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5年ぶりの海外夏休み〜ハプニングと主の守り

 先週、私にとっても私たち家族にとっても2019年以来5年ぶりとなる海外で夏休みを過ごしてきた。
 旅行会社に長年勤務しているため、国内外を問わず、また公私問わず様々な所に行かせて頂いた。現在はコロナによる渡航制限が撤廃され、同居の孫たちも小学校中高学年になり、きっと旅の思い出は一生残るだろうとの思いから今回はプーケットのビーチリゾートでの滞在を決めた。
 旅行記的なことを書いた方が多くの方に読まれるかもしれないのだが、当noteの主旨ではないので、主なる神がして下さったことと信仰的なチャレンジについて書いてみたい。(前半は旅行記っぽい💦)

順調かつ思い出深い日々

 日曜日の教会での奉仕を終えて、そのまま成田へ直行。コロナ前はタイ航空がプーケットまで直行便を飛ばしていたが、現在はアジア各地を経由しなければ日本からは行くことができない。
 いかに安く日曜日の奉仕に支障ないスケジュールで行けるフライトがないかと探した結果、あまり日本人が利用していない香港航空がピッタリであった。
 香港は中国返還前、私が初めて海外添乗で行った思い出の地でもあり、7〜8年前に妻を連れて行って香港粥と本場の飲茶に彼女が病みつきになった場所でもある。
 夕方成田を発ち夜香港着。そのまま空港内のリーガルエアポートホテルで一泊し、翌日夕刻のプーケット行きの便まで飲茶を堪能、旺角の女人街を歩き、ビクトリア湾をスターフェリーで渡り半日香港を満喫した。

香港からプーケットへ
女人街
飲茶の倫敦大酒樓
スターフェリーからビクトリア湾を臨む

 なんだか本当に旅行記になって来たな😅

プーケットへ

 2日目の夜無事プーケットに到着。翌日は妻と娘が泊まりたかったタイ資本の老舗リゾートホテルに4泊である。
 夫婦とも定年を過ぎ、再雇用で働かせてもらっているが(感謝!)、40年以上地道に働いて来て子供達も大人になり、故あって娘と彼女の子供たち(孫たち)と同居している今、こういう非日常があっても良いだろうと思いつつの夏休みである。
 それにしても機内も空港もホテルも街中も見事に日本人がいない。
 中国系(香港人?)、アラブ首長国連邦人、ロシア人ばかりである。おかげで孫たちはそれらの子供達とプールであっという間に友達になり何時間も遊ぶという得難い体験をした。それをプーサイドで眺めながら、子供のうちは何人とか全く関係なく仲良くなれるのに、大人になり政治が絡むと何故仲良く出来ないのかと考えてしまう。
 イエスは幼子を呼び寄せて言われたのだった。

多国籍フレンド

 それにしてもタイの人はどこで会う人も優しい。かつて何度もバンコクや東北部のウボンラチャタニに行ったが、皆誰もが「微笑みの国」と言われるその通りなのだ。
 コップンカー😊🙏

絶品のフルーツ
部屋からの眺め
ピレイラグーン
プーケットタウン
プーケットタウン

 そんなこんなでたくさんの楽しく得難い体験と思い出作りをさせていただき、いよいよ最終日となった。

突然のチャレンジ

 フライトが21時と遅いため、それまでプーケットならではの体験を午後から組み入れた。それは象乗りトレッキングと、トラを触るという体験である。

しかし朝食の時、普段たくさん食べる上の孫の食欲がない。午前中部屋でのんびりさせれば元気になるだろうと休ませたが、出発の車に乗ってもぐったりしている。楽しみにしていた象にも乗りたくないという。
 かろうじてトラの赤ちゃんとの触れ合いは楽しむことが出来たのだが…

タイガーキングダムでのベビータイガーとの触れ合い

 帰国のため空港に着いたものの、グッタリは収まらないどころか、チェックインカウンターの前で嘔吐してしまった。さすがに地上係員は目ざとく見つけて、心配そうに

Are you okay?

と声をかけて来た。その時は

She's just tired. It's ok.

 と言ってチェックインは済ませたが、搭乗ゲートに入ってからも一向に良くならない。
 搭乗開始の列に並んでも立っていられないのを見て、地上係員からいよいよストップが掛かってしまった。

In this condition, you will not be allowed to board the aircraft.

 結局、娘が付き添いで残ることになり、私と妻ともう1人の孫の3人で帰国することになってしまったのだ。
 もうファイナルコールだったので慌てて海外旅行保険の証券を渡して使い方を娘に説明、モバイルバッテリーと充電器を渡して、後ろ髪を引かれる思いでプーケットを後にすることになったのだ。

深夜の香港乗り継ぎ待ちで

 香港航空には機内wifiが無く、夜中の2時に香港に着き、直ぐにLINEを確認。通話にすると、東京海上日動の24時間海外旅行保険日本語デスクの差配で、プーケットで一番良い設備の病院の、何と個室に入院させてもらっていることがわかった。

 香港航空の地上スタッフの方々は皆親切で、タクシーまで車椅子を押して下さったという。
 病院の設備は5つ星ホテル並みで、付添人のベッドもシャワーもあるという。まだ孫はぐったりしてはいるというが、採血をして点滴をしており、翌朝結果が出るということだった。
 その時、私も妻も大きな恐れに襲われていた。娘は気丈に振る舞っていたが、内心は同様だったのだと思う。普段風邪もひかない子が、ぐったりして物が食べられない。
 もし命に関わるような病気だったら…という恐れである。その時、最近自分がオンライン礼拝や、教会の成人科クラスで取り継がせて頂いているメッセージが蘇って来たのだった。

「向こう岸へ渡ろう」マルコ4:35〜41

 船が沈みそうになる大嵐にイエスは眠っておられる。弟子たちはパニックになりイエスを慌てて揺り起こす。そこでイエスは大声でガリラヤ湖の波風を叱りつけた。
「沈まれ!黙れ!」

 これは7月7日にささげたバルナバ・オンラインエクレシアのメッセージ箇所である。

「水の上を歩くイエス」マタイ14:22~33

引用は25節以降

「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」

 この個所は帰国翌日の朝、日曜学校成人科クラスで学ぶ予定の御言葉であるから、プーケット滞在中に予習をしていたところでもある。
 イエス様が共におられることを忘れると、イエス様から目を離すと、私たちは恐れに支配されてしまうのだ。
 日曜学校の結論の聖句はこれである。

信仰の創始者であり完成者であるイエスから、目を離さないでいなさい。

ヘブル12:2

 このことを思い出したのである。思い出すことが出来た時、一気に平安が私を包んだ。そしてLINE通話で家族全員でイエス様を信頼してお委ねする祈りをささげたのである。

旅の結末

 翌日の午後、香港航空は成田に到着した。直ぐに娘に連絡をすると、熱は下がり退院許可が出たとの知らせが。検査の結果特に病気は見つからず、普段と違う環境で長く過ごしたので疲れが出たのだろうとのことであった。
 病院には24時間営業のコンビニ、スタバまであり、至れり尽くせりだったそう。治療費用と孫の航空券代は保険で賄えるし、1日遅れの同じ便で孫と娘は無事帰国したのであった。
 普段は限定公開なのだが、私が帰国した翌日の成人科クラスの動画を共有させて頂ければ幸いである。この記事に書いた内容も少し入れている。

 全てを益として下さった主に全ての栄光と誉を‼️

*文中の聖書引用は全て以下の通り。
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会 許諾番号4-2-3号

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