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白と黒の美 雪の彦根城を行く!
今年も、漸く、本格的冬がやってきましたね。温暖化で溶ける氷の世界で、子供を連れてお腹を減らせてさまようホッキョクグマの姿に心痛むので、ほぼNO暖房の息が見える部屋で書いている筆者です。
雪かきにご苦労されている地方の方には申し訳ないですが、数年に数日、雪が舞う程度の関西に住んでいると、雪への憧れが止まらないのです!というわけで、関西からは経験上電車が止まらない彦根城へ行って参りました。寒かったです。
彦根にたどり着けるのか?
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手書きの赤丸3つが、関西の三都になります。ここから電車で、地図の右端に見える琵琶湖沿岸の赤矢印で指示した”彦根”へ向かいます。関西人の経験上、大雪の影響で止まることが多いのは、彦根の次の米原から先と、オレンジでマーカーした琵琶湖西岸の湖西線の近江舞子⇔近江今津間なのです。つまり、彦根までは結構な確率で、天候不順の際もたどり着けることが多いのです。
*時折、彦根手前の近江八幡で止まってしまうこともありますのでご注意
雪は積もっているのか?
彦根城はライブカメラがないので、そもそもの目的の雪が積もっているのかが分かりにくいです。筆者のおすすめは、twitterです。話題ではなく、最新の項目をチェックしてくださいね。雪がゼロの大阪を不安に通り過ぎ、京都で少しの積雪を見て安心するも、すぐなくなります。そして、来たー!!守山辺りから、急に大雪地帯に入ります。ここからはずっと雪景色が車窓に続くことになります。
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彦根駅にとうちゃーく
電車から降りようとして、ビックリ。扉前まで積雪していて、ズボッとなります。駅員さんが、雪かきをしてくださっていました。カメラを構えていると、我々がいて大丈夫ですか?と聞いてくださいました。どうぞどうぞ、ぜひ入ってください。最近、鉄道ファンに迷惑を掛けられているニュースを見るのに、なんてお優しい。鉄道運行のために、地味でしんどい作業をしてくださる鉄道マンの姿、尊い。
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駅前から、もう雪国でした。
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雪の中にできている幅ひとり分のツルツルの道を歩いていきます。彦根城が見えます。
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目と鼻が飲食店らしい
護国神社で、英霊にお詣り
日本人はここでご挨拶してから、彦根城へ行きましょう!日本の領土を侵犯中の両国の観光客が、賽銭もせず、写真を撮っていました。何も知らず旅する国民性に、失望を新たにするばかりです。
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彦根城へ登城
中堀の樹木が美しかったです。
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対岸の雪のコートをまとった桜も美しいですが、こちら側の松は”いろは松”と呼ばれる景観重要樹木で(筆者も初めて耳にした単語です)で、このこも巻きも彦根城の冬の風物詩の1つとなっています。
二代当主直孝の時代に植えられ、「いろは」の文字数と同じ47本の松があったことが名前の由来と言われています。現在は、植え替えられた松もありますが、300年以上を越える松を含め32本が堀沿いに整然と並んでいます。
普段の彦根城は、表門、黒門橋、大手門橋から入城できますが、1本の道を雪かきしてくださるだけで大変なご苦労なので(ありがたいことです)、この日は表門だけが通行可能でした。
中堀を渡って、佐和口へ向かいます。
雪のなか、大変でしたので、ここより少しだけ有料にします。申し訳ありません。
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