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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と付き合っていく為に、わたしが心がけていること

こんにちは、たまさんです。

わたしは「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」という、婦人科系の持病があります。

「持病」と書きましたが、実際のところ、持病というよりは「体質」に近いです。
子供のころから症状があるのと、親族に似た症状の人がいるので、おそらく遺伝的な体質です。あまり知られていませんが、海外では「PCOS(ピーコス)」と呼ばれていて、割と一般的に認知されています。

主な症状については、こちらの漫画が上手くまとまっています。

わたしの場合、程度が軽いようではあるものの、生まれてこの方「自然と毎月、生理がくる」という状態を経験したことがありません。今は低用量ピルを服用することで対処しています。
この体質は放置して悪化するたぐいのものでは無いそうですが、糖尿病リスクが高い状態になる為、「低用量ピルで対処できてるから良いや」と思わず、色々なケアをしています。

今回は私がこの体質とどう付き合っているか、どんなことを心がけているかまとめます。

インスリン抵抗性を自覚して、糖質を摂りすぎない

一説によると多嚢胞性卵巣症候群は、インスリン抵抗性(インスリンが効きにくい体質)が原因と言われています。

インスリンは血糖値を下げる働きがあるのですが、インスリンが効きづらい体質の為、そもそも血糖値が上がりやすい(&スパイクしやすい)し、スパイクした後にインスリンが沢山出てしまうので、その後低血糖にもなりがちです。

インスリン抵抗性を高める為には、体脂肪率をへらすのが有効と言われていますし、糖質を摂りすぎない(完全に抜く、ではなく、質を気をつけながら、あくまでtoo muchにならないようにする)ことも勧められたので、なるべく気をつけています。

良質の脂質を積極的に摂り、タンパク質は不足しないようにする

少し古い記事になりますが、尾崎紗代子さん(通称 おさよさん)というモデルの方が以前、多嚢胞性卵巣症候群について書かれていて、良質の脂質とタンパク質で症状の改善が見られたとのことでした。

彼女以外にも、「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」の作者であるDave Asprey氏の奥様も多嚢胞性卵巣症候群で、良質の脂肪・タンパク質の摂取で症状が改善したと記載されていました。

これだけで改善するかは人それぞれですが、わたしの場合、良質の脂質(MCTオイルとか、時々グラスフェッドバターとか)をある程度の量確保することを意識しはじめてから、体調がぐんと良くなりました。

良質の脂質を摂っていると、脂っこいもの、たとえば揚げ物とかジャンクフードなど、血糖値を爆上げしそうなものを食べたい欲が、スッとかき消えるんですよ。そういう意味でも、良い脂質は上手く使えば、強い味方になってくれます。

ちなみに、何人かの女性から、「オメガ3の油(あるいはサプリ)を摂りはじめてから、PMS・生理痛がすごく改善した」という話を聞きました。
わたしはPMSも生理痛もほとんどない体質の為、検証できないのですが、悩んでいる方はぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

なお、タンパク質については、元々意識的に摂っていますが、「大量にとる」というより「適量確保する」程度で十分なようです。
わたしは体重あたり1g(60kgの人なら60g)を確保することだけを意識しています。
タンパク質の大量摂取は血糖値をあげてしまうので、その点でも闇雲にやらないようにしています。

食物繊維・ミネラルサプリメント(特に、マグネシウム・ビタミンD)を摂る

食物繊維は血糖値を上げづらくする効果があるため、積極的に摂っています。きのこ類・野菜を日常的に沢山食べています。

また、ミネラルについてですが、インスリン抵抗性はマグネシウム不足・ビタミンD不足が原因の一つと言われています。

こちらのサイトによると、マグネシウム・ビタミンD以外にも、亜鉛やクロムも積極摂取したほうが良いとのことですが、亜鉛はどうしても飲むと胃が気持ち悪くなってしまう為、少し様子を見ながら取り入れようとしています。(手元にはあるんだけど、粒が大きすぎて、飲むの躊躇してます・・・)

おわりに

多嚢胞性卵巣症候群はストレス・生が原因で発症する方も多く、太りやすく痩せにくい体質にもなりがちな為、悩み深い体質です。全女性の8〜10%ぐらいは持っている体質だそうですが、意外と知られていません。

わたしも以前は、この体質をすごく恨んでいて、「普通の人は毎月何もしなくても月経が来るのに、どうしてわたしは・・・」と思っていました。そう思っていたことも、「毎月こないの楽じゃん」と言われてしまうので、誰にも言えませんでした。(実際そうでもない、毎月のデトックスの機会がないんだから、体が重だるくなります)。

でも、重ね重ねになりますが、これは「体質」です。体質である以上、これはわたしという人間、わたしという女性の一部なんだな、ということで、ただただ恨むだけではなく、「上手く付き合っていこう」という考え方に変わりました。

もし今後、妊娠・出産する機会があるとしたら、更に上手く付き合っていくことが求められますが、現代医学の助けを上手に借りながらやっていこうと思っています。

最後に、同じような症状に悩んでいる方は、産婦人科に行けば血液検査で簡単に分かるので、ぜひ一度検査に行ってみてくださいね。「生理が飛びやすいので、ホルモン値の検査をしたいんです」と言えば大丈夫です。

少しでも参考になりますように。


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