのね、と納得。
ペルーのおもてなしの力を見た。
マチュピチュに向かうに連れて雲が厚くなっていく。
マチュピチュ村に着く頃には雨が降り出した。
ホテルの人が迎えに来てくれているはず、と電車を降りて探すが見つからない。
2つ日本人の名前があったけど私たちのものではなかった。
が、そのうちの1つが実は私のものだった。
booking.comの私の登録名が漢字だったばかりに、読みが違う名前になっていたのだ。
苗字も名前も。
これは私の落ち度…。
しかし気づかずに自力で宿に着くと予約がないと言われる。
ここでピンと来た。
あの名前、私のだったんだ!
マチュピチュを案内してくれる日本語が話せるガイドさんが事前打ち合せに来てくれていたので説明し、仲介を頼む。
なんとかホテルが認識している名前と私を同一としてもらえた。
しかし今度は新婚旅行だと思ってたからダブルベッドの部屋になっているとのこと。
ツインの部屋が準備できなかったらほかのホテルを紹介すると。
ツインの部屋を予約したはずだけど、新婚旅行だとダブルになっちゃうのかい、と思いつつそこまでしてくれるのはありがたいと待っていたらツインの部屋を調整できたと言ってもらえてひと安心。
ガイドさんと明日の出発時間を確認して、お部屋にチェックイン。
早速夜ごはんを食べにいくことに。
評判の良さそうなレストランがホテルの近くにあったので向かうと、今日はもう店じまいとのこと。残念。
勘に任せてぶらぶら。
レストラン前にメニューが置いてあるのはありがたい。
私たちのお目当てはチュペ・デ・カマロネスというスープとパパ・ア・ラ・ワンカイーナというじゃがいも料理。
ここまでまだ遭遇できていないペルー料理だった。
レストランのメニューを見ているとチュペ・デ・なんとか(Google翻訳してもわからず…)を発見!
きっと何かのスープだろうね、いいね、とメニューを見るとアルパカも発見!
Aちゃんがアルパカ食べてみたいということでここのレストランにしようか、と。
ボーイのお兄さんに試しに「パパ・ア・ラ・ワンカイーナはありますか?」と聞くと「ないけど努力します」(Google翻訳)とのこと。
それじゃあお願いしようか、と入店。
ここまでのペルー旅の食事の量が多いことと、私のおなかが万全ではなかったので注文を再度吟味。
するとボーイのお兄さんがパパ・ア・ラ・ワンカイーナできるよ、と教えに来てくれた。
メニューにないのに、優しい…!
スープはほかでも飲めるかもしれないね、ということでパパ・ア・ラ・ワンカイーナとアルパカを注文することに。
ほどなく料理が到着。
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ステーキはパスタ付き
パパ・ア・ラ・ワンカイーナは私には味付けが辛く、あああごめんなさい、胃が刺激される…と撤退。
そしてアルパカはレバーのような鉄分の濃ゆい味がして胃がバクバクし始める。
ちょっとこわいかも…となり、味見程度で撤退、せっかく作っていただいたのに申し訳ない…。
私の分もAちゃんがしっかりと食べてくれました。
ホテルに帰ってお風呂に入ってからがさあ大変。
またトイレの往復のスタート。
刺激物と食べなれないもので胃を驚かせてしまったのかもしれない。
マントゥの匂いが込み上げてくる。
吐きたい。吐けない、気持ち悪い。
おしりからはピューピュー。
人間から出る最も大きい音では?という音を打ち鳴らしながらトイレにこもる。
トイレから出る、ベッドに座る、まずい、とトイレに向かう、吐こうとしてみる、吐けない、おしりが悲鳴をあげる。地獄絵図。
幸い、Aちゃんは耳栓をして寝ており私の騒ぎには気づかず寝てくれていた。
指をのどにつっこんで吐こうとしてもあと一歩のところで吐けない。
気持ちが悪くて横になれない。
気持ち悪さに向き合いたいのにおしりからは解放しろと便器に座ることをせっつかれる。
その繰り返しを何度行ったかわからないが気持ち悪さが少し遠のいたすきに束の間睡眠。
気持ち悪さで起きてトイレへ行き、便器とお友達になる夜を過ごした。
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