
3.iDeCoにかかる手数料は?
加入時・運用期間中・受取り時
iDeCoは専用の口座を金融機関等で開設して運用指示と管理を行います。
選択した金融機関とは長い付き合いとなるため、手数料の安さに加えて、サポート体制、運用商品の品揃え、ウェブサイトの充実度合い、ポイント付与サービスなど他の付加価値も考慮に入れて検討しましょう。
iDeCoは、加入時、運用期間中・給付金受取り時の3段階での手数料と、口座を開設した金融機関に対する運営管理手数料、運用商品の信託報酬、その他の特別な場合(金融機関変更、掛金の還付時)に手数料がかかります。
新規加入時・企業型DCからの移管時の手数料、口座管理手数料は、どの金融機関を選択しても差がありません。
金融機関により異なる運営管理手数料が0円であること、信託報酬率の低い運用商品を選択することが大切ですね。
長期の投資において、これらの手数料支払いが積み重なると運用益を食い潰してしまいます。
国民年金の未納月は注意
なお、iDeCoは公的年金の上乗せという位置付けなので、国民年金保険料が未納の月は掛金を拠出できません。該当する月のiDeCo掛金が銀行引落としされたとしても、後日、還付事務手数料が差し引かれて還付されます。
まれなケースだと思いますが、国民年金保険料をうっかり未納のままで、iDeCoの掛金だけを拠出することがないように注意してください。
また、国民年金は過去の保険料を後から納付(追納)できますが、iDeCoの掛金は追納ができないことにも注意が必要です。
このほか、将来の老齢給付金の受け取り時は、その都度、給付事務手数料(おおむね440円)が差し引かれます。年金で受け取る回数が多くなれば、その分、手数料負担も大きくなってしまいます。

(注)信託財産留保額は、スイッチング時(商品を変更)に発生する支出で投資信託の解約により全体の資産が減少することで投資効率が悪化することの補てんとして差し引かれてファンドの純資産に含められる
★重要★ 管理運営手数料が0円で商品の品揃えが多い金融機関、信託報酬が低い商品を選択しよう!